FC2ブログ

改めまして

2013/07/29

昨日、Ωとケーブルの星矢も見損ねた(´Д`)
ケーブルは神闘士出てるとこやっけ?何せ、ケーブルの星矢、最後に視たの十二宮のラストやったんで…(^_^;)サガさんの全裸聖衣のとこだよ( ̄ー ̄)←嬉しそう(笑)
アルベリッヒのTHE卑怯はまだ視れるかな?終ってるかな?
それとも、もう海行ってんのか?なら、カーサやけどカミュ出るやん!カノンも出るやん!聖域で雨で濡れた色っぽいミロが視れるやん!(←間違えてる(--;))
アルベリッヒと貴鬼って、声優さん同じ方やったよね?
声優さんの話題と言えば、間の楔の話まだしてないですね。中坊の時、アルベリッヒな彼女とは別の腐仲間に聴かせてもらいました。当時はムウさんとミロさんやったけど、今ならムウさんとWミロさんになるんやもんね!語らずに居れるか(-_-)って…(笑)←ムウさんの声優さん違うとか言わないで~(^o^;)
いや、今日は語らないですが…(^_^;)

では、改めまして、後書きと言う名の言い訳をしたいと思います。
まんま脳内爆発の自己満足ですから、非難有って当然ですが、あえて言わないで下さいませm(__)m
それより何より、コメント頂けて(゜ロ゜)えらびっくり嬉しい限りでございますm(__)m
しかも、私の大好きな方からで、Wえらびっくり嬉しいで、嬉しいの上限突破しちゃいました(^o^)
ありがとうございますm(__)m

改めまして、サガさんとカノンさんとシオンさんは、私脳内のキャラ設定そのまんまですf(^^;
カミュさんも一応そのまんまです。ミロさんにしか興味ないので、他人に冷たい方で(民話に出てきたカミュさんです)ミロさんしか見えてないゴーイングマイウェイな方で(ラストの勝手に決めてズカズカ上がり込んだ辺りです)結構なやきもちやきです(あのチビちゃんが、こんなイケメンになって現れるなんて(・・;)になってました)後、今回は出ませんでしたが、思考と発想と発言が素っ頓狂です(笑)
肝心要のミロさんが定まってません(^^;ミロさんの性格はケースバイケースです(^^;
それから、オマージュと言う名のおふざけ入り乱れは、聖闘士星矢を知ってる方ならお分かり頂けるものがあちこちに出てきたのもお気付き頂けると思いますが、因みに、仔双子の動きが止まったのはリストリクションですよ~(^^;
他には、ムスカの台詞の一部・ドラゴンボール・ナルト・コナン等が出ました。
イナバの物置のCMとか、テレサ何とかさんの歌の歌詞とか、昔のとんねるずの番組とか、若い方には分からないのも(>_<)
「んっふ…」は、どうしても言わせたくて(^^;あの瞬間アフロさんが乗り移ったんですよ。きっと…多分…(笑)
どうしても使いたかったのは、他に氷河のマーマのネタです(カミュさんと関わった金髪は母親好きってやつです)
お陰で、ミロさんが一休さんの様に「母上、母上」連呼する方に(>_<)ミロさんは絶対!マザコンキャラじゃない!(>_<)
後ですね、ミロに会いに来た大人に戻った双子が何でカノンさんだったかなんですけど、サガさんにシオンさんのお仕置き内容を語らせたかったのと、カノンさんのがフットワークが良さそうだし、話が脇道にそれるとか膨らませ過ぎて収集つかなくなりそうで止めたんですけど、閉じ込められた者の気持ちは閉じ込められた者が一番理解出来るからって思ってです。

私の脳内では、カミュさんとミロさんは原作カラーで、他の方々はアニメカラーです。
モフモフ金髪と真っ直ぐな紅が本当に対としか思えない鮮やかさです(^_^)
カミュミロさんのアニメカラーも好きですけど(^_^)
原作と言えば!って思ったんですけど、長くなるのでまた後日に(^^;



長老はしれっと、しっかり、自分の地獄耳と後で酷いぞと言う事を挟み込んだ。
それを聞いたサガの顔色が青ざめている。
チッ、デビルイヤー爺ぃめ!

「今、何か思ったろ!
全く!お前は!………って、コラァ~!
サガ迄何やってんの~!氷の王と睨み合うな~!
アンタ、ウチのムウちゃんとやり合ってるみたいなってるよ~!」

「くしゅんっ…。」

長老の怒号と我々の殺伐とした睨み合いの収集の着かぬ場の空気を変える様な嚔…。
誰かに噂されてるのか?

「大丈夫か?ミロ。寒いのか?」

「カミュが来るにはまだ早いと思ってたからさ、まだ、冬支度してないからな。こんな薄着じゃ嚔も出るって。」

エヘヘと鼻の下を人差し指で擦りながら、そう言った。
その笑みに皆、毒を抜かれたのか、場が一気に和む。
流石、ミロ。俺の天使。

「うむ…。確かに、私が来るのは、もう少し後の事なのだが…。ミロの事が心配でな…。まさか、あの幼子が、その、…こんな…、何だ………」

言葉尻がボソボソとハッキリせずに聞こえない。

「?。カミュ…?
ああ!そうか!成る程ね!カミュってば、意外。」

ミロはクスクス笑いだす。

「あれ?氷の王、貴方、何か感じ変わった?丸くなったって言うか…。
それよりも、氷の王って、カミュって名前だったんだ。」

「久しいな、シオン。
貴殿は私の名も知らなかったのか…。初めて、顔を会わせてから随分経つと言うのに。」

「知らないよ。だって、貴方、無表情で『む。』とか『うむ。』位しか言わないんだから。
やっぱり、あれ?ミロ王子の影響力ってやつ?」

長老はニヤニヤしながら肘で氷の王をつつく。
…アンタ、散々、氷の王の機嫌を損ねるなとか怒鳴っといて、アンタはそんな態度とるの?
全く喰えない爺さんだ…。チッ。
だが、今はそんな事より

「どうでもいいから、この寒さをどうにかしてくれ!」


……
………

「フゥ~…、今日も暑いなぁ…。
父上、母上。おはようございます。」

俺は、まだ日が昇りきらないのに、既に気温が高くなったテラスで、今日も美しく咲く薔薇に話しかける。
テラスから森を見れば、まるで陽炎の様に向こうの景色が揺らめいている場所が有る。
次元がずれているんだ。

(行っちゃおうかな。今日も暑いし。)

俺は次元のずれに足を踏み込んだ。

「おや、ミロ。いらっしゃい。今日も、そちらは暑いですか?」

「ムウ。おはよう。今日も門番お疲れ様。今日も向こうはあっついんだよぉ。だから、来ちゃった。」

「分かります。我々も暑さに参った時は避暑地にさせて頂いてますよ。」

フフフと、笑うムウ。優雅な笑みだなぁ。あの長さんのお弟子さんとはとても思えない落ち着きだな。

あの騒動の後、次元が開いたままにしておけば良いだろうと、そうすれば、何時も俺の近くに居れるからって、まだ来るには日が早かったカミュがズカズカと、サガやカノン達の住む次元にお邪魔して、向こうを氷の世界に変えてしまって…、嬉しいけど、そんな勝手に決めちゃって良いの?
流石に、向こうの皆と長さん達から苦情が来て、双子宅周辺だけなら良いって、長さんに言われて、カミュも妥協したみたいで…。

「ハァ~、涼しぃ~。
カミュ~。サガ~。カ~ノン。遊びに来たよ。」

「ミロ。よく来たな。」

サガが笑顔で、全身防寒着に身を包んで歯をガチガチ鳴らしながら、出迎えてくれた。
俺は、持参した防寒着を着こんだ。

「お邪魔しま~す。」

サガと中に入ると

「北極や南極にだって夏が来るってのに!何で我が家は年がら年中真冬なんだよ!
くっそ~!あの爺ぃ~!何時か復讐してやる~!」

全身防寒着に身を包んで、度の高い酒で暖を取り、酔っているのか?テーブルに突っ伏してクダをまくカノンと、その向かいで、目の前の光景など我関せずで、ノースリーブでジャムを舐めながら紅茶を楽しむカミュが居た。

(二人の状態のコントラストが楽しいな。)

冬以外の季節にも、一人じゃなくて誰かと過ごせる。
新しく知り合いも増えて、俺の事を知っている人がいっぱいいる。皆の中に俺が記憶されてる。
嬉しい。
毎日、楽しくて、俺は本当に幸せだ。
THE END


やっと終われた~\(^o^)/
書き始めたは良いが、ぶっつけで、話の主旨がフラフラフラフラ定まらない上に、ついついお茶らけたくて、オマージュと言う名のおふざけが入り乱れで(^^;
一番のおとぼけは、ミロがわざわざスカニーのポーズの説明付きで、聖闘士の自分は敵に二択を迫るのに、自分が二択
迫られたら答えられないって所だと、自分は思ってますf(^^;
サガさんとムウさんの睨み合いは、ご存知、シャカさんの数珠渡す所です。

仔双子ミロって謳ってて、カミュミロなのぉ!?な真相(?)でしたが、仔双子ミロって謳ったので、カミュとも大人双子共に、ミロとラブラブさせておりません。
妄想してるだけの時は、仔双子とミロが結構イチャコラしてたんですけどね…(^o^;)
お話にしちゃうとあきませんね(>_<)
場が場なんでエロエロ要素も皆無でございました(^_^;)
グダグダな駄文どころの話じゃなかったですが、創作中は結構楽しかったです。
囲われ女みたいな始まりなのに、何でラブラブなのよ?カミュ王とミロ王子は?の真相も、脳みその中には入ってますんで、何れ真相発表したいと思っております(^_^;)←誰も待ってないよ~(-_-)
最後迄お付きあい頂けた皆様、本当にありがとうございましたm(__)m



「だから、カノンとは一緒に居たいけど、居れない…。納得出来たか?」

「何故かって理由は分かったが、納得は出来ない…。好きになるから駄目だって…。前にも言ったが、お前が好きになってくれるなら願ったり叶ったりだって。もしかして、サガの事が気になるのか?」

何か急に少し涼しくなった様な気がするのだが…。

「確かに、サガの事も気になるな…。
サガも、カノンと同じ様に想ってくれているのは知っている…。
もし、誰かが俺に人差し指をさして、サガかカノンか、どちらかを選べって迫っても選べないだろうな…。」

(何で、人差し指をさして二択を迫るんだ…?ミロも変わった例えをするな…。)

「サガの事も…って事は、他にも気になる事が有るのか…。
薄々…分かってはいたんだ…。ミロは、氷の王の事が好きなんだよな…?」

「あぁ…、俺は、あの人を愛している。
あの人を愛しているのに、他の誰かに心惹かれるなんて…。
有ってはならない事だ…。」

「なぁ、ミロ?今、愛している人より後に、もっと愛したい人に出逢ったら、どうしたら良いんだ?」

「そう言う時も有るだろう…。けど、それを許されない場合も有る…。」

「ミロは今、幸せなのか?愛している人を一人で待っているばかりで。俺なら、ミロに淋しい思いはさせない!」

「そりゃ…、一人で待っている間、淋しくないって言うと嘘になるけど…、淋しいのは、あの人の事を想っているからって証拠だ…。何とも想ってないなら、淋しく思う訳ないし…。想っている人に想われて、俺、幸せ…だと思う。
淋しいけど、あの人は必ず俺の所に来てくれるんだ。来てくれたら、その間、ずっと居てくれる…。確かな絆が有るんだ、俺、幸せだよ。」

「ミロ!そんなのは本当の幸せじゃない!確かな絆って言うが、お前の所に来るのは………!」

「ミロを愛しているからだ。」

一気に真冬の様に気温が下がった。
振り返ると、燃える様な紅い髮を風に靡かせ、まるで宝石の様な…だが、凍てつく様な冷たさを帯びた紅い瞳をした、大層な美形の男が、俺を射る様に見据えていた。

(コイツが氷の王か!)

