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タイトル何でしょ?
シャカさん?アフロさん?ミロさん?

いやぁ、実はですねぇ…、
う~ん、「いやぁ」が、良い感じにバランさんの「いやぁ」に聞こえる。
今朝方ね、会っちゃったんですよ。
Gに…。
しかも、確実にG級。G級のGですよ。
こう…、トイレで用足ししてまして、ふと見上げた壁右上最高部。
居やがったんですよ!G級ジャイアンが!!!
うちはコンバットとか、あの手のホウ酸団子置いてるんで、夏になっても余り見る事はないんですけど、トイレの網戸破れてんですよね…。引き戸の窓ならとっくに網戸張り替えてんですけどね。
トイレの窓が、何て言うんですか?窓の上を引き下ろして上だけ開くタイプ。どうやって網戸外すの?張り替えるの?
…なんで、Gが迷い混むのも致仕方ない、かも…。
でね、奴が動かない様に、ソ~っとソ~っと動いてね。奴が動いたらパニックですわ!
生憎、薔薇の香りのキンチョールもトリガーノズルのアースジェットも切らしている…。
仕方ないから、お部屋にチュッとするだけラベンダーの香りを持ち出す。
これはGに効くとは書いていない…。効き目有るかな?と、トイレのドアを少し開き、隙間から、まるでサスペンスの犯人の様にスプレーをシュッ…と1回。2回3回4回…10回位でスプレーする。
何せ相手はGだ。蚊や蝿とは訳が違う。効き目無いかもな…。と、トイレのドアをパタン。
暫くして、次女三女がトイレの床でGが引っくり返っていると、怖くてトイレに入れないと言って来る。
あれ?効き目有った?しかも、割りと速効性?と、トイレを覗けば、床で引っくり返って脚をピクピクさす奴の姿。
おそらく、その時の私は勝ち誇った顔を、止めを刺す悪役の様な顔をしていたのではないかと思われる。
ラベンダーの香りスプレーを手に「アディオス」と、腹を見せるGに至近距離からシュッ…。
まだ息が有る。脚がピクついている。
もう1回シュッ…。まだ息が有る。ピクつく脚。
もう1回シュッ…。まだ息が有る。もう1回シュッ…。まだだ。もう1回シュッ…。辺りでスプレーが空に。
参ったなぁ…。薔薇の香りの方は蚊用に置いておきたい。
う~ん、う~ん、と頭を捻り、ドラえもんが道具を取り出した時の用に掲げる物は、
クレ556のスプレー缶。
フフ…、これを吹き掛けられて生きている虫等居まいと、もっと口語体の口調で娘等に告げる。
「よく頑張ったと誉めてやりたい。」と、ブロリーになったかの様な気分で、スプレー口をGの至近距離で、シュッ…。
生きてる…。まだ脚ピクついている。
もう1回シュッ…。脚がピク。
もう1回シュッ…。脚がピク…。
あれ?あれ?可笑しいな?と洋画のダサダサなラスボスの様になりながら、結局5回位機械油吹き掛けたんじゃないですかね?生命力強すぎだろ?おいっ!
分厚いトイレットペーパーで奴の死体を摘まむ。ピキだかパキだかシャリだか甲殻っぽい、柔くない虫独特の音が鳴る。
鳥肌立ちそ~!!!
そのまま、便器にポイ。
機械油のせいで床がヌルヌル。くそう!と、床掃除して、そのトイレットペーパーも便器にポイとして、奴共々ジャー。
終わった…。
強かった…。
だが、此方も被害を受けた。チュッとするだけラベンダーの香り一本。油まみれの床掃除。
奴と遭遇した、しかもG級!精神的恐怖と苦痛、∞。
で、ですね。
効き目無いかな?と思った、蚊取りスプレーね。六畳位で1スプレーでしょ?トイレが半畳位として、1スプレーで12倍の濃度。10スプレーで120倍の濃度。
ガス室並ですね…。
そりゃ効くわ。
だが!
奴は生きていた!致命傷を負いながら、奴は生きていた!
しかも、止めを刺すのに手間取らせやがった…。
G!貴様が家で遭遇したくない虫No.1だ!!!

話は変わりますがねぇ。
今書いてる馬鹿話。もっと熱い拳のぶつかり合い!って予想してあんなタイトルにしたのに、「小競り合い」で片付けてやんの!意味無ぇ~。

明日の今頃は金魂タイム?
カノンさんの話題出るかな?サガさんの出番?


あちこちで小競り合いを繰り広げながら、自分達の修学旅行中の宿泊先を探す各々。

「あ、あの娘可愛い。」

「へぇ…。素朴な感じの娘だね。君はあんな感じの娘が好みなのか。意外だね。君はもっと真っ赤なドレスが似合う様な、そのドレスよりも香水だけの方が似合う様な、香水だけで妖艶な眼差しとかを向けて来る様な、goldの装飾が似合う様な派手な顔立ちのウェービィなブロンド美女が好みなのかと思っていたよ。」

「それ、何処の高級なプロのお姉さんだよ!?…確かにそうだけどよ…。」

「そうなのかよ!」

「それは一夜の相手だ。そう言うんじゃなくてよ、何だ、こう…、純心な相手っての?そう言うんにはよ、あー言う娘が良いなぁって…。」

「へぇ~…。…と、言いたい所だが、そんな住む所が違う様な君に言い寄られる素朴な感じの娘が可哀想だ。不良漫画の優等生眼鏡外したら可愛いキャラヒロインの様だ。」

「違ぇねぇ。こっちが更正するより向こうが巻き込まれる嵌めになるのは目に見えてる。
それにだ。俺には取って置きの美人が常に目の前に居るからな!」

「んっふ。私は蟹が大好物なんだよ。常に美味しく殻しか残さず食してやる自信が有る。」

「これさえ言わなけりゃなぁ…。とっくに喰ってんだけどな…。」

「見た目が君好みなのはもう一人居るが?向こうの方が先程の例えに当てはまる気もするがな。」

「ま、な…。けどよぉ…、そんな事だけじゃ無くてよぉ………。」

「お!あの娘、あの建物に入ってたぞ。後を付けよう。」

「ったく、お前はよぉ…。」


「何だ、これは…。」

「君達何処から侵入したの?ここは変わり種酸素カプセル、身も心もリフレッシュサロンだよ~?」

(変わり種過ぎだろ…。スライムに囚われてる人にしか見えねぇ~…。)

「不法侵入だよ~?お巡りさん呼ばないとねぇ~………あ痛ぁ!」

「ヤベェ!マッポだ!デスマスク!逃げろ~!」

「不法侵入+暴行・傷害…あ~!壊したぁ!器物損害も+だよ~!俺、只のバイトなのに~!問題起こさないでくれよ~!」

「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン。」

「あ~!アンドー先生!捕まえて下さ~い!」

「何時何分容疑者確保~!」

「何で、只の先公が捕まえられるんだ!」

「この辺り過疎地だからぁ、先生、お巡りさんも兼ねてるんだよ~。
聖域高校の生徒さんだね。アンドー巡査と一緒に来てくれるかなぁ?」

「何だ?この変なのは…。」

「変わり種留置所の牢屋だよ?保護者か先生が来る迄大人しくしててね。」

アフロディーテはアンドレアスことアンドー巡査に捕まってしまった…。チャラリーチャララチャラー

続く。




小ネタ集

2015/07/29

我が師カミュ2。

「今日は二人に紹介したい人の説明をする。」

「「はいっ!カミュ先生!」」

「その紹介したい人は、教育実習に訪れる、何れ先生になるで在ろう先生の卵だ。」

「「はいっ!カミュ先生!」」

「アイザック!教育実習生とは何だ!?」

「先生になる為に勉強している先生の卵です。」

「そうだ!
だが、しかし、まだまだ。アイザック、教育実習生とはな…。
生徒達に「あの先生可愛い~。」と、淡い恋心を抱かし、教育実習先の先輩の先生に良くしてもらい、それを切っ掛けにお付き合いが始まり、何れ夫婦になる人の事だ!」

(え…?)

