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別室に連れて来られたアルベリッヒは、
「この野郎!!」と言わんばかりの目付きで、だが焦りの汗が滝の様に吹き出し、壁に背を張り付けながらドルバル教主の言葉を無言で聞いている。

「仮にも上司を人身御供に出すとは…
中々に見上げた根性。
気に入った。」

場面は飛んで、別室でティータイムを取る神闘士の面々。

だが、離れた部屋にも聴こえて来るアルベリッヒの悲鳴に、皆顔面蒼白で…

「凄い叫び声だな………」

「あの巨体ではモノもさぞかし………」

「アイツ…大丈夫かな………」

「だが…正直助かった………」

ドルバル教主の下腹部を想像し身を震わす。

突如!

「アメジストシールド!!!」

アルベリッヒの大絶叫が!

その大絶叫に皆口を付けていた飲み物をブフォ!と吹き出す。

吹き出した飲み物で顔を濡らした神闘士の面々。
ジークフリートを筆頭に

「アイツ!何て事をっっ…!!」

と、事が行われているだろう皆が部屋に走る。

先頭のジークフリートがドアを乱暴に開け放ち、

「アルベリッヒ!!貴様っっ…………!!」

と、声を荒げるが、

ドーン!!と目に入った目の前の、
アメジストの中に封じられた、明らかに腰を掴んでいただろう両腕の形に、快感からのニヤケ顔をさらしながら、活きり勃ち聳え勃つモノに言葉を失う…。

皆が一斉に、

「デ…デカイ………」

余りの光景にそれしか言葉が出ない様だ…。

だが、相手は教主様。
我に返ったミーメが、ハァハァと呼吸をする床にへたり込んだアルベリッヒに、

「何て事をしてくれたんだ!」

そちらを見ずに指だけ差して怒鳴る。

「だって…だって…」

最早アルベリッヒは心身共に崩壊か!?

(T□T)←こんな顔をして「だって、だって」と繰り返す。

少し冷静さを取り戻した神闘士の面々は、教主様にしでかしてしまった事の重大さに頭を悩ます。

が、
ピキピキと音を立てアメジストに皹が入ると、

「ウワーハッハ!!こんな物屁でも無いわ~!!」

と、ドルバル教主がアメジストを割って飛び出して来た。
そして、

「おお。皆来ておったのか。折角なので皆相手をしてやろう。」

と、相変わらずドーン!!と聳え勃たせながら仁王立ちをするその姿に、
皆一斉にザッ!!と尻込みをする。

一番前にいたジークフリートをグイグイ後ろから押しながら、シドが

「ジークフリート!お前が行け!勇者の姿を見せてやれ!」

「だっ黙れ!お前こそ行け!」

後ろに居るシドの肩を掴み自分の前に押し出そうとする。

皆が慌てふためき、あたふたする中、コソコソと四つん這いで逃げようとするアルベリッヒ。

先程の美しい自己犠牲の姿は何処へやら?
皆「お前が行け!」と醜い押し付け合いを繰り広げ、
逃げようとするアルベリッヒに気付いて
「逃げるな!アルベリッヒ!」と、騒ぎ立てる始末。

業を煮やしたドルバル教主が、

「まとめて可愛いがってやるわ~!!」

と、絶叫すると、
アスガルドの戦士達、8人の悲鳴がアスガルドの大地に木霊しました。

お終い

一方その頃もう片方のアスガルドでは…

「お姉様、ハーゲンは何処?」

「さぁ…、ジークフリートもいませんね…」

突然の事で戸惑うヒルダ様とフレア様。

…の前で、

「生まれて来て良かった」
「天国」

と、ハートとお花を撒き散らし嬉し泣きをするロキ、ウル、ルングの姿、
この世の春が訪れておりました。

お終い




「ほほう…。」

ドルバル教主は興味深げな声を漏らす。

アルベリッヒの一言一言を、青筋を立てながら体を我慢のせいで震わせながら背中で聞いていたジークフリートは、

やや顔をアルベリッヒの方に傾け、引き吊った口角上げながらジト~とした目付きを件の人物に向け、

「アルベリッヒ………。」

感情を噛み殺す様な小声で短く名を呼ぶ。

目は口程に物を言うとはこう言う事なので有ろう。

(お前、そんな事言って良いのか!?
お前、どんな目に合わされるか分かってるのか!?
俺は自重せんぞ?
泣いても知らんぞ?)