「私が、ミロの所を訪れるのは、ミロを愛しているから、ミロに逢いたいから、ミロと愛を確かめ合いたいから、ミロと深く愛し合いたいから、に、決まっている。」

氷の王は、目を閉じ、一歩、一歩、そう言いながら、俺の横を通り過ぎ、ミロに近付き、ミロの頭から肩を愛おし気に
撫で下ろすと、そっとミロを抱き、『決まっている。』と言いながら、横目で、此方に視線を寄越した。

氷の王は視線をミロに戻し、自分の頭をミロの頭に付け

「逢いたかった…ミロ。この時が来るのを狂おしい位に待ちわびた。ミロ、淋しい思いをさせて、すまなかった…。
だが、ミロ。逢えぬ間に、淋しい思いをしているのは私も同じ…。それは忘れないでくれ…。逢えぬ間も私の心の中はミロへの想いで溢れんばかりなのだ。それは忘れないでくれ…ミロ。」

「おい…ちょっと待て…」

氷の王はミロの頭に自分の頭を付けたまま、目線だけを寄越す。

「何、人を空気にしてくれてんだ?
突然出てきて、人を無視して、ミロに愛を囁いてんじゃねぇよ。」

「…私は貴様などに興味はない。」

「そのわりにはチラチラと俺の事気にしてんじゃねぇか?」

「私とミロは愛し合っているのだと、貴様が付け入る余地は全くないと、ミロに近付こうものなら容赦はせんと、貴様に教えてやったのだが?
貴様…。シオンの所の者か?…ならば、今回だけは赦してやろう。だが、次はない。早々に立ち去れ。」

「お前何言ってんだ?立ち去れと言われて立ち去る訳ないだろうが!お前こそ、ミロは俺に任せて、お前のやる事やったら………。」

「お前は何やってだぁ~!」

「何をしとるか!この愚弟がぁ~!」

同時に怒鳴り込んで来た長老と我が愚兄に俺は殴り飛ばされた。

「いった…。」

どつかれた頭を擦りながら、文句を言ってやろうと口を開いた俺に、長老が

「あんなに、やいやいやいやい口が酸っぱくなる程言い聞かしたってのに!
二度と馬鹿な事考えない様にって、ちょっと厳しい罰も与えたってのに!
何やってんの、お前は!」

「「どこがちょっとだ…。」」

俺と愚兄は同時に呟いた。

「全っっっ然!懲りてないじゃないかぁ!
ちゃんと聞こえてたからね二人共…。
あれ程、氷の王の機嫌を損ねる様な事やっちゃ駄目って、言ったのに!何、直接やり合おうとしてんの!」


一気にいきたかったけど、一端終わります。
次こそはラストにしたい…。
もう終わらせたい…(ToT)


「あのね!もし、氷の王が力を貸してくれなくなったら、季節が廻らなくなって、植物が育たなくなって、世界の生命の繋がりが絶たれるんだからね!天変地異が起こるんだからね!例えば、大洪水で世界沈没させる様なもんだよ!それ位大変な事になるんだからね!
いくら慈悲深い女神様でも許してくれないよ!」

長は怒鳴った後に、我々を両脇に抱え上げた。

「兎に角、もう強制連行!
帰ったら、たっぷり説教してやるから、覚悟しとけよ。
ミロ王子、ウチの者達が迷惑かけて申し訳なかったね…。ありがとう。」

「あ、あの………」

「ミロッ!絶対、逢いに来る!これが永遠の別れじゃないからなっ!」

「もう!ジタバタ暴れるな!」

「ミロ…。世話になった…、ありがとう…。
………必ず、また来る…。」

長に、我々は連れ帰られた…。

「なん…だよ…。こんな…急じゃなくても、良い…だろ…。」

あの二人が、俺の前から姿を消してから、どれだけの月日が流れただろうか…。
あの二人が居た時の、強い日射しが差していた頃と違い、木の葉がすっかり紅葉している。
テラスの薔薇は、相変わらず、美しい紅で咲き誇っている。

(今日も、美しく咲いている。
母上、今日も俺の事を想ってくれているのですね…。ありがとうございます。
俺は、今日も元気です。父上と母上も、お変わりありませんか?)

俺は、澄んだ秋空を見上げた。

(もう直ぐ、あの人が来る…。
一人きりの季節も終わる…。
…嬉しい…。)

「ミロ。」

不意に名前を呼ばれる。
とても魅力的な低音…、凄く耳に心地良い…。
誰…?
俺は、声のした方に顔を向けた。
そこには、凄く綺麗な顔立ちをした長身の男性…。
あぁ、分かるよ。全然、違う姿でも絶対見間違えるもんか。覚えてるよ。その瞳の色。その髪の色。その…癖毛。

「カノン…。」

「分かるのか。嬉しいぞ…。逢いに来た。約束通り、逢いに来た。」

俺は、ミロに駆け寄り、ミロを力一杯抱き締めた。
あの暑さの厳しい季節、ミロに出逢い、共に過ごした時の中、何時も何時も思っていた。
この腕の中に愛しい人を抱き締めたいと、見上げるばかりの、この人を抱き締めたいと…。

「変な…感じ…、あんな小さかった…カノンに、抱き締められるなんて…。でも、また逢えるなんて、嬉しい…。」

ミロは、泣き笑いしながら、俺の肩につけていた頭を上げた。

「この姿が本当の俺なんだよ。」

朝から姿の見ない弟の行方を考え、私は胃がキリキリする。
ミロの元から、強制連行された我々は、長にくどくどくどくど、嫌みったらしく長時間説教され、ノート一冊丸々謝罪の言葉を書かされ、常日頃自分の体は若いと言い張ってるくせに、こんな時ばかり年寄りぶり肩たたきをやらされ…しかも!「お爺ちゃん、気持ちいい?」と、物凄く可愛い感じで尋ねさせながらだ!
説教・反省の言葉を書く・肩たたきが1セットらしく、それを毎日毎日来る日も来る日も、たいやきくんなら嫌になって海底に逃げ込んでいるだろうと言う位、やらされ…、やっと、大人の姿に戻してもらえた。
…と、思ったら、数人で分担してこなしている業務を我々二人だけで、しかも!BGMに長の小言を聞きながら!やれ肩揉め、やれ茶を入れろ、やれ掃除しろ、飯作れ、おやつつくれ!!そんな雑用を言いつけられながら!やらされたのだ。それも毎日毎日来る日も来る日も!それからやっと先日解放されたばかりなのだ。だから、愚弟がまた何かやらかして、長の、シンデレラの継母も真っ青な嫌がせ生活に逆戻り、なんて事にならない様に。アヤツの行動を考えると胃がさしこむのだ…。うぅ、胃薬、胃薬…。

「カノン…、それは無理だ…。サガにも、また逢いたいけど、カノン達の所には行けない。」

「何故だ?氷の王が来るのは冬の間だけなのだろう?それ以外の季節だけだ。本当は、ずっと一緒にいたい。一時でも氷の王と共にお前が居るなんて我慢ならない…。だが、俺だって、世界を破滅させたくなんかない…。」

「カノン…。でも、俺は、此処を離れる訳には…。」

「ならば!俺が此処に来る!くそ煩い長老に背いても良い!お前と一緒に居れるなら!お前は俺にとって全てなんだ!本心を言えば、世界が破滅してもお前さえいてくれれば、それで良い!それ位愛している!」

「カノン…。
だっ…駄目だ!カノンの気持ちは凄く嬉しい…。嬉しいけど、一緒にはいられない…。」

「何故だ!?」

「何故って言われても何でもだ!」

「何だ、それは!?答えになってないだろ!?俺が嫌いか!?俺の事が嫌いなのか!?」

「嫌いじゃない!嫌いな訳ないだろ!」

「じゃあ、何でだ!?さっきから全然答えになってないだろ!何だ?此処に一人でいるのが、そんなに好きか!?」

「此処は別に一人じゃない!母上の想いで咲く薔薇が有る!薔薇が咲いているかぎり母上が俺を想ってくれている!母上の想いが此処には有る!決して一人じゃない!」

「話の論点がずれたぞ…。何なんだ母上、母上って…。寒いのが好きな奴と関わった金髪は皆母親好きになのか…?」

「はぁ?」

「否、こっちの話だ…、忘れてくれ。
なぁ、ミロ?俺の事が嫌いなら諦めるしかないが、嫌いじゃないなら、何故そんなに拒むんだ?俺が納得出来る様に教えてくれないか?」

「そ、それは…、それはだな…」

「うん?」

「ずっと、何年も、俺が関われるのはあの人だけだった。その唯一の人も冬の間だけ…。
何か話してくれたりする訳じゃないけど、薔薇が咲いているのは、母上が俺の事を想ってくれている証。俺の事を忘れずにいてくれている証。それだけを心の支えに生きてきた。
そんな奴が、サガとカノンに逢ったんだ。出逢った時、二人は子供だったけど、誰かと関わる毎日は楽しくて…、どんどん二人に惹かれていった。
…子供の姿の二人にそんなだったんだ。二人が大人の姿だったら、きっと違う感情でも惹かれてしまう…。そう思うと…、だから、あの時、あんなに取り乱してしまったんだ。
そんななのに、俺の事を好きだって言ってくれるカノンと一緒に居たら、絶対好きになってしまう。」


一端終わります。
早く終わらせたいなぁ~…(ToT)
今回もポセイドン編オマージュ入ってます(笑)
シオン教皇とサガさんの関係って、あんな感じっぽいなぁ。
貴鬼がいないので、貴鬼の代わりに仔双子に孫(弟子)好きな感じを出してみました(^^;