と、思うアイザックを他所に、

「良く理解出来ました!カミュ先生!」

と、強く心に刻む氷河。

「…と、言う訳だ。
私は今から聖域に赴き、ミロに教育実習に来る様に説得し、此処に無理矢理連れ帰って来る為に留守にする。
留守を頼んだぞ。」

(え…。)

と、思うアイザックを他所に、

「はいっ!カミュ先生!お気をつけて!」

と、何やら強く心に描く氷河。

何?この師弟…。

※教育実習に来た先生の卵は必ずしも生徒に淡い恋心を抱かせたり、先輩の先生と恋仲になり夫婦にゴールインする訳ではありません。


小ネタ集

2015/07/29

氷ミロのお話書いてて思い付いたネタ。


我が師カミュ1。

「良いかっ!よく聞け、お前達!!」

「「はいっ!カミュ先生!」」

「お前達が目指すのは白鳥座の聖衣だ!」

「「はいっ!カミュ先生!」」

「そこでだ。身も心も白鳥座になりきってこそ真の白鳥座の聖闘士と言える。」

(え…?)

と、思うアイザックを他所に、

「はいっ!カミュ先生!身も心も白鳥座になりきろうと俺は、白鳥ダンスをマスターしました!」

「うむ!素晴らしいぞ!氷河!
だが、しかし、まだまだ。
真の白鳥座になりきるにはな、そこで質問だ。お前達は白鳥座に纏わる神話を知っているか?」

「「知りません!」」

「うむ。そうか。では、今日は白鳥座に纏わる神話について勉強しよう。」

「「はいっ!カミュ先生!」」

「白鳥座の白鳥はな、天帝ゼウスが、美女を発見して交わりたい!と、熱望し、美の女神に鷲さんになってあの娘襲ってよ?そしたら自分が白鳥さんになって美女を助けるから。と、言う話が元なのだ。
やたら浮き名の多い天帝ゼウスが交わりたい!と、変身した白鳥だ!言わば!その白鳥の性欲は計り知れない!酒池肉林等当たり前!抜く暇も乾く暇も!溜まる暇さえ己に与える事が無い様な聖闘士になれ!」

(え…?)

と、ドン引きなアイザックを他所に、

「はいっ!カミュ先生!感動しました!」

何故か感動し、強く心に刻む氷河。

「そこでだ。先ずは、小宇宙(性欲)を高める練習だ。」

「「はいっ!カミュ先生!」」

「この、(バンッ!)等身大蠍座のミロのパネルを前に身悶える様な気持ちを高めるのだ。」

「はいっ!カミュ先生!」

「あの…、我が師カミュ…。」

「何だ?アイザック。」

「どうして、その人のパネルなんですか?」

「うむ。良い質問だ!
白鳥座に纏わる神話には別の話も在るのだ。
太陽神の息子がだな、自分が太陽神の息子の証明に太陽神の馬車を勝手に乗り回したのだ。まるで、免許取りたてで車に乗りたくて勝手に親の車を乗り回す18歳の様だな。
それでな、その馬車の馬が、豪奢な巻き毛の金髪をウッフンとかき上げ、その悩ましい碧眼の眼差しを向ける全裸の蠍座さんに見とれて事故を起こしたのだ。私の予想では、馬車に乗っていた馬鹿息子もその蠍座さんに見とれて己の息子にアストロンの呪文をかけているに違いないと思われる。そんな馬鹿息子を捜す為に、どれ程その悩ましい蠍座さんが魅力的だったか聞き出す為に!馬鹿息子を捜す為に白鳥になった馬鹿息子の友人が白鳥座になったのだ。
後は私の経験上からの選択だ。」

「えぇっとぉ…。」

「要は蠍座(小宇宙)ですね!カミュ先生!」

「うむ!その通りだ!氷河!」

何?この師弟…。

※この白鳥座の神話はカミュ先生の偏見的な解釈です。
事実と食い違う場合も有ります。



もにゃもにゃ捏造した事考えて思ったのだが…

黄金さんギリシャ出身者の五人さん。
内二組四人は肉親。
ミロさんだけ、赤の他人、独り者。
チャラララ~ラ~♪………
嗚呼、ミロさん…何でなんだ…

黄金さんギリシャ出身の五人さん。
内四人(一名は不明では有るが)は修行地が聖域。
ミロさんだけ、ミロス島。またしても独りだけ。
チャラララ~ラ~♪………
嗚呼、ミロさん…何でなんだ…

仕方がないので年少さん等グループに入れてみる。
ムウ様、師匠と弟子が。カミュさん、弟子が…しかも、かなり執拗な………。リア、上記の通り。
必然的にミロさんの仲良しさんはバランさんとシャカさんになる。
そうか、ミロさんをバランさんとシャカさんと絡ますのが好きだったのは、無意識に上記な事に気付いてたからなんだな。←多分違う…

あ゛~、早くリアにセクハラしてぇなぁ(・ω・)フライング過ぎしちゃおうかな…。


来ましたよ…言い訳のお時間が…(-_-;)

しかし、暑いですね…(>_<;)

やっと!やっと~~~!!書き終わりました(;´д`)
長かった~(>_<)
長過ぎて、書いてる間に訳分からんくなってしまいました(;´д`)

最初はね、もっと短かったんですよ。
カミュミロ降臨りて来た~!の氷ミロバージョンで。
書くならあーするかこーするかと、イヂり過ぎて訳分からんし長過ぎやしに、なってしまいました(>_<)

書きたかったのに入れ忘れたシーンは、緋色のカーテンが靡いてカミュさんがミロさんをねぇ~…の所ですわ(・ω・)
無理から捩じ込みました(^^;
で、本文中に出すつもりで忘れたんですけど、何で7年かと言いますとね、弟子に師匠を越えさしたかったからですわ(・ω・)
なまじ、カミュミロ好きの我が師は凄いな私なんで、我が師に勝つには何か越えさせないとね、と…。

氷河のイメージって、カミュミロの影に隠れて片想いイメージなんですよね。
でも、ある程度成長したら、カミュさん不在バージョンで、年齢的にヤりたい盛り、若さパワーな人かな?と…(^^;白鳥座の神話から氷河は年中繁殖期さんになってしまいました(笑)
それでも良いじゃん(^^;

双子さんの捏造は、私のはるか昔のサガミロ捏造が元です(・ω・)
後、金魂のミロさんとサガさん同じ髪色?から…。
カノンさんは、当たり前甦ります後ミロさんLOVEカノンさんにすると、氷河と取り合わせると、話終わらないわ(>_<)って…(^^;
だから、捏造バージョン(^^;

然り気無く、私の最強手持ち駒(笑)フレッシュマンさん迄捩じ込んだり(^^;氷河の師匠のシルエットのネタや、アニメの天蠍宮の最後の作画崩壊ネタとか捩じ込んだりね(^^;

最後駆け足になってしまいましたが、長々長々長々に最後迄お付き合い下さいましたアテナの様な愛に溢れた方々。ありがとうございましたm(__)m


反転攻勢1

2015/07/25

亀の甲より年の功とは言うけれど、やはり、培われて来た物の差なのかも知れない。
貴方より少し長く地上を踏みしめてみたけれど、やっぱり、貴方には敵わない…。
だから、
だからこそ、思う。
素敵だ。
惹かれる。
この人が好きだ。
心の底から。

コチコチと秒針を刻む音がやけに大きく聞こえる。

「時を刻む音…。貴方と一緒に刻む筈だった時を、今、消化出来ましたね。」

「なるほどな…。そう言う考え方も有る訳か…。」

「時を進めましょう。貴方と一緒に刻みたかった時間を、俺に下さい。」

「ん?」

「即答されなかった、あの時の答えを下さい。
俺は、あれから7年待ちました。これだけ待ったんです。あの時の答えをそろそろ貰いたいです。」

「全てを聞いても、迷いは生じなかったのか?」

「勿論です。俺は、貴方が好きだから。貴方が培って来た物の上に立つ貴方が好きだから。」

「あの時の、『答え』で、良いのか?」

ミロは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
その意味が分かった俺は、

「はい。あの時からの時を刻み直しましょう。」

「そうか。
時には理論的よりも、己の信じる物に真っ直ぐ向き合える真っ直ぐさが必要な時も有る。俺は、そう言う自分に正直な奴は嫌いでは無い。
何が有っても、己の決めた事を信じれるか?」