今度から声が出ん様になろうが、搾り出す乳白の体液が尽き様と容赦無く突き上げ叩き付けるぞ?と、以心伝心。

あ、すいませんm(__)m
声が何だ液が何だってのは私が勝手に付け足しましたm(__)m

そんな威嚇を見せるジークフリートにアルベリッヒは、顎を上げ、見下す様に目を向け、小馬鹿にした様にフンッと鼻を鳴らし、

「何を仰います。部下が酷い目に合わされるのを黙って見過ごす隊長殿ではあらすまい。

自ら率先して部下の代わり盾になろうとするアスガルドの勇者で御座いましょう。」

アルベリッヒの返答にジークフリートの沸き上がる感情は限界を越えた。

バッ!!と立ち上がり、我こそはと右手を胸にあて

「アルベリッヒの言った通りです!!
このジークフリート!喜んで教主様に身を捧げましょう!!」

ドルバル教主に言い放つ。
ジークフリートの精神はプッツリいった。やけくそにも程がある精神状態だ。

そんな力んでフルフル震え、一気に捲し立てた為に肩でハァハァ息をするジークフリートの前に、ズイッと盾になる様に立つ者が一人…。

「いいえ!我等の柱となる隊長の身にもしもの事が有っては…
このシドを枷にお選び下さい!」

「シド…。」

ジークフリートは驚き、その身を呈した人物に呟く様に声をかける。

「ジークフリート、お前は大事な役目がある…。ここは俺に任せてくれ…。」

そんなシドの鶴の一声を皮切りに、

「シドがそう言うのならば、このバドも黙ってはいられまい!」

「いえ!枷の役目、このハーゲンにお言いつけを!教主様に身を捧げる覚悟!何時でも出来ております!」

「フッ…、ならばこのミーメも黙ってはおれぬな…。」

「いや!このトールめに!」

「何だか分かんないけど俺やる!」

両拳を握り一生懸命なフェンリル…
滅茶苦茶可愛いかったですぅぅぅ(*´ω`*)

我も我もと声を上げる中、
これで自分には回って来ないとしてやったりとニヤニヤ傍観するアルベリッヒ。

「よし!決めたぞ!」

ドルバル教主は声を上げ、その人物の腕をガシッ!!と掴む。

「は?え?は?何故…!?」

と、疑問を口にしながらドルバル教主に引き摺られ部屋を出る人物を皆シーンとなり、その様を見送る。

続く


いざ参る…

2017/03/06

私のオリジナルでは有りません。

昔読んだ漫画のお話です。


ドゴーン!!
と爆音を鳴らしながら扉を開け、巨体の男が入って来た

「我はドルバル!
このワルハラの教主!オーディーンの地上代行者!」

突然の事に面喰らうアスガルドの戦士達。

そんな神闘士一同を列に並べ、ドッカリと玉座に座り、列の者達に頭を下げさせる。

自分は偉い!自分は絶対的存在!と、僕の神闘士達に言い放つと。

「我の命令に歯向かう事は許されぬ。
早速だが、我の今宵の枷を選ばせてもらおう。」

いやらしい低音のウッフッフと言う笑いに背筋が凍る。

しげしげと舐める様に顔を眺められる面々…
「冗談じゃない」と、なるべく目を合わさない様に顔を俯かせる。

そんな、これから何が起こるか…、と、言うよりも選ばれたくない一心が渦巻く中…

「よろしいでしょうか?」

顔を見せたくない一心で跪き顔を伏せる者達の中、

スッと立ち上がり声を発する者が一人…。

その者の正体は…

アルベリッヒ。

「何だ?立候補か?」

教主の目がギラリとアルベリッヒを捉える。

「いえ。折角でございますので、教主様がご満足頂けるお相手をお選び致すのがよろしいかと思いまして。」

すました表情で饒舌にサラリと答える。

「何を言い出すんだ!アルベリッヒ!!」

皆の内面がざわめき出す。

そんな焦る面々を気にもせず、ドルバル教主は

「ほう。
して、その者は?」

と、アルベリッヒに問う。

「はっ。
そのお相手を致すに最適の者は、
ジークフリートに他なりません。」

「ほう…。」

名を呼ばれたジークフリートの計り知れない程の焦燥を見せる。

そんなジークフリート等目にも止めず、

「誰よりも高い教主様への忠誠心。類い稀なる強さ。惚れ惚れする様な強靭な肉体。無尽の体力。
これ、ジークフリート以外に教主様のお相手は務まりまするまい。」

アルベリッヒは、隠れてる方の目も閉じてるのか?
瞳を閉じ、そんな事を本当に思っているのか否か、ウットリとした表情で饒舌に独り心地語る。
全く心にも無いのならば、この演技、相当な役者だ。

続く



「ん~?お前達もか。
ムウは…否、まずアルデバランが老師の横に並ぶのがシックリ来るな…。」

アイオロスは顎に拳を当て、舞台稽古を眺める舞台監督の様に並んだ列を見つめ、独り言を呟く。

バランさんと童虎さんが並ぶとシックリ来るなんて…
さてはロス兄さん金魂見てたな?ヒルダ様の宮殿でベッドに横になりながら…。

やはりアイオロスは交通整理のお巡りさんよろしく「ずれて、ずれて」と列を並べ直す…。

「後は…。」

もうアイオロスの独壇場だ。
王様誰だっけ???