ミロを捜してキッチンに足を踏み入れれば、ミロは椅子に腰掛け食卓で頬杖を突いている。
考え事でもしているのか?我々が来た事にも気付いていない様だ。

「ミロ?」

「ん?」

「考え事か?」

「ん…、まぁ…。」

「何を考えていたんだ?」

「え…?えと…、えぇと………」

「言い難い事なら無理には聞かんが…。実はな、ミロ。話が有るのだが、今、良いか?」

「あぁ、うん。改まって…何?」

「カノンと二人で話し合ったのだがな姿のままと言う訳にもいくまい。長に元の姿に戻してもらう事にしたのだ。」

「え…?何…で?此処に居るのが嫌になったの!?いや…、違う、そうじゃなくて…、そうだよな、それが当たり前の事なんだもんな…、けど………」

「ミロ、落ち着いて。落ち着いて聞いてくれ。
此処に居るのが嫌になったりなどしていない。逆に、私もカノンもずっとミロと居たい位だ。それは分かってもらいたい。」

「う、うん。そか…、良かった…。」

「だがな…、本来の姿を取り戻したいのだ。本来の姿を取り戻すには、我々の世界に戻り、長に戻してもらうしかないのだ。勿論、永遠の別れになどならん。何時でもミロの戻って来れる。許されるなら、これからもずっと一緒だ。分かるな?」

「うん。分かってる。誰だって本当の自分の姿で居たいと思うのは当たり前の事だ。」

「そうか。では、何故あんなに取り乱したのだ?」

「それは…」

そう言ったきり、ミロは口を閉ざしてしまった。
我々の間に長い沈黙が流れた。
言い難い事なら急かす訳にはいかないだろう。だが、全て理解していながら取り乱すなど余程の事だ。話してもらいたいのだがな…。

「ミロ、どうしても言いたくないなら言わなくても良いんだぞ?
俺もサガも、ミロに無理強いはしたくないからな。」

「カノン…。ありがとう…。でも、ちゃんと言わないと…。」

目を閉じ、フゥ~っと、深く長く息を吐き出したミロは、意を決した様に目を開くと口も開いた。

「俺…、本当の姿に戻った二人に逢いたい。逢いたいけど…、逢ったら…その…、うぅん。ハッキリ言わないとな!
サガとカノン、凄く可愛いから、大人の姿って、凄く良い男なんだと思う。だから、そんな姿で…、……あんな事とか…言われたら…、……す…、す………」

「俺に惚れるって?全然問題ないだろ?俺は本気だ。ミロを愛してる。ミロと相思相愛!願ったり叶ったり!寧ろ、俺からお願いしたい!
ミロ、愛してる。俺と付き合って下さい!」

頭下げ、手を差し出すカノン。

「おい…。相手がお前とは限らんだろうが…。
最後迄ミロの話を聞いてやらんか!」

カノンの後頭部を力一杯叩いてやった。

「つっ!………悪い…続けてくれ…。」

後頭部を擦りながら私を睨み付けた後に、ミロに話を促した。

「嗜好の好きなら直ぐに言えるのになぁ~…。
ハァ…。何か、今ので拍子抜けって言うか、力が抜けたって言うか…。
フゥ…。あのな…、素直に好きになっても良いなら問題無いんだ…。一応…。…多分…。
でも、駄目なんだ…。」

そう言ったきり、また口を閉じてしまった。

「二人共、読んだんだろ…?あの本…。」

「…氷の王が出てくる話のか…?」

「あぁ…。どう…思った…?」

これは…まさか…

「王子とミロが酷似していると思った。」

やはり、まさかなのか…?
私は感情を込めず、淡々と答えた。

「だよな…。思うよな。二人共、頭脳明晰って感じだもんな。
…寒くならないと来ない知り合いなんて言われたら…分かるよな…。
常に…咲き…誇る…薔薇……なん…て………言わ…言われ…た…ら……分か………」

ミロの声が鼻声になり…、泣きながら話している内に、しゃくりあげながら話す様になった…。
ミロ…やはり…そうなのか…

「ちょっと待てよ!おかしいだろ?…あれって民話だろ?昔からのお話なんだろ?実話だとしても、そんな昔の話の王子がミロなんておかしいだろ?まさか、あれか?話に出てきた女神の力で、うちの長老みたいに見た目だけ若いままとかか?それとも、一年に一日分しか心臓が動かないから、実は数日しか経ってませんとかか?」

明らかに動揺したカノンがやたら疑問系で捲し立てる。

(やたら疑問系って、お前は若者気分か…。
一年に一日分しか心臓が動かないからって何だ…。よくそんな事を思いついたな…。
動揺した者を見てると、案外冷静になるというのは本当の事
なのかも知れん…。)

私は、その姿を見ていると落ち着いてきた…。

「違…違う…。あれ…あの話…書いたの……俺…なん…だ。」

「は?」

カノンが捲し立ててる間に、ミロは少し落ち着きを取り戻した様だ。

「あの話…書いたの…俺…なんだよ。
父上…に、新しく…現代…語訳された、民話として…本にしてもらったんだ…。」

「何故………。」

「この国の敬うべき方々の話だ…。言い伝えて当然だ…。
それに、父上と母上の愛情が嬉しかったんだ…。
俺の…、存在を残しておきたかった…。」

「どういう意味………」

「俺の事は、この国の人々の記憶から消されている…。
当然だろう…。一国の王子が急に消えたなんて…。上手く誤魔化し続けたりなんて…、出来る訳がない。
でも、父上と母上と…、城の一部の人達は覚えてくれているから…良いんだけどな…。」

だから、こんな辺鄙な所でも十二分に生活出来ているのか…。

「ミロ、辛かったな…。
もう、十分だ。
ミロ。お前は自由になるが良い…。囲いの中で一生涯過ごす事は無い。
私達が必ずお前を自由にしてみせる…。」

「え…、何…言ってんの…?」

「だからな、氷の王だか何だか知らんが、ミロがいないと精霊の務めをやらんなんてふざけた事を言わない様に、お仕置きしてやるんだ。そうすれば、ミロは晴れて自由の身。囲われの身だからとか気にせず、俺と一緒に愛を温め合えるんだ。」

「違ぅ…。」

「え?」

「俺は囲われの身だと嘆いたりしてなんかないぞ…。」

「はぁ?否、だって、ミロ、あんなに泣いてたじゃないか。」

「あれは…、そうじゃないんだ…。そんな理由じゃ…ない…。」

(囲われの身を嘆いてる訳ではない?なのに、素直に好きになれるなら問題ないと言うのは…
つまりは…、まさか、そういう事なのか…。)

私は頭の中で一つの結論に達して、落胆した気分になる。
横を見ると、カノンもまた、己が中で同じ結論に達した様だ。
だが、

「だから…、だから何だって言うんだ…?
俺がミロを好きになるのは、俺の自由だろ…。俺が、愛してる相手に愛されたいと願うのも当然の事だろ…?俺が願うのは自由だろ…?
俺は本気なんだ!『好きになってはいけません。』と言われて『はい、そうですか。』なんて、なれる訳ないだろ!」

「私だって同じ思いだ…。だが、我々の言い分はミロを悲しませる事になるのも事実…。
己のが欲望だけを貫くと言う訳には………」

「黙れ!理屈だけ並べ立てられて諦められる様な想いじゃないんだ!理屈じゃないんだ!お前は何時もそうやって………!」

「はい、そこまでな。」

突然我々の長が現れた。瞬間移動か!
正直、物凄く驚いてしまった…。

「長…。」

「長老!?」

「長老って呼ばない。
突然不法侵入でお邪魔してすまないね。ミロ王子。」

急に長が現れた事に吃驚した様で唖然とした表情のミロ。

「私の名はシオン。
この双子ちゃん達の保護者です。
全く。二人共、ちょっと甘い顔して自由にさせてやったら、一向に帰って来ないし。
私はね、サガが家出しても何処に居るかちゃんと把握出来てるんだよ。カノンが何処でフラフラしてたかも全部。
それでもね、二人共子供になってショック受けてんだろうなって思って、ちょっと勝手さしてやってただけなのに。
よりによって、氷の王の囲いに手を出すなんてな!
恋愛は自由よ。誰を好きになるのも自由。
でもね!それは、あくまでも自分の心の中だけの話!
世の中にはやって良い事と悪い事が有るの!想いを伝えちゃ駄目な相手も居るし、自分に振り向かせようなんてしちゃ駄目な相手も居るの!
世の中には秩序ってものがあるだろ!いい年したお前達に、こんな説教する破目になるなんて…、頭の中迄子供に戻ったのか!」


一端終わります。
シオン様突如登場です。
シオン様に無理から収集つけてもらいました(^^;
シオン様割りとフリーダムなお方です(^^;






こんな長編になる予定じゃ無かったのに…。
前回の民話(まだ言い張ってみる)で力尽きた感が…(>_<)


本を読み終えた私はぼんやり相変わらず美しく咲き誇る薔薇を眺める…。
ぼんやりしていると、ミロとカノンが帰って来た。

「ただいまぁ。」

「帰ったぞ。」

二人が同時に声を発した。

「お帰り。手伝おう…。」

荷物を然るべき場所にしまうのを手伝う。
荷物をしまいながら私はついミロを目で追ってしまう…。目で追ってしまうと、嫌でも目に入る…。
ミロの後をチョロチョロ付きまとい、ミロが立ち止まる度にミロの尻に顔面をぶつける愚弟の姿。

(そんなに何度も何度も尻に顔面をぶつける失敗を繰り返すものか!貴様、わざとだな!)

愚弟の許すまじ愚行を目にする度に、様々な感情が入り交じり、私の先程迄の感慨深い感情は吹き飛んだ。
も~う許さん!