「勿論です。」

「次は、それからの、空白の時を刻めば良いのか?
俺の宮の掃除、年明け迄に間に合わないかもな…。」

「此処は、ゴホン。俺の宮はもうこれで良いです。
貴方の部屋を掃除しに行きましょう。」

俺の言葉にミロは換気の為に開けていた窓を閉め、カーテンを引く。

此方を向けば、ミロの後ろに緋色が広がる。

「貴方には、やはり緋色が…真紅が似合いますね。
貴方の為の色だ。」

緋色を背に立つミロに近付き、両腕の肩の辺りに自分の手を優しく掴む様に添える。
一瞬、ミロはたじろいだが、

「後ろに下がると引っ張ってカーテンが外れますよ。余り身を引くと凭れちゃって窓が割れますよ。
俺の部屋なんで、止めて下さいね。」

悪戯っぽくそう言うと、

「高姿勢だな…。」

「俺、真っ直ぐなんで。決めた事を突き進む質なんで。それに………。」

「大人なんで。」と、言い、自分で自分の口を塞ぐ。塞ぐ物は目の前の唇で。

7年待って、良かったかもな。
だって、昔の俺と違って、背伸びしなくても口付けるのに簡単に届く。

優しく合わせる位で唇を離す。

宮を出て、階段を下りながら、何と無しに他愛もない会話をする。

「掃除に年を跨ぐかも知れんな。」

「良いですよ。新しい年を迎えるのに二人で迎えられるじゃないですか。」

あ、ちょっと頬が紅潮した。可愛いかも。

「やっぱり、紅が似合いますね。」

ニヤケ気味になりながら、つい、口から漏れてしまった。

「はぁ?」

「新しい年を二人で迎えましょうね。
さっきの続きはその時で。」

横に並ぶミロの顔が勢いよく此方を向いた。

凄い勢いで金の髪が流れた。
今の、聖衣のヘッドパーツ被ってるバージョンで見たかったかも。

勢いよく此方を向いたミロの顔は、

表情が固まってる。やっぱり、この人可愛いよなぁ。

ニコニコしながらその顔を見詰める俺に、ハッとしたかと思うと、キッと睨み付ける。

そんな苛まれたって動じませんよ。だって、そんな顔も可愛いんですから。

今の上機嫌の俺に怖い物なんて無いんです。
それに、俺、貴方の全てを受け入れるんで。
怖い顔も可愛いんです。
ちょっと可愛い連発し過ぎ?
良いんだよ。だって、俺、ミロより歳上だもん。

だからって、流石に口に出すのは、…駄目かなぁ?
やっぱり、怖いよ?何と言っても、この人、蠍座様ですから。

ちょっと試しに、「そんな怖い顔しても可愛いだけですよ。」って、言ってみたら、
ほらねぇ~!
やっぱり、そう来たよ!
鳩尾に鉄拳食らったぁ~!
でも、何か嬉しいのは、二人の間柄のせい?
7年経っても芽生えたMは健在の様だ…。

痛みに鳩尾を押さえ、息が出来ない苦しみに、然れど、顔は涙目で笑顔なカオスな俺に、
ちょっと引かれた?
何か、たじろぎ気味なミロは、
そんな俺を尻目に、はや歩きで歩きながら

「とっ…年が明けたら…、お前の誕生日が直来るだろう!
お、俺より歳上になったお前に、祝い品だ!
手ぶらの体一つで祝いに駆け付けてやる!待ってろ!」

そう言い、言い終わると、一目散に駆け出した。

その言葉が意外だった俺は、放心気味で聞いていて、ボーっと走り去る背中を見詰めていたが、ハッと我に返り、その背中を追いかけて駆け出した。
本当、俺は、一人「待てよぉ、コイツゥ~。」が好きだな…。
好きでやってる訳じゃないけどね…。

誕生日迄お預けかぁ…。何処迄なら、日付変わる時許してくれるかなぁ?

等と考えながら、中々縮まらない距離で後を追いかけていた。

やっぱり、俺って、白鳥座の星に導かれる運命だったんだなぁ。
だって、白鳥座は、発情ゼウスの化身なんだから!常に繁殖期上等だよ!
アイザック…。すまない…。けど、お前には白鳥座は合わない…。仕方なかったんだ…。だって…、
お前はもっと…、清楚なお嬢さんなタイプだ!

お終い。

エピローグ

無事、21歳の誕生日を、最高のプレゼントを貰って迎えれた俺は、ミロと我が師達の墓参りに来た。

ミロは仲間の墓石に花を供え、やはり、何か話しかけている。

俺は、我が師に、ミロとの事を報告した。
大切にしますんで、安心して下さい。

チラリとミロの方を向けば、ミロはサガの墓石に白薔薇を供えていた。

…白薔薇?アフロディーテの墓石じゃなくて?

サガの墓石から此方に、我が師の墓石の前にやって来たミロは、我が師の墓石に黄色の薔薇を供えた。
優しく微笑んで、

「忘れないから…。だから、な…。」

と、呟いた。

立ち上がり、「帰るか。」と、言われたので、我が師の墓石に一礼して、その場を後にした。

白薔薇は、ホワイトカーネーションの父の日版。
黄色の薔薇は…「笑って別れましょう。」

感慨深い気持ちになった…。
我が師…、俺が必ず幸せにします。

白薔薇をサガの墓石に供えたのは…、

「義理父に挨拶は?ああ、まだ君に『義理父さん』とは呼ばれる筋合いじゃあないな!」

同じ顔の同じ双子座のお父さんが居るからかぁ!?

終わり。





捲土重来15

2015/07/25

それに、純白故の、純心さも表していたのだろうな…。

己を見失ったカミュはな…。ドアを開けた俺に飛び付いて来た。
勢いで倒された俺に、カミュはすがり付いて、滂沱して想いの丈をぶつけて来た。
組み敷いた体制で乱暴に男故の慕情を解放したがな…。あれは…未遂だ。

「未、遂…?」

魔の皇帝でも、純心な恋慕を弄ぶ様な真似はカミュの精神力の前に出来無かったのであろうな。

「我が師…。」

咽び泣いてないで、最後迄聞けよ…。

「ず、ずびば、ぜん…。」

鼻、かめよ…。

水を差す様な話になるが…。
あれは…、どっちかは分からんが、サガがカミュを哀れに思って歪んだ手助けをしたのか、黒い方のサガの暴挙にサガが抗ったのか、だったのかも知れんな…。

押し退ける、事も出来ただろう…。
出来無かったのは…、………。

(な、何なんですか…?その無言は…。)

俺の上でカミュは途中で気を失ってな…、放心していた俺もそのまま何も出来ずに、そのまま、只時が過ぎて行って…、我に返ったカミュはな…、青ざめて唇を戦慄かせて…、弾かれた様に飛び出して行って…、そのまま一度も顔を合わせずにシベリアに向かったんだ…。
俺の話も、何も聞かずに、な…。
日記、読んだのだろう?