王様だ~れだ?

「最早何も言うまい…。」ポソリ

返事して~?

「う~ん…、デスマスクとシャカが並ぶと二大亡者地獄で一大お化け屋敷だな…。
ここはこれで良し…っと。」

「さて…。

おっ!!
サガが第1の宮の守護者か!
これは誰も突破どころか次の宮に進めないな!」

「え~っと…、カノンが次の宮の守護者で…
凄いな!万が一敵がすり抜けても第1の宮と第2の宮でアナザーディメンションで行ったり来たりだな!
間違って天秤宮に飛ばさないでくれよ!ハッハッハ!」

「楽しそうだな…アイオロス…。」

「楽しいぞ!サガ!」

満面の笑みで本当に楽しそうにアイオロスは答える。

「これで、ひぃ~、ふぅ~、みぃ~…
ん?一つ多いな…
この時代には蛇夫宮は存在して無いからな…。

そうだ!
アイオリアは兄さんの宮で同居しなさい!」

「え…?
あ…!ちょっ…!ちょっと!兄さんっ…!」

アイオリアは有無を言わさずアイオロスに引っ張って行かれる。

「ハッハッハ!兄さんとアイオリアで最後の砦は鉄壁だぞ!」

それなら第1の宮が双子で難攻不落の鉄壁の護りで良かったのでは…???

アイオロスの始終を見ていたシオンが遂に我慢しきれなくなった。

「ちょっと!ちょっと!ちょっと!
皆だけで楽しんで狡いよ!
童虎迄一緒になって…!
私は!?
私も混ぜてよ!」

「誰も楽しんでなんかいないが?」と思う者がちらほら…あの辺やこの辺やその辺に…
結構いっぱいいる…。

「駄目!駄目!駄目!
こんなのは駄目!」

「やはり宮の入れ替えは無理がございましょう…。」

「そうなんだけど、そうなんだけどね!
私だけ仲間外れは酷いと思うんだよね!」

いやいや、今迄の貴方が一番酷いよ…。

…と、思った者もいるのかいないのか…
絶対いる!
…等と言う事は置いといて、

「寂しいから!
皆の護る宮は此処!
全員教皇の間で待機!」

やれやれ…と、呆れ返る面々だが、
十二宮に挑む敵もいないこの平和な今では、今度こそ散る事無く欠ける者無く全員が一ヶ所に揃うと言う事もまた良しと言う物でしょう。

永遠に続く笑いが溢れるゾディアックエクスクラメーション。

…だと思いたい…。
何せ、教皇の間に黄金聖闘士13人…。

絶対始まるシオンの暇潰し暴走…。

お終い

「え…、俺が悪いの…?絶対違うと思うんだけど…
それならムウとアイオリアにも言えよ…。」

「ん~!!
applerose!!」

「痛ぁ!!」

ミロのふわふわ金髪に真紅の薔薇が咲いた。

「うむ。何故だか『スコーピオンの針』では無く『スコーピオンの牙』スカーレットニードルもその薔薇で突き刺しまくれば良い。やはり問題無い訳だな。」

目の前の剣幕にも頭の天辺に薔薇が咲く間抜けな姿にも動じず一人納得しながらその二名に論ずるカミュ。

「え…?否、カミュ、それは………」

「教皇の間への階段の様に宮迄の階段に薔薇を敷き詰めて置けば相手が勝手にへばって動けなくなり、宮に来た途端にリストリクションをかけたも同然!
我が技に似た技は我が技も同然!だ。」

「いやいやいやいや!それ絶対違うと思うぞ!?」

「15発目に『アンタレス!』とか言いながら白薔薇を突き刺してやれば良いだけの話。
うむ!問題無いぞ。」

「「おいおい、おいおい…。」」

アフロディーテが努めて冷静を装おう為に、前髪を掻き上げ、一旦落ち着く…。

「百歩譲って…本当は微塵も譲れないが!…譲ってだ。
天蠍宮ではそれで良いと…本当は微塵も良くないが!…良いとしてだ…、ミロはどうする?双魚宮で………」

「逆の事をすれば良いだけの事。
『ロイヤルデモンローズ』と言いながらリストリクションをかけ、『ピラニアンローズ!』と言いながらスカーレットニードルを撃ち込み、『ブラッディローズ!!』と叫びながらアンタレスを撃ち込めば済むだけの事。
我が技に似た技は………」