「貴様!いい加減にせんか!」

「いい加減にしろって言われてもなぁ。ぶつかるもんは仕方ないだろ。」

カノンはニヤニヤしながらすっとぼける。

「はい!二人共そこまでな。
カノンもそろそろ止めないと本気で怒るからな。」

ミロが我々の間に割って入り、確りカノンにも釘をさす。

「ミロ。俺はな、俺の本当の姿でお前を抱き締め、耳元で愛を囁き。熱い口付けを交わし、うっとりとするお前を組敷いてお前の体を貪り尽くしたいのを我慢しているんだ!
ならば!こんな姿でもお前を堪能出来る事を堪能し尽くすのみ!」

カノンは流し目でミロを見つめると、これでもかと言う位の決め顔で、余りにも馬鹿な事を言ってのけた。
私は余りに光景に脱力し、目眩を覚えた。

(愚か過ぎる…。最早何も言うまい…と言いたくもなる光景だ…。)

そんな私を尻目に、ミロは顔を真っ赤にし口をパクパクしていた…。
が、我に返ったのか

「そんな決め顔したって、可愛いだけなんだから!
そんな可愛い声で言ったって可笑しいだけなんだから!」

「お~、耳迄真っ赤。林檎だ林檎。林檎ちゃんだな。」

「煩い!煩い!」

「大人の色気ムンムンのいい男の俺に抱かれるの想像した?想像して感じた?」

「馬鹿な事ばっか言ってんなよ!
大体、カノンの大人の姿、俺知らないし!」

ギャイギャイ言い合いを始めたミロとカノンだったが、不意にカノンが押し黙った。

「カノン…?」

「カノン?」

急に押し黙ったカノンが気になり、私もミロとカノンを伺った。

「俺も、本当の姿でミロに出逢いたかった…。
俺の姿で愛しい相手を抱き締めたい…。」

先程迄の言い合いとは全く違う雰囲気で切な気に言うカノン。
カノンの表情はとても切ない。
幼子が切ない表情を浮かべると言
う事はこんなにも母性本能を擽るものなのか。
私は、カノンが自分と同じ顔だという事をすっかり忘れ、キュ~ンと来た。

(カノン…。お兄ちゃん、お前を今すぐ抱き締めて頭撫で撫でしてあげたいぞ。)

「カノン…。」

(私も同じ思いだ。
本当の姿でミロを抱き締めたい。
抱き締めて私のものにしたい。
否々、否々、待て待て待て!
双子の兄である私がカノンにこんな感情になったと言う事はだ…。)

ハッとして、バッとミロと見上げた。
ミロは床に膝を着くとカノンを…だけでなく私も一緒に、我々を抱き締め

「本当の姿になったら…、また会いに来て…。」

そう言うと、パッと立ち上がりキッチンの方に姿を消した。
ミロの真意は一体…?

「なぁ、今のって、俺の事受け入れてくれたって事だよな?俺に全て委ねるって事だよな?」

「何故そこでそうなる。我々二人に言ったとしか思えんのだがな。」

「ん?それって3Pって事?ミロがどうしてもって言うなら仕方ないけど、ミロは俺だけのものだ。お前に触らせたくなんかない。」

「それはこっちの台詞だ。」

「何を!………と、やり合いたいのは山々だが…それよりもだ、お前、一人で家に残るって、何が有った?」

(相変わらず鋭い奴だ。
どうしようもなく愚かだが、本来は頭のきれる男なのだ、コイツは。)

「実はな………」

私は、色々引っ掛かる事を話し、カノンに例の本を渡した。
本を読みながら私の話を聞いていたカノンは、読み終えたのか、パタンと本を閉じた。

「確かに酷似し過ぎだとは思うが…、これ、民話だろ?大昔から言い継がれてるって話なんだろ?本当にミロがこの王子なら、ミロも国王達も一体何歳なんだ?ってなるだろ?」

「それは、そう、なのだが…。」

カノンの言う事も最もなのだが、腑に落ちないのも確かだ…。

「けどな。」

カノンがハッキリした声で言った。

「もし、本当にミロがこの王子だったとしたら。
氷の王だか何だか知らないが、俺が惚れたミロをこんな所に一生涯囲い続けるつもりなら、俺は許さんからな。」

「私も同感だ。」

「なぁ、サガ。」

「あぁ。」

(お伽噺を真に受けるなど、どうかしている。
恐らくは目の前のものに心を奪われているからなのだろうな。
ミロ…。お前は私を狂わせる………)

「おい!また自分に酔ってたのか?恥ずかしい奴め。」

私が久しく陶酔の世界を訪れれたと言うのに!愚弟に連れ戻されるなど最悪だ!
胸糞悪い事この上無いが、何時までもこの姿のままと言う訳にもいくまい。

「そうと決まればさっさと戻るぞ。あの長老にネチネチ言われるのは覚悟しとけよ。お前、ストレスに弱いだろ?胃薬飲んどけ。」

「う…うむ。」

我々は、ミロに元の姿を取り戻しに行く事を告げに行った。


一端終わります。
何だか早く終わらせたい感が出まくってますね(^^;
この先どうしたもんだろうなぁ…(--;)


忘れないうちに一気にいきたいです。
サガさんの性格が変わった?その分カノンさんがサガさんの願望表に出してくれてます。


翌朝、カノンの必要品を買いに行く事になっていたのだが、カノン本人が共をすれば大丈夫だろうと、昨夜の話に少し引っ掛かる事が有った私は共を断り、ミロとカノンを二人にさせる事に断腸の思いで二人を送り出した。

私は、相変わらず、美しい紅色の薔薇が咲き誇るテラスで本を開いた。
その本は、この国の事に興味を持ち、王家の歴史や伝記、民話等をミロと買い出しに行った際に購入してもらった物の内の一冊だ。
別の、王家の歴史の本で知ったのだが、この国の在位中の国王は名をアイオロスと言い、前にミロが言っていたのと同様、国民想いで責任感や正義感の強い、国民から好かれる大層立派な国王であるらしい…。
奥方はアフロディーテと言う名の、王家始まって以来、並ぶ者がおらぬと言われる程の美貌の持ち主らしい。正に、美の女神アフロディーテそのものだと言う噂らしい。確か、ミロもそう言っていたな…。
薔薇を愛でる麗人で、自分で育てた薔薇園が大層美しいとか…その様な事が書かれていたのだが…。

(この本だ…。この国の民話らしいのだが…引っ掛かる事が多い…)

春夏秋冬、四人の精霊が順番に大地の真ん中の祭壇で宝玉に力を注ぎ、四季が訪れるのだ。
ある時、冬の精霊は力尽きてしまった。だが、多くの精霊の中に、冬の精霊の力を継げる精霊がいなかった。
「困った。このままだと冬が訪れないぞ。」
「冬なんて来なくても良いよ。冬なんて寒いだけで花も咲かないし。」
「駄目だよ。四人の精霊が順番に力を注ぐから宝玉に力が宿るんだ。一人でも宝玉に力を注がなかったら、宝玉は力を失って石になってしまう。石になった宝玉は二度と元に戻らないし。季節を変える事が出来なくなる。この大地にどんな季節も来なくなるんだ。」
「大変だ!どうしよう!」
「そうだ!この国の王様に相談しよう。王様だって季節がこなくなると困るだろうし。きっと、相談に乗ってくれる筈だ。」
精霊達は王様に相談しに行きました。
「成る程。これは一大事だ。どうしたものか…。そうだ!女神様にご相談しよう。」
王様はこの国を見守る女神様に相談に行きました。
「成る程。よく分かりました。氷の王にお願いに行きなさい。冬の精霊の様な冷たい力を持っているのは氷の王だけなのですから。」
王様は氷の王の所にお願いに行きました。
「お願いです。氷の王。宝玉が力をなくさない為に、大地に四季が訪れる為に、貴方の力をお貸しください。」
「何故私がお前達に力を貸してやらねばいかんのだ。大地に四季が訪れ様が訪れまいが私には関係のない話だ。」
「そこを何とか!何とぞお願いします!私に出来る事があれば何なりと氷の王の為に力になりましょう。」
「ほぅ。それが誠ならば、お前の治める地に私が出向くだけの価値が有る様にしておけ。春が訪れる迄の冬の間、私がそこに留まっても良いと思える程の国一番の美しき者を私に捧げよ。」
王様は国に帰って、城の者達と相談しました。
「国一番の美しき者は王妃様ではありませんか!」
「王様のお妃様を捧げるなどもってのほかです!」
「私だって大切な王妃を捧げるなど出来ん。だが、氷の王の力を借りなければ大地が死ぬ…。私の大切な民が死ぬ…。その様な事は私には出来ん。どうすれば良いのか…。」
「王様…。」
「妃…。」
「王様。私も愛しい貴方様のお側を離れるなど出来ません。ですが、民の事を思うなら致し方ないと思います。」
国一番の美しき者は王妃様。氷の王との約束とは言え、簡単に差し出す事など出来ません。皆困ってしまいました。
そこに氷の王が現れました。
「約束だ。国一番の美しき者を頂きに来たぞ。」
氷の王は燃える様な美しい紅い髪を翻し王様達の前に近付いて来ました。何と美しい方なのでしよう。宝石の様な美しい紅い瞳が冷たく皆を射抜きます。
「この者が噂の薔薇の君か。確かに美しい…。美しいが、私はこの者を頂くぞ。」
氷の王はそう言うと、燃える様な美しい紅い髪を翻し王様と王妃様の側に居た王子様をその腕に掻き抱きました。
王様や王妃様や城の皆は突然の事でびっくりしましたが、王妃様は叫びました。
「王子は私の何よりも大切な宝!お願いです!連れて行かないで下さい!王子を連れて行くのならば代わりに私を連れて行って下さい!」
王様も叫びました。
「王子は私達の大切な宝!妃も私のかけがえのない宝!どうかご慈悲を!」
「この国の国王は随分と勝手な事を言うのだな。私の力を貸せと言い、王妃を捧げるのも王子を捧げるのも嫌だと。慈悲をかけろと言う始末。私は好き好んで此処に来た訳ではない。お前が先に私の力を借りる為に交換条件を持ち掛けたのだぞ?私のクールに徹した心は大地に頭を擦り付けて拝まれても慈悲をかけようなどとは思わぬ。」
氷の王は冷たくそう言いました。
「父上、母上。大切に思って下さってありがとうございます。ですが、何も損なわずに全てを上手く纏めるのは無理なのではないでしょうか?父上も母上も民には必要な大切なお方。私が氷の王の元に参りましょう。」
「王子!」
「王子…」
「父上、母上。私は人身御供だなどと思ってはおりません。私の心は氷の王に奪われました…。このお方に望まれるのならば最早本望です。父上、母上。私をこのお方の元に行かせて下さい。お願いします。」
「王子…」
「王子…」
「氷の王、貴方が望まれた国一番の美しき者は母上です。私ではありません。それでもよろしいのですか?」
氷の王は腕に掻き抱いていた王子様を抱き抱えました。
「私にとってそなたこそ国一番の美しき者。耀く金の髪、美しい蒼の瞳。私の紅によく映える。そなたには紅がよく映える。そなたは美しい…。」
王子様を頂いた事で氷の王は力を貸してくれました。
王子様がお城を出る時に王妃様は自分が育てた薔薇を王子様に渡しました。
「王子。お父様と私の子を大切に想い見守る気持ちはこの薔薇が咲く限り貴方と一緒です。」
王様と王妃様と王子様、そして国の宝である民の事を互いに大切に思い合う気持ちに心を撃たれた女神様は王妃様の想いを王子様の薔薇に遷して、王子様の薔薇は王子様の側で何時までも何時までも美しく咲き誇っていました。
おしまい

(………。
単なる思い過ごしにしては共通点が多過ぎやしまいか?
金の髪に蒼の瞳の王子…。王子の側で何時までも咲き誇る薔薇…。薔薇の君と呼ばれる王妃…。そして、暑いのが苦手だという友人…、冬の間だけ来る氷の王…。
ミロ…。)


一端終わります。
民話(と、言い張ってみる)が長過ぎましたね(>_<)途中で飽きて、クールに徹するとかシャカさんの名台詞とか…f(^^;
散々、薔薇薔薇薔薇…田原俊ちゃん並に言ってて、やぁ~っと!アフロさん出てきました(^o^;)
最初に王様と王妃様の話題を出した時は、私の頭の中で王様はシュラさんだったんですが、アフロさんにシュラさん足してもミロさんじゃないな…。アフロさんにオロス兄さん(若しくはリア)足した方がミロさんじゃね?ってなり、リアよりオロス兄さんのが王様っぽいかなぁ…。サガ出してんだからオロス兄さんにするかぁってなりましたf(^^;
ぶっつけでいってたら、話の主旨がずんずんずれてる様な…(>_<)
紅い髪のお方もやっと出ました。

たまに本気か冗談か分からなくなっていた私にミロは

「冗談だよ。
直ぐ、サガは真に受けるんだから…。」

と、言いながら私の横を抜け、カノンの前に歩み寄ると、手を膝に置き前屈みになると

「サガと双子の弟なんだよね。俺、ミロ。よろしく。」

眩しい位の笑顔を見せ、カノンに手を差し出した。

その笑顔がカノンに向けられた事に私は歯噛みしてしまう。
嫌な予感がする。

(ミロ!ソイツに近付いてはいけない!)