「…はぃ…。」

未遂だと言うのに…。謝意ばかり書いてな…。
あのページを、後で破ってしまったのは…、本心を書いてしまった、罪悪感からか…。

(経緯はどうで在れ…渇望する相手を抱いた事に欲望を満たされた達成感が有るのは、致し方ないだろう…。
それは…、この人も理解しているんだ…同性…故に…。)


「どうして…、知っているんですか…?日記を破って有る事とか…。」

ある程度は片付けたからな。無人になった宮を…。皆で。個人的な物や大きい物は手付かずだが、ある程度の物はな…。流石に下着とか、置いていても仕方無い物や、食品とかな…。

「それで、衣服が無かったんですね…。
あれ?じゃあ、7年前の食品とかって言ってたのは…?」

捨て忘れてた物が有るかも知れないじゃないか。そんな徹底して片付けた訳じゃ無いからな。

(………。ずぼらだなぁ…。)

破られた日記の紙片を見付けた時にな…。
その場で情に流されたり、絆されたりする事は…、相手に対する優しさの様で、そうでは無い場合も有ると…。
あの時も、己の感情を優先させずに、サガが其処に居る事に疑問を…、いや、疑問は持ったんだ…。だが、己の快然に蓋をしてしまった…、あの時、違う選択をしていればな…。違う結果だったかも知れなかったのにな…。
そんな苛まれた思いを己の口で語るのは…、それ相応の覚悟が、要る、な…。」

(………。だから…話す事に、聞く方も覚悟を持てと言ったのは…。そうか…。
カノンに対しても…。あの頃のこの人は、私情に流されたりしない様な律した聖闘士だったからだろうけど、…サガの事が有ったから、余計流される事も無く徹したのかも、な…。)

俺の様に、無意識にでも顔を伏せ気味にならずに語れるのは、真摯な覚悟って言うのは、こう言う事なのかも知れない…。

続く。






捲土重来14

2015/07/25

「ややこしくならん様に、時系列通りに話していこう。
かなり昔に遡る、俺が聖域に来るより前の話だ。
カノンの事だが…、サガとカノンは、まぁ…兄貴みたいなものだ。

(兄貴!?)

勿論、当たり前だが、血縁は無い。
親の事情は知らんが、俺は私生児だった。親の関わりは知らんが、昔、縁が有ったからとか何かで、育てられなくなった俺をサガとカノンの両親が引き取ってくれた。
長く修行したお前達にしてみれば不平等な話になるが、幼くして黄金聖闘士になった俺達は、大して長く修行する事も無かった。星の導きと言うものだろう。持って生まれたもの覚醒した後は直ぐだったからな。
だから、割りと長く聖域外で、あの双子と過ごした記憶は有る。
特に、カノンはな…。サガと違い聖域に縛られる事は無かったからな…。双子が聖域に連れて行かれた後も度々顔を出しに生家に戻って来ていたしな…。後で分かった話だが、それは、脱走していただけだったのだが…。
そう言う訳だ。お前が何故俺達が仲が良いのか?と、聞いていたろう?
俺達も再会と言うものに時が流れ過ぎた。サガの事も有るからだが…カノンには因果応報と言おうか自業自得と言おうか…だが、失われた時が長い…。それを埋める為にな…。
俺とて、あの頃と事情は違う…ならば、兄弟、家族…共に居たいと思っている…。

(そんな理由が…。何時も一緒なのを頻繁に見かけたのは、家族、だから…か…。)

順序だてが変わるが、あの時の男な…。
お前が言う様に、確かに、あれはカノンだ。
訳は…、まぁ…。先程聞き出していたのだがな、サガに対する嫉妬や嫌悪や当て付けか…。まぁ、そう言う、世界を巻き込んだ、とんでもなくどうしようもない兄弟喧嘩故に…だな。
あの頃ならば、呆れたでは済ます事にはいかぬが、今ならば、な…。
それに、サガもカノンも既に贖罪は済んでいる。

(………。確かに、今のあの双子を責める様な事は…。)

あの丘だが…。
あの丘はな、聖域に来てから、度々サガやカノンに連れて行ってもらっていたんだ。カミュやムウ達と遊びに行った事も有った。
カノンがいなくなり、サガが姿を消して…。その後もな…。
俺は、サガが教皇に成り変わっている事は気付けなかったが…。あの丘で何度かサガに会った…。
何も語ってはくれなかったが、昔の様に優しい目で、優しい手で…。
怖いサガに会った後は、何時もサガは哭いていて…。怖かった事や嫌だった事を忘れさせてくれた…。
何が有ったか、何を忘れたか…。サガが自害してアテナが君臨された後に思い出したが…。全て語らずとも…お前も察しは付くだろう…。それすらも、つい最近迄忘れていたのだがな…。

(………。苦笑が痛々しい…。)

一度だけな、其処にカノンが居るのも見かけた事も有る。
何も言わず、俺の方を振り返る事も無く、立ち去ったのだがな。
後で聞けば、やはり、それはカノンで…。あの時はまぁ…兄弟の仲で色々有った時だからな…。

(………。本当に、サガとの確執だけだろうか?サガが消した記憶の事をカノンは知っているのでは…?だからこそ、あの時に…。
そう思ってしまうのは、俺がミロを想う余りに邪推してしまうだけだろうか…。)

カミュの事、だがな…。

(!!)

中には、何も語らないカミュの内心を、本人が何も語らない以上憶測に過ぎないが…、まぁ、察していた者も居た、様だな。
カミュも、俺も、まだまだ子供で、年長の者には力が及ばなかった…からだろうな…。
あの日、カミュはな…。出向前に教皇の間に挨拶に行った。その帰り、だった…。
前日に貰った白いアイリス。
意味は………。

「『恋人を大切にします』…。」

そうだ…。
勿論、俺達はその様な仲では無い。
あれは、カミュの…。それ位想っていると、何時会えるとも知れぬと、最後に全ての想いを形にしたのだろう…。

続く。


捲土重来13

2015/07/24

一つ、一つ、ゆっくりと、もう一度、言葉の流れだけだけど、あの時の二人が共有した時間を、再び目の前に…。

思い出したのは、我が師との事だけ…。

窓枠に腰かける貴方の両脇に、風に揺れる緋色が靡く…。

二人の間に、お互いに温め合う様な愛や恋と呼べる様なものは無く、我が師の情熱と、この人の…、…だったとしても…。
緋色が、我が師を思い出させて…、我が師が決して離さないと、包み込む様な錯覚を覚え…、俺の心は荒波が起つ…。

「貴方に、もう随分昔の事になってしまいましたが…、我が師の墓石に供えた花の話を聞いた後に…、我が師の秘めた想いを、憶測だったけれども…俺は気付いた…。
どんなに心が乱れたか…、貴方には、分からなかったでしょうね…。
貴方を想う気持ちは、我が師の事を思えど、止まる事は無かった…。だから、だからこそ、知りたかった…。
貴方が何も語らない我が師の秘めた想いにどうやって気付いたのか…。
貴方は後悔しない覚悟を持って聞けと、言った…。
後悔しない覚悟…。たじろぎましたよ?勿論。でも、俺も本気だった。貴方が出した条件に見合う程の覚悟を決めました。
核心を聞く前に、貴方は、記憶を無くした…。
冥界で会った時に、聞き覚えが有る声だと思いました…。
あの時の謎の男は…、カノン、ですよね?
あの時は、サガのふりをしていた、けれど…、カノンですよね?
何故、なんです…か?
何故、カノンはサガのふりをして、貴方の記憶を奪ったんです、か…?
何故、何度か記憶を奪われた、経験の記憶が、有ったんです、か?
何故…我が師は、貴方に…。何故、想いを伝えずにいた我が師が…、貴方に、迫ったんです、か…?
俺が、貴方に、聞きそびれた、事です…。
俺と貴方が、共有する筈だった、止まった時間です…。
俺は、あの時と、想いの熱さは変わってません。何を聞いても、貴方の全てを受け止める覚悟は変わってません。
今の俺は、あの時よりも、ずっと大人で、勢いに任せた、若さに任せた真っ直ぐさでは無く。
貴方よりも、少しは、この世に生を受けて、過ごして来た時間も長い…。
貴方の全てを聞ける度量位、自負しても、良いですよね…?
貴方の全てを受け止めたい。受け入れたい。包み込みたいんです…。」

「そうか…。
ならば、
顔を上げろ。水瓶座!」

名前では無く、アクエリアスと呼ばれ、何故かと疑問が浮かびながらも、話している間に、無意識の内に伏せ気味になっていた顔をミロに向ける。

「此処は、お前の宮だ。
水瓶座はお前だけだ。
師を敬仰する気持ちが心に有るのは結構。
だが、前を向け。俺を見ろ。
この紅は、カミュでは無い。
俺の紅だ。
カミュが置いた紅でも、正真正銘、俺の紅だ。
お前にも分かるだろう?間違いなく、俺の紅だ。
俺の紅を前にして、目を逸らすな。
あの時、お前は言っただろう?
グズグズしている間に譲れと言われたら譲るのかと問われたら、否!と。
お前自身が言った事だろう?
グズグズしている間に、譲りたくないものは、水瓶座だけか?他には無いのか?」

話す間に伏せ気味になる顔で、全てを悟られる。

今から、この人は、否と言うにも真摯な思いで、全てを語るにも俺以上の覚悟を持って、口を開く事になるのに…。
やはり、貴方は、それに誇りを持つ、凛とした黄金聖闘士です。何時、如何なる時も、貴方の生きざまは美しい。

「今、お前が話した、口にした言葉に偽りは無いな?」

「はい。」

「良い返事だ。
その響きに偽りは無いだろう。
話してやろう。お前が知りたい全てを。」

続く。

洗濯機止まった(・ω・)ノ



捲土重来12

2015/07/24

真っ白になったジョーの様になってどれ位時間が経ったのだろうか?