「「それはもう良い!!」」

「またまたシンクロした…。やはり問題無い。」

一人納得し「うむ、うむ」と頷くカミュ。

「何か本当に問題無い様な気がして来たねぇ。
そろそろ観念する?王様の命令聞いちゃう?」

高みの見物とばかりにウキウキしたシオンが口を挟む。

「うむ。教皇の仰有る通り。
何も問題無い。とっとと入れ替わるのだ。」

「って言うかだね!何でそんなに入れ替わらせだがる!?」

「隣の宮がミロの宮だと嬉しいからだ。(キッパリ)」

「「な………」」

アフロディーテとシュラが絶句した。

散々気を使わせて迷惑を被らせて来た相手に何て事を…!!

…と、言うか…
筆者が趣味に走り出した…
これはヤバい…

「取り敢えずだ!
ミロの宮が私の宮の後ろならば!
弟子が何だと私情を挟まずに真剣に自宮を護って敵を全滅させて蟻一匹次の宮に通しはせん!」

「既に私情挟みまくってるだろう!」

黄金聖闘士一同(マイナス1プラス弟プラス教皇)の大合唱が起こった。
ゾディアックコーラスだ。

「筆者が趣味に走り出したならば、頼りは君だけだ。
その内筆者も趣味から方向転換するだろう…。それ迄持ち堪えろ。ミロ。」

「う~ん…。

あのな…
俺の宮ってずっと両隣無人だっただろ?
今は隣に老師がいらして、アイオロスがいる訳だ…
両隣無人って言うのも寂しいもんだぞ?況してや子供だったしな…。
だから、今の両隣に隣人がいるって嬉しいんだけど…
それを俺から取り上げるつもりか…?」

効くのか?効くのか?

「ならば尚の事隣人が不在で無い宮に来れば良い事。自宮を飛び出し癖の有る者には問題無かろう。」

効かなかった…。

「飛び出し癖なんか無いのだが…。
って言うか、一時はお前の宮も不在だった様な………」

ボソリと呟いたミロに割って入る強者が!!

「そうか!それを聞いた俺はとてつもなく嬉しいぞ!
兄さん感動した!
そうかそうか!ならば俺も一緒に引っ越そう!ハッハッハ!」

星矢のピンチに降り立つ射手座聖衣の様に射手座本人が降り立った!

ミロの手を引き本来アフロディーテが立つ位置迄来たアイオロスは、交通整理のお巡りさんの様に「はい、はーい」と、ミロが本来立つ位置にアフロディーテを並ばせる。

「あ!ミロは両隣と言っていたな!
老師もご一緒に如何ですか?」

にこやかに童虎に訊ね、聞かれた童虎も「面白そうじゃのぅ。」と、本来の大雑把な悪ノリお茶目な性格を覗かせる。

アイオロスはまたしても交通整理のお巡りさんよろしく「はい、はーい」とカミュをずらして、
既にずれてるカミュをずらして…おっと!ずれてるの意味が違った…
カミュをずらして童虎を列に入れる。

周りの者達はアイオロスのペースに巻き込まれ異議を唱える口を挟めない。

「お?
何だ、この二人が並んだら三人揃わないと寂しいな。
デスマスク、こっち。」

アイオロスは交通整理のお巡りさんよろしく「オーライオーライ」と大振りな手招きでデスマスクを呼び、シュラの横に立つアフロディーテの横に並ばせる。

「他に引っ越したい奴はいないかぁ?」

「ならば、私も移動させてもらいましょうか…。

ああ、アルデバラン。貴方が隣の宮なのが一番シックリしますので、是非貴方もご一緒に。」

ムウの柔らかな物腰で、有無を言わせぬ何時もの威圧感を感じずにはいられない言い方に、アルデバランは「あ、あぁ…。」としか言えずにムウに連なる。

続く






プロフィール

尾羽っSUN

Author:尾羽っSUN
オバハンが言いたいけど他で言えないって事をほざいてます。
主に腐話。主に聖闘士星矢。主に脳内妄想。
カミュミロが主のミロ受けがメインです。
他にはぶちまけたい愚痴とか、大好きなゲームの話題とかetc.

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