私は心の中で目一杯叫んだ。

「天使…。」

カノンが呟く。遅かったか…、私は心の中で滝の涙を流した。

「ん?」

ミロがきょとんとした表情を浮かべた刹那

「俺はカノン。よろしく、ミロ。
出会った瞬間、恋に落ちる。この劇的な出会い。正に運命だ!
たった今から俺はミロの虜!恋の奴隷だ!ミロは俺の全て!」

ミロが差し出した手を両手で握り締めながらギャンギャン捲し立てる愚弟。
甲高い声でギャンギャン吼えるな。耳障りな。
私の眉間の皺はギネス級に深くなった。

カノンの一方的な愛の告白にポカンとしたミロだったが、フッと表情を柔らかくして

「サガとは対照的なんだな。俺は楽しい人は好きだぞ。」

「!!!」

カノンの動きが止まる…。この愚弟めが…と、思ったが、ミロが私を振り返り

「サガ、テラス暑くない?」

「ああ、問題ない。」

「じゃあ、もう少し待ってて。もう一人分作らないと。」

ミロは鼻唄を歌いながら家の中に戻って行った。
…の直後

「今の言葉は、俺の愛の告白の答えだな!
俺の愛を、俺の全てを受け入れると言う、ミロからの愛の告白だな!
ミロッッ!!!」

ミロを抱き締める…否、体格的に抱きつくつもりだったらしいカノンが両手を広げ吼えている。
…が、ミロの姿が見えない事に気付いて固まっていた。

「…とうにミロなら家に戻ったわ。愚弟めが。」

「なっ何ぃ!?
そうか、照れだな。
俺に愛の告白し、照れから恥じらい走り去るミロ…。
何て可愛い奴。」

「お目出度い奴だ。」

「何だと!
…フン、お前が戻らなかった理由が分かったぞ。
ミロだな?ミロと出会ったからだな!」

子供名探偵が犯人を言い当てる時の様に、ドヤ顔で私を指差すカノン。

(どうしようもない愚弟のくせに、勘だけは良いのだな。)

「何を世迷い事を…。貴様の愚行に愛想を尽かして出てきたのだ。
貴様が居る所に戻る訳がないだろう。」

「ほ~ぅ…。
ならば!俺はミロの所に残る!俺の居ない彼処にさっさと戻るが良い。」

カノンはニヤリと笑う。

「ほざけ!この愚弟が!
貴様の様な男がミロの周辺をチョロチョロするなど、赦される事ではない!
大体、貴様!何を勝手にミロの所に住むなどと決めておるのだ!」

お互い売り言葉に買い言葉で、感情が高ぶり、怒りで魔力が高まってくる。
その時

「二人揃って何やってんの?」

今迄に聞いた事もない様な低いミロの声が聞こえ、私達双子は頭を大きな手でガッシ!と掴まれた。
ミロが怒っているのが分かる。
ミロの周りの空気が怒りに満ちている…。目の錯覚だろうが、紅色に揺らめいている気すらする。
動きが制限された様に動けなくなり、チラリと目だけでミロを見上げると、ミロの瞳は怒気を孕み我々を睨み付け、口角がニヤリと上がっている…。相当怒っている…。のだが、同時に美しくも有る…。
何と魅力的な人物なのだろうか…、このミロは。
チラリとカノンを見れば、固まってゴクリと生唾を飲み込んでいた。
我々は今迄に恐怖心が抱いた事など皆無なのだが、動けない私の背中に嫌な冷や汗が伝う…。
我々が動けなくなっていると

「本当に何やってんだよ。ここは魔力を持ってる人達が住んでる場所じゃないの!攻撃的な魔力は禁止!分かった!?」

首をコクコク縦に振り頷く、ミロは呆れた様に鼻からフゥと息を吐くと、我々の頭をポンポンと軽く叩いた。

空かさず、カノンが

「お兄ちゃんがいじめる。」

と、ミロに抱きつき腰骨辺りに頬擦りをする。

(こっ…この愚弟がぁ~)

私の顔付きは、今、正に般若の如くだろう…。

「全部聞こえてたから。
カノンも帰りたくなる迄居て良いよ。
ご飯出来たよ。二人共、行こう。」

ミロは軽くカノンの前頭を押し離れさすと、我々の手を引き、家の中に戻った。

三人で夕飯を摂っている時に

「ご飯食べたら三人で風呂だから。
皿洗ってる間に、サガ、カノンの分も支度しといて。」

コクリと頷く私の横でカノンが

「風呂っ!?ミロと一緒に!?」

(私もおるわ。三人と言うておろうが。)

カノンは食後の風呂に思い馳せ参じている様だが、ハタと

「サガの服借りろって?それは構わないけど、パンツ有るの?」

嫌そうな横目で私を見てくる…。

「大丈夫、ちゃんと買って有るし、まだ新品だから。」

心なしか、ミロは苦笑している様な…。

食後、三人で風呂に入ったのだが…
カノンは何時かの私同様、己が体が幼子の姿で有る事を痛感させられた様だ。
だが、転んでもただでは起きない我愚弟は、流石に直接、性的興奮を煽る様な部位には触れないにしても、どさくさに紛れ、ミロの体を撫でる。

(貴様ぁ、許さんぞ!許さんぞ!!許さんぞ~!!!)

私は歯噛みしながら心の中で絶叫する。

カノンは私の怒りが分かっているのか、わざと煽る様に

「浴槽が深いな…。」

と、ミロにしがみつく。

私の怒りは絶頂だ!もう許さんぞ!この愚弟が!
…私も然り気無くしがみついた…。フッ。

風呂から上がり、寝間着に着替えベッドの上でゴロゴロしている時に、不意にカノンが

「でかいベッドだなぁ…。
ミロは背が高いけど、ここまででかいベッドじゃなくても大丈夫だよな?」

私が常々疑問に思っている事をさらりと口に出すカノン。

(コイツは…。自由過ぎるだろう。少しは遠慮せんか!
だがしかし…、私も常々疑問に思っていたのだ…。このベッド、見たところクィーンサイズ…。ミロが一人で寝るには広過ぎまいか…?)

「広い方が、ゆったり寝れるしな…。
それに、知り合いが訪ねて来た時とか…寝場所に困らないしさ…。」

何やら、ミロは言いにくいのか、歯切れが悪い…。

(知り合い?ミロの所に訪ねて来る様な知り合いがいるなんて初耳だな…。
否、我々の方が付き合いが浅いのだ…、お互い知らぬ事も有って当然だ。)

流石に、カノンもこれ以上は踏み込んではならないと思ったのか、ふぅん…と流していた。

「けど、もし知り合いが訪ねて来る事になったら、俺達邪魔じゃないか?」

「それは大丈夫。その人は暑いのが苦手だから…、今の時期は来ないと思うよ…。
さぁ、明日はカノンの要る物を買いに行かないと…、だから、早く寝よう。」

ミロは強引にでも話題を変えたかった様だ…。

「ん!分かった。おやすみ!」

そう言って、カノンはミロの腕にしがみついて寝た。
私は、それに苛立ちを覚えたが、カノンとは反対側のミロの横に体を滑らせた。


一端終わります。
さぁ!暑いのが苦手な方が話題に出てきました。
紅いあの方でしょうか?はたまたお弟子さんの方々でしょうか?
下書きなしのぶっつけなんで…終わりはまだかな?(^o^;)自分でも分からないです。








簡単な朝食を済ませた我々は出かける身支度をし…
夜の間にミロが私の服を洗濯してくれていた様だ。

(何と気が利くのかミロ。
ミロは良い嫁になるな…。
私が元の姿に戻った暁には迎えに来ようか…。
だが、元の姿に戻せるのは長だけで有ろう…。あの長に許しを請わなければならぬのか…。
胸糞悪い。
あの長老め、古代遺産の様な齢のくせに、魔力で見目若々しくしているなど魔力の無駄遣いだ。
全力で老化に逆らうオバサマか。五代目の火の影みたいな名前の奴か。
ご隠居の様に大人しく時の流れに身を任せば良いものを。序でに貴方の色に染められておけ。)

元の姿に戻りたいが長に許しを請うのは忌々しい、愚弟のいる所に戻るのも癪に障る等とフラストレーションに陥っていると、ミロに先に外で待つように言われたので、外に出た。

ミロも出てきたので、近くに街や村が有るのか聞いてみた。

「歩いて30分位かな…城下町が有るよ。」

「城下町?此処は王政の国なのか?」

「ああ…、とても国民想いの正義感溢れる国王様と、薔薇の様に美しい…美の女神の様な王妃様がいらっしゃる。」

「そうなのか。
しかし、30分位は少し遠いな…、空間をねじ曲げてやろうか?直ぐ着く。」

「そんな事も出来るんだ!凄いな!」

我々は亜空間を通り、ミロは街で私の衣服や日用品や食料品を買い込んだ。
それ以外に、私の為に数冊の本を買ってくれた。

(長老や…老を強調してやろう、長老や長老の弟子の様に荷物を家迄瞬間移動出来れば楽なのだがな…。
否、瞬間移動などさせずに、あの二人に荷物を持たせて歩いて運ばせたいものだ…。フッ。)

などと黒い事を考えながら、再び亜空間を通り家路に着いた。
家に着き荷物を運び込み、然るべき場所に各々しまうと、ミロがアイスティーを運んで来てくれた。
二人でソファーに腰掛け、それを飲んだ。

「今日は陽射しが強いな、冷たいアイスティーが美味いな。」

「よく冷えてるだろ?俺は水と氷の魔術師だからな、冷やすのは得意なんだ…なんてな。」

ミロは冗談を言うのが好きらしく、悪戯っぽく笑いながら言った。

「ところで、ミロ。普段買い物の時どうしているのだ?荷物を持って歩くには少々遠いのではないか?」

「車が有るから大丈夫だぞ。」

「車?有るのか?」

「有るぞ。見るか?」

そう聞かれ、ミロについて行く。
家の裏手に回ると、そこには屋根に100人乗っても大丈夫そうなガレージが、中には山道も平気そうなオフロード。

(益々謎が深まる…。
ミロの住居は、街の人間が寄り付かない森の中。だが、ライフラインも整備されているし、車も所持しているなんて…
一体、ミロは何者なのだ…?)