開け放ったままのドアから、水場の方を掃除して戻って来たミロから中が見えたのだろう。

「おい!家主!お前、人に掃除させといて自分は何休んでるんだ!?」

ドアから一歩足を踏み入れた辺りで仁王立ちして、そう俺に言う。

脱け殻の様な顔でその人を見上げる。

「どうした?」

俺の状態に不思議に思ったのか、俺の近くに寄り何か有ったのか問う。

脱け殻の様になったまま何も言わない俺の手元に気付く。

「それか…。」

原因に納得した様だ。
俺の後ろ側になる、開けられた窓の枠に腰かける様に体を預ける。

「ショックだったか?お前の師の、お前の知らない、強い面以外を知る事になって…。」

違う…。そんな事じゃない…。これを書いた時の我が師はまだ少年だったんだ。師の顔以外の只の少年の面が有るのは当然だ…。
そんな事でショックを受ける訳が無い…。

「違いますよ…。これを書いた時の我が師は、まだ少年だ。未成熟な所を持ち合わせていても当然です…。」

「ほう…。お前も本当に大人になったんだな…。
ならば…、俺にか?それとも…、二人共にか?」

「…そうですね…。お二人に…、お二人の間に起こった事に…ですね。」

確かに…我が師に対しても、だけど…。それ以上に、貴方に対してのショックの方が遥かに大きい…。

「そうか…。まぁ…当然、だろうな…。」

「貴方は…。貴方は、平気、なんですか…?その…、心に傷を負ったりは、しなかった…んですか…?」

「心に、傷…か…。まぁ…無いと言えば、嘘になるが…。
俺は、お前の師に…、カミュに対して嫌悪を抱く様な事は全く無い。
勘違いするな?俺が、あの時、カミュに対して後れを取る様な事が有ったと思うか?」

「…それは…無い、でしょうね…。少なくとも、力負けする様な事は無かったでしょう…。同じ年頃の同じ黄金聖闘士だ…。」

「そう言う事だ…。」

「じゃあ…、同意…の上、だったんです、か…?」

「同意か…。同意の上かと問われれば………。」

何故、黙るんですか…?

二人共無言のままに時計の針が進む。
先に口火を切ったのは、俺だ…。

「 話したくない事ならば、無理には…。」

どう表現すれば良いか分からない感情で震える全身を抑え込んで、思う様に止められない震える唇で声を無理に絞り出す。

「話したくないと言えば、話したくはないな…。好き好んで話す様な内容では無い、からな…。
けど…。
………。聴こえたよ、お前の声。」

「え?」

「嘆きの壁の前…。お前の心の叫びが聴こえた…。海からの声が聴こえた。忘れていた俺には『何、生意気な事を』と、思ったが…、思ったが、嬉しくも思ったんだ。何故、そう思ったかは、分からなかったがな…。その時は。」

「思い、出したんです、か…?」

「………。どうだろうか…?
俺に分かるのは…。
昨日、お前が水瓶座の聖衣と心を通わせた時にな、お前が海から戻って泣いた時、似た様な記憶が有るなと思ったのが、何故似た様な記憶が有るのか…思い出した…。何故、忘れていたのかを思い出した…。
それを、思い出したら…、記憶は曖昧なままなんだがな…、お前の心の声の意味が分かった様な気がした…。」

「それじゃ…まだ…。」

思い出したのは…、我が師の事…、だけ、ですか…?

「そうか…。やはり、全ては思い出せてはいないのだな…。
だが、お前の心の声の意味は分かった…。だから、何故、嬉しく思ったのかも、理解出来た…。
これ位しか、言える事は無いが…、言える事の全てだ。これだけ言えば、お前も察しても良いと、俺は、思うのだがな…。」

「なら…、俺が、貴方の忘れた事を、もう一度話したら、ちゃんと、聞いてくれますか?」

続く。

まだまだ続くんだよ、これが(>_<)
伏線回収業をやらなくては…。
冷蔵庫、洗濯機、エアコン、編み機、ミシン等~。古新聞、古雑誌、ボロ、鉄屑等御座いましたら~。やらなくては(・ω・)



捲土重来11

2015/07/23

この話書いてたら思い付いたんだ(・ω・)



氷河を水瓶座の氷河に究極進化させました(・ω・)

じゃ、続き。



ドアを開けて最初に目に入る、対面する窓。…に、緋色のカーテン。と、窓を見ても視界に入る下方の緋色。敷いてあるのは緋色の絨毯。
右側の部屋と同じ。
此方は壁際に大きめの本棚が3架。反対側の壁際にはシンプルな書斎机と同じ本棚が1架。

本棚の中身は、代々受け継がれて来たのだろうか?年代物の本がビッシリ。我が師が新しく購入した物だろう、それらに比べれば新しめの本がビッシリ。
机の横の本棚はブリーフケースやバインダー等。ノートやメモ帳等の筆記用具の類の物が列べられたり、積み上げられていたり。

ザ・我が師って感じの書斎だなぁ…。
絶対、俺…。newタイプな水瓶座になりそうだよな…。PCと周辺機器一式で済ましそうだ…。

取り敢えず、先ず、やる事は…
換気。
これしか無い。

で、ハタキでパタパタしたら、こっちの年代物の書籍が詰まった本棚には埃避けの布だな。
我が師が揃えたっぽい方は…。背表紙にバーっと目を走らせてみる。………。埃避けの布かけておくか…。
ん?この下段の端の本、背表紙に題名が無い…。
何だろうか?
本棚から抜き取りパラパラと開いてみる。
………。
これ…。我が師の日記だ…。しかも10年日記…。
マメですね、我が師…。
読むのは失礼だな。見なかった事にしておこう。

パラパラと捲りながら日記だと気付き、元の場所に戻そうと思っていた時に乱雑に破られたページに気付く。

日記を破る事なんて有るのかな?
大体書き損じたら、消しゴムで消すかペンなら塗りつぶすか。
書き損じたからってページ1枚丸々破る事なんて有るのかな?
分からないなぁ…。
書いてから破ったのかな?

走り読みしただけで内容はさっぱり分からないが、破られたページの前後左右のページの日付を見てみる。
破られたページの前が…。
13年前…。え~っと…、我が師にとっては6年前に当たるのか…。
我が師にとっての6年前…。俺達を師事していた頃か。
破られたページの後は…。ページの前の日付の数日後か…。
失礼します、我が師。

破られたページの前後に書かれた内容だけサラッと読ませてもらう。

………。

まぁ…。知っては居た事なんだけどさ…。
誰に聞いた訳でも無く、俺が勝手にそうだと思い込んでただけなんだけど…。
弟子を取る事になってからの葛藤を此処で吐き出してたんだな…。

で、だ…。
破られたページの後は、シベリアに出向する迄の間、ほんの2日だけだけど、ずっと謝意が綴られてるだけなんだけど…。
ある意味、これだけ見たら怖いよって位なんだけど…。
破られたページに何が書いて有ったんだろう…?

気になるけど、これ以上の散策は駄目だ。
どのみち、本人も居ないのに、これ以上どう知れって言うんだ。

その日記を閉じて元の場所に戻した。
この本棚も埃避けの布をかけよう。

さて、次は反対側の本棚だな…。
この辺りのは…。資料として置いて措くべきなのかな?
ムウか老師に聞いてみるのが妥当かな?後で聞いてみようか…。
で、と…。
この辺りの未使用のノートの類は置いておこうか?勿体無いもんな。
おっと!ペン立てを倒してしまった。何で、ペン立ても本棚に置いてるんですか。
きっちりしてるんだか、してないんだか…。

ペン立てに立っていた筆記具は数本だった為、散乱したと言う程の事は無かったが、ペンが1本机の下の奥の方に転がっていった。
それを拾う為に机の下に潜り込む。
ペンに手を伸ばして気付く、本棚と壁の間に封筒が差し込んで有る。
何だろうか?と引っ張り出す。封はされておらず、折り曲げられた封を開けて中身を取り出す。
三つ折りに折られた…、便箋、じゃないな。何かの書類でもなさそうだ。
ノートの類の筆記用具から破られた物だろう。紙の端が物語っている。

これ…。
さっきの日記の、破られたページなんじゃ…。

俺は、自分の高鳴る心臓の音を聞きながら、折られた紙を開いた…。

一番目の文字から順に目で文字を追う。

俺の目に触れた文字の数が増えるに連れ、俺の心は波立つ…。

嘘…だろ?
嘘…だよな?
嘘だって、言って下さいよ…。
我が師…。
ミロ…。
マジかよ!?

その破られたページを手に持ったまま、力が抜けた様に椅子に座り込んだ…。
まるで、燃え尽きたぜ…真っ白にな…の様な姿勢で、俺の動きは止まってしまった…。

続く。

あ~(>_<)書けども書けども終わらない~(>_<)


捲土重来10

2015/07/23

捲土重来って言いながら巻き返し迄中々ですね (-_-;)


遠慮がちにまずは右側のドアを開けてみた。

寝室なんだ…。

ドアを開けて対面する大きなフランス窓風観音開きの窓。

へぇ…。昔、ミロの部屋の窓もフランス窓風だったな。此処(十二宮)の窓は全部そうなんだろうか?

シンプルなシングルベッドが壁際に一台。別の壁際に洋箪笥が一棹。

簡素だなぁ…。でも、我が師らしい…。
シベリアでは嫌でも簡素な暮らしをせざるを得なかっただけだが、我が師の周りは簡素だったもんな。

でも…。

この言い表し様の無い違和感は何なんだろう…。不協和と言うか…。

当たり前だがグレー系の色合いの石壁に…。
対面する窓に緋色のカーテン。視界に入る緋色に足元に目を落とせば緋色の絨毯。

此処、寝室だよなぁ…?
寝室に緋色って…。一番睡眠を取るのに向かない色じゃないのか…。
いや…、もしかしたら、緋毛氈の様な意味合いでとか…。西洋でもレッドカーペットだし。
そ、そうなのかもなぁ…。
他人からしたら合わない色でも、我が師は自分の髪の色で見慣れてるから逆に落ち着くのかも知れないし…。
きっと、そうなんだよ…。

あまりの真紅具合に寝具の白さが際立つ。
紅白歌合戦。小学校の運動会。ウルトラマン。
その紅白ぶりに可笑しなフレーズが頭に浮かぶ。
ある意味、ハッキリ言って、狂気すら感じる…。

窓を開け放ち、空気を交換する。籠った埃っぽい空気が流れを作る。
ちょっと埃っぽいけど…大して汚れと言う様な汚れは無いな。
ある程度ハタキでパタパタした後に雑巾がけと掃除機で、OK!うん!十分生活出来る!
失礼して、寝具一色を粗大ゴミにさせてもらう。
開けますよ~。と、一応断りを入れて、洋箪笥も開けさせてもらう。
法衣が二着…。以上!
どんなけ生活感無いんですか、我が師…。
カーテンと絨毯は…、俺は無理。こんな緋毛に囲まれて寝るなんて。
赤を見れば興奮状態なんですよ。闘牛の牛さんですよ。
でも、牛さんは別に赤で興奮するんじゃなくてヒラヒラするのがウザいだけらしくて、別に赤じゃなくても良いらしい。
赤って、緋毛って、真紅って、見ると本当興奮するよねぇ!
色より本人見る方が余計ね!
って、あれ…?
まさかなぁ…。
うん…、まさかね…。
………。
隣の部屋も掃除しようか…。
カーテンと絨毯は後で外そう…。

空気の流れを維持する為にドアを開けたまま、左側の部屋のドアに手をかける。
カチャリと、控え目な音が鳴る。
ドアを開けて真っ先に目に入るのは、やっぱり緋色。

此処もかょ…。

そのまま脱力しそうになるが、堪えて中を確認する。


続く。

ちょいとごめんなすって(・ω・)ノ






捲土重来9

2015/07/23

ご丁寧にコメントありがとうございますm(__)m
長くなり過ぎて自分が嫌になって来てますんで(>_<)ちゃっちゃかちゃ~と進めようとしてますので(^^;後日改めてお礼に伺わせて頂きますm(__)m


天蠍宮より後ろの宮は、長い間人一人足を踏み入れる事か無かったらしく、甃すら砂埃っぽく感じる。
歩く道すがら、ジャリジャリと嫌な音を立て、その感触が足の裏に伝わる。

何だか、遠方から来た新大学生が下宿先に案内されてる気分になる…。
「もうちょっと。もうちょっとですから。直ぐ其処ですから。」
「それ、何十分間何回聞かされたと思っているんですか?しかも、こんな人が足を踏み入れない様な入り組んだ舗装の甘い様な道ばっかり…。」
そんなやり取りの末、着いた先が所謂「つぶれ荘」とかそんな感じのアパートで、立て付けの悪いドアをガタガタ鳴らしながら無理矢理開けて、何十年借り手が居なかったんだって位埃っぽい部屋に案内された…。
そんな想像かつ光景が脳裏に浮かぶ。
何なら、秘境温泉とかでガイドさんに獣道を散々歩かされ、やっと着いた先が何十年も来客が無かった様なあばら家旅館とか…。

「添乗員さん…。まだですかぁ…。」

「は?」

「まるで前人未踏の地…みたいですね…。」

「そうだな。」

「『そうだな。』って…。他人事みたいに…。此処は貴方達の集合住宅の敷地内みたいなもんでしょ?」

「それはそうだが、俺達が再び居住者になったのはつい数日前の事だぞ?そんなに言うなら、お前達が掃除しておけば良かったんじゃないか?俺の所も埃っぽさが凄いんだぞ?」

「そうですね。すいませんでしたね。」

「だから、お前の助力を期待しているんだ。」

「ダスキンか便利屋ですか俺は…。」

「そんな風には思ってないぞ?
頼りにしてるからね。お兄さん♪」

ブワッハッハッハっと馬鹿笑いして駆け出す。

「オラッ!行くぞ!走れ!タラタラすんな!」

そんな修造さんみたいにならなくても…。俺もその背に続いて駆け出した。

「走力の風で埃吹き飛ばせ!」

「そんな人の事ブロワーバキュームみたいに言わないで下さい。」

馬鹿なやり取りをしながら走る中でも、先程の「お兄さん」が引っ掛かる。
冗談なのは分かってるけど…。年齢を抜くなんて普通じゃ有り得ない現象に戸惑いを隠せないのも事実。
それでも…
俺の方が歳上ならば自然極まりないだろ!貴方を絶対に俺の腕の中で!!!
自分の言葉でエンジンの回転数が上がり速度を上げる。
一人「待てよ~、コイツゥ~」「捕まえてごらんなさ~い」をしながら目的地の宝瓶宮に着いた。
む…虚しい…。一人妄想長距離走は虚しい…。
本当は聞きたい事いっぱい有ったのに!道すがら聞きたかったのに!
双児宮の主の事とか双子座の人の事とか双子の弟の事とかカノンの事とか!