聞けば済むのだろうが…、何故か聞いてはいけない様な気になり…聞けないのだ…。

私がミロと共に生活する様になり一週間程経過した。
ミロが食事の支度をしている間、手伝いを申し出たが大丈夫だと言われたので、私はテラスで本を読んでいた。
本を読んでいる私に

「おい…
こんな所にいたのか…
捜しだぜ。」

と、誰か確認する迄もない…幼子の姿の私と全く同じ甲高い声で話かける奴が現れた。

私は本に目を落としたまま

(捜し…だぜ?捜したぜではなくだぜ?)

世迷い事に軽く目眩がする…私は眉間に皺をよせた。今なら眉間がクリップの代用になる位皺をよせた。

「美魔女みたいな長老が、二人揃って心を入れ換えて謝れってよ。そしたら許してやるって言ってるんだ。」

「心を入れ換えねばならんのは私ではなく貴様だけだ!この愚弟が!」

「何を!家出人の捜索にあちこち探し回って、やっと見つけてやったと言うのに、第一声がそれか!」

「それとは何だ!貴様の第一声など最後が世迷い事ではないか!だぜとは何だ!だぜとは!」

「この俺、カノンと言えばだぜなんだ。」

「…」

(何なのだ…その得意気な顔は…。そんな顔して言う様な事か…。
我弟ながら嫌になる…。)

目眩を覚えながら溜め息をつくと、ミロが顔を出した。

「何騒いでんの、サガ?」

私とカノンは同時にミロの方に顔を向けた。

「………。
分裂したの?」

「…してない。」

たまに本気なのか冗談なのかミロが分からなくなる…。


一端終わります。
今回も少々遊んでしまいましたm(__)m
やっと!カノンさん登場です。存分に暴れてもらいましょう(笑)
正義感溢れる国王様と薔薇の様に美しい王妃様は何方か分かりましたでしょうか?
存在が謎なミロさんの正体と、まだ出ぬ方々との関係は………
とっととバラして終わりたいです┐('~`;)┌





一気に書かないと忘れてしまいそうです(>_<)
部分的に妄想は出来ても繋げるのは難しいですね(>_<)
処女作なんで、キャラの性格とか定まってませんし、誤字脱字はご容赦願いますm(__)m


頭の中がメルトダウンした私であったが、我を取り戻し、背丈が足らない分何かと不便しながらもミロと夕飯を済ませた。

「お皿そのままで良いよ。シンクに届かないだろ?」

「否、生活を共にするのなら何から何までミロに頼りっぱなしと言うのは…
夕飯の仕度も本当は手伝いたかったのだがな…。」

「気にしなくて良いよ。例え大人サイズでも慣れとか勝手が違うとかで難しかったりするんだから。
皿洗いしてる間に風呂入って来なよ。」

「風呂っ!」

「呼んだ?」

「否…ミロではなく風呂と言ったのだが…」

「冗談だよ。そんなしどろもどろにならなくても…
タオルは其処で、風呂場はあっちで…」

テキパキと支持をするミロは不意に
「あ!下着…どうしよう…。服は俺のシャツで良いとしても…」

「必要無い」

「は?」

不可思議な顔をしたミロを後目に私は風呂に向かった。

(風呂…何と甘美な響きなのだ。
風呂…それは私を魅了してやまない至福の時間を過ごす、正に私の為に有る………)

これから訪れる甘く優雅なバスタイムに思いを馳せていた私は、思わず固まってしまった。

(シャワーが届かない…)

全裸で仁王立ちで立ち竦む私にミロが声をかけて来た。

「シャワーに届く?湯船に入れる?背中洗える?一人で入れる?」

「…無理だ…。シャワーに手が届かない。湯船に入るのも難しいかも知れぬ…。」

「やっぱりね…。だと思った。」

そう言いながら着衣を脱ぎ始めるミロに、私は…

(お前も裸族なのか!)

全裸の素晴らしさ、自分の美しい肉体に酔いしれる至高の時間を共有出来る者がいた事に、私はうっとり我の素晴らしい肉体を思い浮かべていた。

「一人じゃ危ないから一緒に入ろうか。」

ミロの声に我に還った私の目の前には、腰にタオルを巻いただけのミロが…
…と言うより、腰にタオルを巻いただけのミロの下半身…

(此処はパラダイスか…双子の神が居ると言うエリシオンと言う場所なのか…
エリシオン?、…エリ…シオン、…シオン、………チッ)

天国にいる気分を味わっていた私は、長の名前を連想してしまい、最悪な現実への引き戻され方だ!
だが、私の天国は現実に有る!
ミロと共に入浴!この世の天国だ!

二人での入浴中、ミロ滑らかな手指が私の肌をなで回す…
その動きは優しく…時に私の敏感な部分を掠め…その刺激は私の体に電流が走ったかの様に私の体を震わせる…
ミロは私に至福の時を与える事のみを求め、私に奉仕するのだ…
やがて、私の体にミロの腕が回され…二人の体が密着する…そのまま、二人で湯船に浸かり、我々は共に頭の中が朦朧となり…果てた…。

「あっちぃ~!サガ大丈夫かぁ?」

我々は逆上せたのだ。
二人での入浴中、官能的な事が有る筈もない。
私の肉体は、あの美しい完璧な肉体ではないのだ。今は幼子の姿をしているのだ。
様は、私の思う様に動かぬ体では己れを上手く洗えず、ミロに手伝ってもらったのだ。
洗髪中にミロの指が耳を掠め擽ったかったのだ。
そして、私は後ろから抱き上げられ湯船に浸けられたのだ。
ミロは元々長湯は苦手な様で、僅かな時間で逆上せた様だ。この私は、長湯大好きなこの私が、僅かな時間で逆上せるなどと…、有り得ない!だが、幼子の体には十二分に長湯だったらしく、逆上せたのだ…。

私は、ミロのベッドに、バスタオルにくるまれた状態で寝かされ、ミロに扇がれている。

「…あぁ…大丈夫…だ…」

逆上せたのが幼子の体に負担がかかったのか、それとも、幼子の体では当然の事なのか、私はウトウトし始めた。

(お子さまは寝る時間と言うやつか…。
これからが大人の時間だと言うのに!)

私は入浴中の幼子の姿に官能的な事は皆無だったと言う現実から目を背け、ベッドの上でのミロとの目眩く官能的時間に拘り抗っていた。

瞼が万有引力の法則に従い始める私に気付いたミロは

「眠くなった?
これ…俺のTシャツ、寝間着には丁度良いかも。…でも、下着着けなくて本当に良いの…?」

「ん…ありが…とう…。下着は…必要…ない…。」

私はミロのTシャツをスッポリと被り、そのまま横になった。

翌朝、目を覚ました私は、ミロ腕の中にしっかりと掻き抱かれていた。

(これは…。)

縫いぐるみを抱いて寝ている様で色気も何も無い様な抱きしめ方だ…。

私は身を捩り、ミロの顔の横に私の顔が並ぶ位置に擦れた。
スースーと寝息をたてるミロの寝顔は、長い睫毛が印象的な

(何と可愛いらしい寝顔なのだ。正に天使の寝顔。何時までも見つめていたい。)

ミロの寝顔をうっとり眺めていた私は、引き寄せられる横にミロの頬をそっと撫でた…。

(私が…、私の体が己れの肉体ならば…、ミロ、お前を優しく包み込み…、この美しい髪に触れ…、そして………)

などと考えていると、無意識の内にミロの頬に口付けし、優しく唇を合わせていた。
私の口付けに夢現に微睡みながら、ミロはゆっくりと目を開けた。
美しい蒼の瞳が姿を現す。
ミロは私から唇を離すと

「お姫様は王子様のキスで目を覚ましたのでした…。
おはよう。」

そう言い、私にチュッと一瞬だけ唇に触れる様な短いキスをした。

「………。
今のでは…どちらがお姫様か王子様か分からないのだが…。」

ミロはフフっと笑った。
ミロにその気は全く無さそうで、無意識で無自覚なのだろうが、その表情は美しく妖艶だった。

「ミロ」

「ん?」

「私は形はこんなだが、私は成人男性なのだぞ…。ミロより長く人生経験を積んでいる、な。
お前にその気が有ろうが無かろうが、艶やかな仕草や肌を触れ合わすなどという事は、私を欲情させるのだぞ?
お前も大人なのだ、皆まで言わずとも…分かるだろう」

ミロの耳元で囁いてやる。
ああ、言わずとも分かっている。私の姿は今幼子だ。とても可愛い甲高い声だ。
だが、普段の私ならば、これがどれだけ色気溢れる仕草か想像出来るだろう。

その囁きにミロは

「んっふ…」

と、何やら特徴的な、だが、色香を含む様な笑いを浮かべる。例えるなら、薔薇の君と言ったところか…
何故だかその言葉が浮かんだのだ…。
テラスの薔薇の紅にあてられたのか…?
そんな事を考えていると

「でも、今は可愛い可愛い小さな子供の体だろ」

ガバッと、私を抱いたまま起き上がり、ベッドの上に胡座をかいたミロはケラケラ笑いながら私の頭をガシガシて撫でた。

「朝御飯食べたらサガの要る物買いに行こう。」

ミロはそう言いながらベッドから飛び降りた。


一端終わります。












私はミロと共に歩きだした…のだが、歩幅の差か、少しずつ遅れる私…

(全く忌々しい!普段の私ならば、ここは私が優雅にミロの手を取り然り気無くエスコートしつつ歩いている筈だ。
それをこんな…後ろからついて歩くなど…
こんな姿になった理由も元を正せばアイツが………)

等と考え、この姿になった経緯を再び思い出し、歯噛みしながらも遅れを取るまいと足早に歩き続けた…

「ごめん。小さい子と歩くなんて初めてだから…。」

ミロは私を振り返り立ち止まると、配慮が欠けたとすまなさそうな表情を見せ、そう言った。

「否…、私もまだ自分の体に慣れてなくて、自分の歩幅の事など考えてもみなかったし…」

ミロの表情に、私は得意の陶酔の世界の住人になりながらも、ミロに落ち度はないと言っておいた。…実は目の前がミロの尻と言う最上級のviewpointを堪能していたなどとは微塵も表に出さずに。