「掃除、頑張れ。水瓶座。」

「手伝って下さい。」

「一気に吹き飛ばすのは………」

「無しです。地道にコツコツ片付けましょう。我が師の遺品整理もしないと。」

「そうだな。」

「そんな事はもっと前にやっとけよ」と、ブツブツ言いながら居住区に向かいのドアの前で立ち止まる。

「何してるんですか?」

「人の家に勝手に入れんだろう。」

そうか…。此処はもう俺の家か…。
そう思いながらも…。

「お邪魔します。」

そう言ってしまう。
やはり、此処は片付けが済む迄は我が師の宮だ。

「カミュの私物はお前が片付けた方が良い。
俺は、特に『個人的』な物が少なさそうな部屋を片付けよう。」

そう言い、ミロは水場が集中する方へ向かった。
「カビとか有りません様に、水垢ドロドロとか有りません様に、キッチンに7年前の食品とか有りません様に~。」等と言いながら…。

その呟きの内容が凄く共感出来て、苦笑い気味に笑いながらその背を見送り、俺は、我が師の最もプライベートな部分へと足を向けた。

続く。






捲土重来8

2015/07/22

水瓶座の聖闘士になったからと言って、今のご時世では今迄と何等変わらないが、
それでも、全く違う面持ちで白羊宮の前に立つ。
見上げる長い階段。あの階段も今迄と違う立場で上る事になるんだな…。
十二宮の何方かを訪ねて来た客人として上るか、此所に守護するべき宮が有る者として上るか。
宝瓶宮に住むの?俺?
7年もほったらかしてた彼処に!?
え~…、掃除しないといけないじゃないか…。一人でぇ?…嫌だなぁ…。
我が師も掃除したのかなぁ?6年分の埃…。
あれ?それならば、当代の黄金聖闘士って、もしかして、243年分の埃掃除したのか!?
…243年分の埃って、どんなんだよ!?想像すると恐ろしいな…。

聖衣箱を担いで階段を見上げる俺に気付いたのか、ムウが白羊宮から出て来た。

「新鮮な気持ちですか?今迄とは違う立場で階段を上ると思うと?」

何時もの穏やかな笑みで話しかけてくれる。

243年分積もりに積もった埃を想像してドン引きしてました。
なんて事は勿論口に出さずに、

「こんにちは。」

と、挨拶をする。

「そんな堅苦しい挨拶なんて要りませんよ。我々は同僚じゃないですか。
それに、
貴方の方が歳上なんですから。」

ムウはクスクス笑いながら言う。

「まだ誕生日前なんで二十歳です。
それに、俺はなったばかりの後輩です。10年以上黄金聖闘士として過ごして来た貴方方の方が大先輩ですから。敬意を持って接しなくてわ。」

「拘りますねぇ。まるで年齢に敏感になったアラ〇ー女性みたいですね。」

見掛けによらず冗談好きだよな、この人。おかげで取っ付きやすいけど。
これも、十二宮の入り口を守護する故に、かなぁ?
いきなりシャカみたいな人が白羊宮に居たら嫌だもんな。
本当ムウで良かった。

「ムウは貴鬼があんな大きくなっていても動じなかったのか?」

「最初は驚きましたけどね。私から見れば若輩な弟子には変わりありませんから。」

「流石だな…。」

ムウと別れ更に上を目指す。

次の無人の宮を抜け、更に階段を上ると、

また居たぁ~…。
本当、何なの!?貴方達…。
何話してんの!?ねぇ?ねぇ!?ねぇ!
あ゛~!何見詰め合ってんの!?ねぇ!

みつめあ~うと~すな~おに~おしゃべり~できな~い♪
お喋りしてるよ!滅茶苦茶お喋ってるよ!
おもいでは~いつのひも~あめ~♪
そりゃそうでしょ!だって、あの人海の人でしょ?海の時は地上は雨だったもん!海の人の事思い出したら記憶は雨ばっかりでしょうよ!
って!俺は何言ってんだよ!?同様し過ぎて意味が分からなくなってるよ!

「はぁ~………。全く、お前は仕方ない奴だなぁ。」

あ。何かボソボソ聴こえて来た…。
あ゛~!ちょっと!何やってんのよ!

ミロが呆れた顔をしながらカノンの鼻を摘まむ。

「全ては過去の事だ。何も拘る事も有るまい。お互いにな。だから、お前も………」

カノンの鼻を摘まんだ手を離し、また何か話し始める。

もおぉ~見ていられない!
俺はミロが何か話している途中で不自然な迄に大きな声で、不自然な迄の言い方で挨拶をした。

「こ~ん~に~ち~はぁー!!!」

かめはめ波ぶっぱなしたと思って下さい。あの髪の青い人に!

俺の大声に「何事か!?」位にはびっくりしたみたいだが、「今日、家誰もいないの」と言われていそいそ訪ねて来たラバーとのイチャイチャ中に急に帰宅した父親に部屋のドア開けられた時の二人の様にびっくりしまくったりはせずに、此方を向いて二人共「よぅ!」程度の軽い挨拶を返してくれた。

全然焦ったりもしないし…。
本当、分からないなぁ。この二人…。

ひきつった様な不自然な笑みを顔に貼り付けて

「何話してたんですかぁ?仲良いですねぇ?」

と、端から聞いてたら不自然極まりない様な言い方で話しかけてみる。

「何って、大した話はしてないが…。
仲良いって、そりゃ、なぁ?」

「なぁ?」

ム。何?その、当たり前だよね~みたいな、公然の常識みたいなやり取り。
すっげ~!ムカつくんですけどぉ!!!

「お!聖衣持って来たのか?宝瓶宮に行くのか?俺も付いて行って良い?一緒に行って良い?」

俺が背負う聖衣箱に気付いたミロは、さっき迄話してた事等どっかに放っぽりだして、凄い食い付きで一方的捲し立てる。

何か…、今迄と全然雰囲気違うんですけど…。
これが、この人の素なのかなぁ?
闘う事の無い、聖衣を纏って無い時って、こんな感じなのかなぁ?
普通の青年って感じだけどさぁ…。
多分そうなんだろうな。

「勿論です。」

「そうかぁ。色々放りっぱなしだろうから、片付けも大変だろうしな。
もう直新年を迎えるし、手伝うから綺麗にしような。
その分、俺の宮の掃除も手伝ってくれ。」

「手伝うのは良いですけど。手伝ってもらって良いんですか?」

「おう。その分、俺の宮の時は五割増し位で手伝ってくれな。」

あっけらかんとして、そう言うミロの笑顔は、可愛い。
言ってる内容が、こんなんじゃないと眩しい位の笑顔だ。
五割増しって…。酷いですよ…。

「双児宮の掃除も手………」

「黙れ。オヤジ。寒い。」

カノンの言葉を単語三つで一掃したミロは、「じゃ~なぁ」と、カノンに簡単に別れを告げて俺の横を一緒に歩き、階段を上る。

本当、どんな関係なんだろうな…。
今のやり取りだと只の仲良い友達って感じだけど、
じゃあ、
な!ん!で!何時見かけても一緒に居るんだ!?よ!

続く。

炊事の時間ですわ(・ω・)ノ




捲土重来7

2015/07/22

「それは、責任重大だな…。
そうだな。
実力的には申し分ないと思う。
師を仰ぐその姿勢、それが全てを物語っていると思う。
一つ聞くが…。」

「何でしょうか?」

「お前がグズグズしている間に、他の誰かに水瓶座を譲れと言われたら、譲れるのか?」

俺を真っ直ぐ見据えてミロは問う。

「譲れません。我が師の聖衣は、只凍技を使えるだけで無く、我が師の意思を継げる者が受け継ぐべきだと思ってますから。」

俺も真っ直ぐ見返して答える。

「なら、決まりだな。」

俺の答えに、ミロは目を閉じ、所謂「フッ」って感じの笑いを浮かべる。

言い方を変えられたら、こんなにあっさりと自分で受け継ぐと言い切れるなんて…。
我が師の様な聖闘士になりたいと思っていたのは偽りではなかったけど、拘ってたのかなぁ…。
我が師を越したいと…、この人の中の我が師を越したいと…。
この人に認めてもらったからって、この人の中で、俺が我が師を越した事になる訳でもないのに…。

沙織さんに報告しないとな。
ハッキリしない奴ですまなかったな。だが、決めたからにはお前が付いて来てくれる様な、我が師の様な水瓶座になってみせる。
聖衣箱を開き、オブジェ形態の水瓶座を見る。

見れば見る程、お前は、「この水瓶を受け止めてみせろ!」と言わんばかりの、オーバーヘッドパス寸前の様だな。
受け止めてみせるぜ!水瓶座!お前のオーバーヘッドパス。一点の迷いも無く受け止めてみせる!