「こうやって歩けば大丈夫だよね。」

ミロはそう言い、ニッコリと微笑みながら私に手を差し出した。

(あぁ…何と言う麗しい…まるで女神の様な………)

目の前の光景に、私は陶酔の世界で感度の滝の涙を流していた。

「?
サガ?
手…繋いで歩こうと思ったんだけど…。」

手を差し出した意味を理解してないと思ったのか、ミロは少し困った様に言った。

「否…、意図は分かっているのだが…、形はこうだが、私も成人男性…
その…無闇に手を握るなど…相手のプライベートゾーンに浸………」

そう、本来の私の他人と関わる時の紳士的な態度で話している途中で、ミロは目を少し大きく見開くと

「手を握るって、今のサガの小さい手じゃ俺の手、握れないだろ」

ミロは悪戯っぽく笑うと、私の手を包み込む様に握った。

突然の事に驚愕しながらも、自分の形が幼子なのだと痛感させられた。
何よりもミロに私が幼子に接する様にしか見られていないと言う事を痛感させられた。
だが、ミロと手を繋いでいると言う状況に嬉々としてしまった。

(今はこの状況を楽しもう。)

私の十八番、陶酔の世界に行っている場合ではない。
私はこの現実の世界を楽しむ事にした。

「でさぁ、サガは何で子供の姿になっちゃった訳?」

「私は…ミロも察してるかも知れないが人間界の住人ではないのだ…」

「うん。分かってるよ。
普通…起こり得ないだろうからね。」

「実は…私は魔力を持つ種族の者で…
ミロは驚かないのか…?」

「ん?もう驚かないよ。さっきも言ったじゃん。理屈や常識だけじゃ説明出来ない不思議な事も起こる時が有るって。
人が知らないだけで、案外色んな種族が共存してるのかもよ?」

(何と可愛い微笑みなのか…)

私はミロを見上げ、そう思った。
思ったと同時に、何故ミロはすんなり受け入れられる?何故この人間が寄り付かない森に居た?等の疑問も沸いた。
だが、今はミロの質問に答えているのだ。

「そうか…。
私には双子の弟がいるのだが…
この弟が全くろくでもない愚弟で、事有る事に私の神経を逆撫でする。
自分で飯一つ作らんくせに私が作った食事にケチばかりつけ!部屋を散らかしても塵一つ拾おうともせん!
フラフラフラフラ遊び呆けてばかりで職務も怠け私に尻拭いを………!」

ついつい、双子の弟の事を話し始めると、愚痴が出、怒りが込み上げ、怒りで魔力が沸き上がった。

「ちょっ…ちょっと、サガ、落ち着いて…。」

ミロは私の怒気を孕んだ魔力に驚いたのか、慌てて私を止めた。

「すまない。ついつい愚弟の愚行を思い出したら怒りが込み上げ…
…私もまだまだ未熟だ…
何時も愚弟の愚行をたしなめると、愚弟が口答えばかりしおって…
それに私も頭に血が上り、魔力を高めてしまうのだ…
幸か不幸か、我々は種族の中でも高い魔力を持つ部類に入る…
我々が高めた魔力は凄まじい破壊力となり、我々の住む場所の至る所を破壊してしまった…
その事で、我々の長に魔力の弱い幼子の姿に変えられてしまったのだ…」

我ながら情けない。
愚弟が原因とは言え、自分が未熟なのも事実だ。
溜め息しか出ない。

「そうなんだ。
サガって落ち着いてそうで結構短気なんだな。」

何故かミロは楽しそうにクスクス笑った。

「でもさ、その長って凄いんだな。
凄い魔力を持ってるサガ達を子供に変えちゃうなんてな。」

(…ミロは…
私を和ます為にこんな事を…?…なら、何て優しい心の持ち主なのか!
それとも…天然なのか…?…なら、それはそれで何て可愛い…!)

私は愚弟に対する苛立ちを陶酔の世界に入る事で浄化していた。

「サガが子供の姿になった理由は分かったけど、何でこっちに来たの?」

ミロの声で現実に戻される。

(ミロの声で至福の時間から、ミロの居る素晴らしい現実に戻される…
何と言う至高の瞬き、無粋な目覚まし時計の音とは天と海底の差だな…)

現実に戻された刹那、陶酔の世界に足を踏み入れそうになったが何とか踏みとどまり

「う…うむ…。
大概、愚弟の愚行に嫌気がさしていた私は…、今回の事で怒りが爆発して…
………
…飛び出して…来た…のだ…。」

流石に、自分でも気恥ずかしく、気まずく答えた。
すると、ミロは目を丸くした後、吹き出した。

「あはははは。
…ご、ごめん…何かさ、サガって結構人間味溢れる性格なんだなって思って…
何か嬉しくって…、俺、そう言う人好きだ。」

デデ~ン!!!
まるで7つの玉と龍の神が関係する話の衝撃音の様に衝撃が!!!

(い、い、今、何と!?
嬉しい…
好き…
嬉しい…
好き…
ミロが!嬉しい!
ミロが!すすす…好きと!!!)

私の周りを天使が舞い、祝福のラッパを奏で、愛の神が私に微笑んでくださり
兎に角舞い上がっていた。
私が鯛や鮃ならば舞い踊っていただろう。
答えなければ、答えなければ!
私は精一杯落ち着いて…

「私が人間味溢れる性格だと…
そう思うか?自分ではそう思わないのだが…」

「ふふっ、俺はそう思うよ。
着いたよ。此処が俺ん家。」

鬱蒼とした森を抜けた直ぐの所に、綺麗なコテージ…小振りなカントリーハウスの様な感じもする。
テラスの周りには美しい紅い薔薇が咲き誇っている。
ミロに美しい紅色がよく似合うと思った。
だがしかし…、森を抜けたとは言え、此処はまだまだ木々の生い茂る人が住む様な場所ではないと思われる
ミロ…何故に…

「入って入って。
適当に寛いでて、お茶入れてくるね。」

ミロに招き入れられ、部屋に一歩踏み入れた私に、ミロはそう告げとキッチンが有るのであろう方に姿を消した。
私はとりあえず目の前に有るソファーに大人しく腰掛け…
…たかったのだが、腰掛ける高さが私の腰掛ける高さより高い…
私は尻から飛び乗る様に腰掛け…

(足が…床に着かない…)

自分が幼子の姿なのだと分かってはいても、やはり痛感する。
軽くショックを受けていると…

「おまちどおさま。」

盆にティーセットを乗せ戻って来た。
目の前のテーブルに置かれたカップに手をのばした…
…が、届かない。

(またか…)

私はソファーの上で尻をズリズリと移動させ、前のめりになりカップを持つ。
それを見ながら紅茶を啜っていたミロは

「単刀直入に聞くけど、これからどうすんの?」

「怒りを爆発させ飛び出して来たのだ…、そう簡単には帰れぬだろう…。」

「だろうね…、そう言うと思ったよ。
それで、帰らないとして、どうすんの?所謂、衣食住…
ってかね…、え~い!面倒!ハッキリ言うけど、サガ、こっちで寝泊まりする所無いだろ、俺ん家に住めよ。帰りたくなる迄。
決まりな。これは決定。覆らないから。」

私が口を挟む余地を与えない位一気に捲し立て、覆らない決定事項だと言われ茫然とする私…

(…いくら中身が成人とは言え、この幼子の姿を前に一気に捲し立て、決定、覆らないなどと…
ミロ、良く言えば、純真無垢、正に天使。
ミロの純真無垢さに酔いしれたいが…ここは我慢だ…
うぅ…誰だ…頭の中で「酔いしれろ」と声が…
気のせいだ。そんな事が有る筈もない。
悪く言えば、子供っぽ………ゴホン!ミロは純真無垢なのだ。
だがしかし…唐突に私の意思に関係なく同居が決定とは…否…最早何も言うまい…
…何か私にはしっくりこない言い回しだ…
否々!何も言うまいではない!言わないと駄目だろう!)

「ミロ…」

「何?反論は受け付けないから。
勝手だと思うだろうけど、サガは大人だから絶対遠慮するだろ?でも、子供の姿で寝る所もない食べ物もないなんて死んじゃうよ!だから!勝手に決めちゃう!」

「………
ミロ…、ありがとう。世話になる。」

「うん。遠慮すんなよ。此処はサガの我が家だ。」

私の感謝の言葉に、瞳と顔を耀かせて喜ぶミロ。

(ミロ…お前は何と愛らしいのか…天使だ…天使が舞い降りた…
ミロと同居…
ミロと同居…
ミロと同居…
…………)

喜びと興奮の余り、私の頭の中はメルトダウンした様だ…。


一旦終わります。
今回は遊び過ぎましたねm(__)m
リアとかカミュの台詞とか黒サガ出てきそうな…とか(^^;
サガさんがイタイ人からヤバイ人になってしまいました(>_<)
サガさん、ごめんなさいm(__)m
カノンさんはストレートに気持ちや感情を出して、サガさんは冷静沈着、表面からは中身は計り知れない…けど、中身はカノンさんと似た者同士、やっぱりおんなじ双子さ~♪(←おそまつくん)で…駄目?(>_<)
今回、海関係が何度か出たのはカノンオマージュです(笑)
紅色とか薔薇とか…何方かも出てきそうな感じを残してみました。










仔双子ミロ

2013/07/22

先日ほざいてた仔双子ミロのお話です
少しずついかせて頂きますねm(__)m
サガさんがイタイ人になってますけど、ごめんなさいm(__)m


(此処は森か…
全く人間の気配がしないが…此処には人間は寄り付かないのか…
………
つい感情的になってしまって…飛び出して来てしまったが…
これからどうしたものか…
飛び出して来てしまったから帰るのもな…)

フゥ…と溜め息をつき、感情的になってしまった事を恥じつつ先の事を考えていると、不意に人の声が降ってきた。
不意を突かれ、ビクッと身を縮めてしまったが、声の主の方に目だけを向けた。

「どうしたの?
君、一人?
お父さんかお母さんは?
はぐれたの?大丈夫?」

次々と心配するかの様な事を畳み掛ける様に聞いてくる。

(お父さんかお母さん?何を言っている?
………あぁ…、私は今子供の姿をしているのだったな…)

自分が子供の姿になってしまった経緯を思い出し、奥歯を噛んだが、声の主の声色や声の調子から察すると本心から心配している様なので、無視するのも失礼にあたると思い声の主の方に振り向いた。

(最も、誘拐や悪戯目的で声をかけてきたとしても、私を普通の人間がどうこう出来る訳でもないのだがな…)

そう思いながら振り向いた私は…
雷に撃たれた様に立ちすくみ息を飲んだ!
振り向いた先に居た人物は、耀く様な金の髪…宝石の様に美しい蒼の瞳…凛々しくも美しい顔立ち…の長身の青年が。
森に一人で居る幼子の身を案じ、心配する表情を浮かべていた。

(何と可愛いらしい顔をするのか…
美しい…何と美しい青年だ…
もし、私に見る事が出来たならば、今正にキューピッドが恋の矢で私を射抜いたのだ…
あぁ…愛の神よ…私は貴方に………)

陶酔の世界に入り込んだ私の至福の時間を邪魔され…ではなくて、立ちすくむ私は青年の声で我に還った。

「ねぇ…本当にどうしたの?
あ…、急に知らない人に話しかけられたらビックリするよね。
ビックリさせてごめんね。でも、こんな普段人が近付く事のない森で君みたいな幼い子供が一人で居るなんて、尋常じゃ…、…普通じゃないから、何か大変な事が有ったんじゃないかって心配で…」

「確かに、こんな場所に幼子が一人で居るなど尋常ではない。
貴方が心配するのも当然です。」

私がそう答えると、彼は吃驚の表情を浮かべた。

(その表情も何て可愛いらしい…
あぁ…愛の神よ…私は貴方に………)

再び陶酔の世界に羽ばたいた私は、青年の声で現実に引き戻された。

「君、大人みたいな話し方するんだね…
ビックリしたよ。」

「驚かれるのも無理はないでしょう。
私は…急にこんな事を言われたら困惑するでしょうし、悪ふざけをしていると思われるでしょう。
思考のおかしい輩だと思われるのがオチだと思いますが…
私は、こんな形をしていますが、成人なんです。」

「………」

「………」

驚愕の表情を浮かべた青年がジッと見つめてくるので、私もジッと見つめ返した。

(その表情もまた何て可愛いらしい…
この麗しい青年に私は…、悪ふざけをする嫌な輩だと思われるのか…
あぁ…愛の神よ…私は…私は………)

陶酔の世界に三度旅立ち、二人の間に沈黙の時間が流れた。
が、その沈黙を破ったのは彼だった。

「そう…なんだ…。」

その声に私はハッと顏を上げた。

「信じるのですか!?
普通なら取り合わない様な事を言っているのですよ!?」

「うん。最初はね、からかってるのかと思った。
でも、君…、俺より目上みたいだから、君っていうのは失礼かな?
貴方の真っ直ぐな目を見たら嘘じゃないのが分かった。
…結構さ、理屈や常識だけじゃ説明出来ない不思議な出来事って起こるもんだと思うし…
俺だって何でこんな人が寄り付かない森に居たのか…とかね」

彼は意味有り気な表情を浮かべてそう言った。

(何て魅力的な表情をするのか…
私は…彼にすっかり魅了されてしまった…
あぁ…愛の神よ…私は貴方に感謝します………)

またまた陶酔の世界に出陣したが彼の声で引き留められた。

「自己紹介が遅くなったけど、俺の名前はミロ。貴方は?」

「こちらこそ、後手に回ってしまって申し訳ない。
私はサガだ。」

「サガか…
ねぇ、サガ?
良かったらなんだけど、俺ん家、近くなんだけど、話の続きはお茶でも飲みながらにしない?」

ミロの言葉にくどい位に陶酔の世界を訪れた私だったが割愛させてもらおう。

「大人が子供になるなんて、長い話になるだろうからね。」と、言いながら歩くミロと共に私は歩きだした。


一旦終わります。
サガさん、ごめんなさいm(__)m


Ω視た

2013/07/21

プリキュアにしか見えない見た目とか聖衣とか黄金聖闘士とか…兎に角受け入れられない要素満載のΩやけど、火星人倒してから結構面白いんじゃないかい?(火星人て…)

貴鬼、まんまムウ様やね!
スターライトエクスティンクション使った時、格好良かったよぉ(^o^)
格好良かったのは星矢だよ星矢!
「アイオロス、貴方の意思と技は俺が受け継ぎました。アトミックサンダーボルト!」って、滅茶苦茶格好良いじゃないか星矢ちゃん!!!
何だその落ち着き様は。
あの貴鬼があの落ち着き様なんやから当然っちゃ当然やけど。
玄武おらんくなったんやから、紫龍と氷河、黄金聖闘士なっても良いんじゃないか?
瞬はアンドロメダ復活なってたから、星矢達と聖衣に差が出ちゃうけど…
フドウが居るのも有るけど、瞬にバルゴの技はねぇ…無いよな(^_^;)ハーデスん時聖衣は着てたけど。
それ言ったら、一輝兄さんどうすんだよやもんねぇ。レオにはなんないよねぇ(^_^;)
Ω始まってるけど、末娘がアンパンマン視てるよ。
これ書いたらワンセグで視よう。
ってか、貴鬼、あんな小さい時にムウ様おらんくなったのに、修復師としてもアリエスとしても、よくあんなに立派になれたよねぇ(^^)
シャイナさんの髪色と色違いって感じやけど、敵のレア?あれミロちゃんやん…後ろ姿ミロちゃんやん…
やっと!やぁ~と、明日から子供等の夏休み
(やっとやっとのせいでヤットデタマン思い出しちゃったよ)
夏休みなったらなったで、毎日一日中煩~い!!!って怪物くんみたいに叫びたくなるんやろうけどさぁ…(--;)
取り敢えず、暑い中送迎無しになっただけマシだよお(^o^;)

関係の無い話題なんですが、私、香水の香りとか割合駄目な方でして…
石鹸とか柑橘系ばっかり選らんでしまう質なんですよ。
…で、流れ的に香りのみ繋がりで一気に話がアナザーディメンション(^o^;)
香り付きのトイレットペーパーの香りって殆ど香水みたいな香りばっかりで頭痛とか気分が悪くなったりとかなるんですが、ピオーネの香りのトイレットペーパーがマジ葡萄って感じの香りで気に入ってたんですよ。
が!先日購入したこのトイレットペーパー、マジ葡萄って香りじゃなくなって、何処が葡萄よ!?(-_-)って言いたくなる香水系の香り(-_-;)
どうでもいい話題なんですが、自分の中では残念無念(-_-;)

さて…殆どが昔話なカミュミロの話いっちゃおうかなぁ。(誰も待ってないよ(-_-))
遥か昔、アルベリッヒな彼女の好きなCPの内の一つがカミュミロだったんですが、いつの間にやらミロカミュになってたんですよ。
今ならいい年しまくった大人ですから、何か惹かれるものが有ったんだな。(実際何が切っ掛けで何にハマるか分からないものですよね)とか、人各々好みは様々。とかって思えますが、当時はカミュミロ好きやったよね?寝耳に水。何で?って感じで質問しまくりさんになってしまいましたよ。
その時に、アルベリッヒな彼女に「アンタはミロ好きやからミロ受けになるんやろう」って言われた記憶が有るんですね。
多分、そういう方は沢山いらっしゃるんじゃないでしょうか?
好きなキャラは受けになってしまうって方。
当時はですね、それ言われて「否、カミュとミロって同じ位好きやけど、0.1㎎位カミュのが好きやぞ」って感じだったんですよ。だから、ミロ好きやからミロ受けってのとは違う様な気がするって思ったりしてたもんです…
じゃあ、何でカミュミロ?って問われるとですね、当時も今も、カミュ受けが無理なんですよ(>_<)
私の中ではカミュさんは受け要素一切無しなんです。
それから、私の中のカミュさんはミロさんしか見えてないお人なんです。
(勿論、私の中でミロさんには受け要素しか有りませんが)
だから、ミロカミュが無理なのは当然なんですが、ミロさん以外が相手でも×カミュは無理なんですよ(;´д`)
シュラさんとかサガさんとかお見かけしますが…
私には、例えるとMP0の戦士が魔法使えって言われてる様なもんであります(;´д`)←何故にケロロ軍曹口調(・・;)
当時も今もカミュミロです。
今回はカミュ・カミュ言いましたが、当時も今もミロはマジ可愛いです。

シュラさんの名前が出たので、シュラさんのお話をしましょうか(はい?)
当時は原作のミロとカノンのスカニーな話読んで云々、オマケなシュラさんみたく言ってましたが、当時もシュラさんは格好良いと思ってました。
只、ミロと絡ませられない、キャラ崩せないだっただけで。
今ならシュラさんマジ格好良い!キャラ崩壊させて捏造しまくってミロと絡ませまくりですね( ̄ー ̄)b

絡ませまくりしたいけど、部分的に妄想しまくっても暑さや耄碌で忘れてたら意味無いですねf(^_^;
ネタ帳作らないと駄目ですね(笑)
需要は無くても、妄想しまくったものを繋げて何時かは一つのお話にしたいと思ってるんですよ(^_^;)
少しずつ落書きも再開しています(^_^;)

今日もガス抜きしましたよ~(-。-)y-~
暑いですねぇ(>◇<;)
皆さんバテてませんか?私はバテかけ寸前です(*_*)やっぱり寄る年波には勝てませんね(T_T)

最近暑さに妄想脳が負けてます(・・;)
暑さに負けたのか波が引き気味なのかは分かりませんが…
涼しくなって妄想満開だったら暑さに負けたって事でしょうが
暑さ全開になる前は妄想で脳みそ満タンだったんですが、色々な設定で中途半端な物が数件(数件?その表現はあってるのか?)
続きを考えるのを密かに楽しみにしてたのに、暑さでぶっとんだ( ̄▽ ̄;)
むぅ~…残念(-_-;)
妄想してた内容ってのがですね(誰も聞いてないよ)
・黒いムウさん×ミロ…内容は濃すぎて今語る元気がない(-_-;)
他には双子と仔ミロの逆で、仔双子×ミロを妄想しておりました。
聖域で執務疲れのサガさんをアテナが子供化して強制休暇、子供の頃育ててもらったからその時なお礼に俺が仔サガの世話焼きするぞ!と張り切って双児宮にやってきたミロ…と、サガに付きっきりミロに嫉妬するカノン…辺りで止まってます(^o^;)
もう一つパラレルで、妖精だか魔法使いだか何だかの世界で喧嘩ばっかりの双子に、お偉いさんが激怒→子供化してパワーダウン、喧嘩しても周りの被害は少なくなった…が、サガさん拗ねて家出、人間界にやって来てミロと出会ってハート撃ち抜かれて(笑)居候。暫くして、二人で謝らないと許してもらえないからと、サガを捜してカノン登場。これまたミロと出会ってハート撃ち抜かれて居候。…な話。
何か色々突発的に思い付いて、さりげにカミュの存在を匂わせる様な感じやミロも人間じゃないみたいな感じのも妄想してた記憶が…でも、暑さに負けて何だったかさっぱり???

昔の思い出話になってしまうけど、次はカミュミロの戯言を垂れ流してやる~。←傍迷惑な奴(¬¬;)


プロフィール

尾羽っSUN

Author:尾羽っSUN
オバハンが言いたいけど他で言えないって事をほざいてます。
主に腐話。主に聖闘士星矢。主に脳内妄想。
カミュミロが主のミロ受けがメインです。
他にはぶちまけたい愚痴とか、大好きなゲームの話題とかetc.

最新トラックバック
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