「ありがとうございます。貴方の言葉で決心が着きました。
わざわざ来てもらって、ありがとうございました。 」

沙織さんに連絡を取り、聖域に帰った。

沙織さんに再度、正式に水瓶座の聖衣を授けてもらった。
今日から、俺は、水瓶座の聖闘士。
我が師の様な水瓶座になる。

けじめを着けるべき事にけじめを着けた。
心の蟠りの様な物は、もう無い。
だから、俺は、前に進む。
他にも、決着を着けなくてはならない事が、俺には有る。

続く。


捲土重来6

2015/07/22

やっちまった…orz
ご丁寧にありがたいありがたいコメント頂いて、自分でも読み返して気付いた…orz
バランさん、生き残り組やけど自宮で…やったやん…orz
バランさん=生き残り組&バランさん好きのせいで…orz
バランさんごめんなさい( TДT)シレ~っと訂正して冥界以降からフェードアウトさせました( TДT)
バランさん…(T-T)凄い罪悪感がするのは、やはりバランさんがバランさん故にか…(T-T)


それからの毎日は…、浦島太郎さんみたいにジェネレーションギャップとの闘いの日々になるのかと思いきや、この人達端から文明と程遠い暮らししてたんだね…。
AがBに進化した!よりもAが有ったんだ、へー。って感じなんだもん…。
どんな生活してたんだよ…。
それを思わず溢すと、
ムウが「要は小宇宙です。」で済ますし。
その割りにすんなり文明機器をサラッと使いこなすんだよね。
思わず感心すると、
ムウが「要は小宇宙です。」
凄いな、小宇宙…。何でも有りなんだな…。

そんなこんなで、アテナが労った様にのんびりした毎日を送っている。
でも、俺にはやらなければいけない事が有る。

ミロを訪ねて十二宮の階段を上がると、
居た~。
また!此処に!居た!よっ!!
白羊宮から二つ先、第三の宮、双児宮。
何で来る度に、毎度毎度、其処に居るの!
う゛~…。何なの!?何で何時も一緒なの!?あんたら二人何か有るの!?
来る度、来る度って事は…。
俺が来ない時もそうなの!?1日24時間朝から晩迄時間を共にしてるの!?
取り乱し過ぎて口調が変になっちゃったよ!

平静を装い、「こんにちは。」と、笑顔で挨拶。

二人共にこやかに軽く挨拶を返してくれる。
俺が空気を読まないお邪魔な奴って空気も全く無いし、二人で居ても甘い空気も雰囲気も漂って無いんだよね…。
何なんだろ?この二人の間柄…?

「今日はミロにお願いが有って来たんです。」

「何だ?」

「一緒に来てもらいたい所が有るんですけど、良いですか?」

「場所によるが、何処にだ?」

「シベリアです。」

「シベリア?何でだ?」

「ミロに、いえ、ミロにしかお願い出来ない事が有るんです。見てもらいたい物が有るんです。」

「そうか…。よく分からんが、大事な事なんだな。良いぞ。」

「ありがとうございます。今からでも良いですか?」

「ああ。構わない。」

先約が有るからとか、話してたのに悪いなとか、そんな感じも雰囲気も全く無く、「じゃ、行って来る。」「おう。気を付けてな。」程度の軽いやり取りで、双児宮の主と別れ、階段を下る。
本当、どんな関係なんですか?貴方方…。

「ムウ。どこでもドア。」

「送るには重量オーバーですね。長距離追加料金を法外な額頂きますよ。」

等と要らぬやり取り迄して己の足でシベリアに向かう。
無尽蔵な体力と桁違いな速さって便利~。

俺が修業時代から住んでいる例の小屋にミロを案内する。

小屋の中に置いて有る物の上に被せた埃避けの布をスルッと剥がす。
一瞬、ミロのマントバッサーみたいに剥がそうかと思ったけど、「マントの扱いがなってない!」とか言われたら厄介だから、
嘘。
埃が舞うと困るから止めた。

粗末な小屋の部屋には不釣り合いな、場違いな迄の輝き。
我が師の、水瓶座の聖衣箱。
※中に人形は入っておりません。なリカちゃんハウスと違って、肝心要の聖衣入り。

「アクエリアス…。」

ミロはボソッと呟く。

「はい。
ハーデスを倒した後に、アテナから授かりました。」

「そうだったのか。氷河が受け継いだのならば、カミュもさぞかし喜ぶだろう。」

「けど、辞退しました…。」

「何故?」

「は?」じゃ、無かったな…。

「その時は、自分に自信が無かったからです。自分に、我が師の様な聖闘士に、水瓶座を纏う様な聖闘士になれているか自信が無かったからです。
確かに、水瓶座は俺に纏う事を二度も許してくれた。
でも、それは、我が師の意思が、我が師が許してくれたからじゃないですか。
所有者は我が師だ。所有者自身が俺になるのとは訳が違う。」

「そうか…。」

「だから、我が師の師の顔しか知らない俺と違い、水瓶座のカミュの顔を知る貴方に、俺が我が師の後を受け継ぐ様な聖闘士になれたかを見極めて欲しいんです。」

「アテナがお授けになられた、で、納得出来んのか?」

「貴方の言いたい事は分かります。ですが、水瓶座の聖闘士は、俺が最も尊敬する聖闘士です。いくら、アテナが仰った事でも、こればかりは、これだけは譲れません。」

続く。






箸休め

2015/07/21

必殺箸休めです(^^;
お話3つ位ごちゃ混ぜにしたんで長くなってしまって(-_-;)
自分でも嫌になっております(>_<)
しかも、最初の記憶喪失だけのお話の時のシーン入れ忘れてるしさぁ(-_-;)

話は変わりますが、子供等が夏休みに入りまして、夏休み→お獅子嬢ちゃんの誕生日→リアも誕生日でね。
リアの誕生日を前祝いしたいと思っております。
何でって?
だって、リアにセクハラしてやりたいんだもんΨ( ̄∇ ̄)Ψ
男らしいのに実はヒロインポジのリア(〃ω〃)
シュラさんや兄さんにイチャイチャされたりしたら頭から湯気が出ちゃう様なリア、ミロさんがくっついたらアワアワしちゃうリア。
そんなリアにセクハラしたいぞΨ( ̄∇ ̄)Ψ
私はアホです( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノーミソパーン
うっふふ( ̄ー ̄)ミロさんをエロさんにしちゃいますよ( ̄ー ̄)
序でにカミュさんとカノンさんに福音聴かせてあげちゃいますよ( ̄ー ̄)
ムウ様に淡々と下ネタ言わせちゃいますよ( ̄ー ̄)
リア、覚悟いたせΨ( ̄∇ ̄)Ψ


捲土重来5

2015/07/21

その絶叫に思わず立ち上がった俺にも気付かず。

当の本人は、膝を合わせてペタンと座り、涙目になりながら両手で後頭部を擦りながらキョロキョロしている。

あれ?
この人、こんなに幼かったっけ…?
でも…、
可愛いっっ!!!

キョロキョロしている時に、俺に気付いたのか?
後頭部を擦る手の動きが徐々にゆっくりになり、固まった様に止まると、放心した様な表情で此方を見続ける。

そのまま固まると髪を掻きあげてる様にしか見えないんですけど…。

ペタン座りでキョトンとして髪を掻き上げた途中で止まってる様にしか見えないんですけど!
うはぁっ!何これ?滅茶苦茶可愛いんですけど!
何時から天蠍宮は侵入者に対してハニトラ張る様になったんですか!?
生まれ変わったnewタイプ蠍座はハニトラ張る様になったんですか!?

上げたまま止まっていた両腕をゆっくり下ろし、口が動く。
声は聞こえないが、口が『あ』の形になったまま止まる。

多分、「誰?」と、言おうとしたんだろうな。
『あ』の形に開けられた口がゆっくり閉じると、

「氷…河、か…?」

「はい。」

分かりますか?分かりましたか!?分かってくれましたか!
俺です。俺ですよ。大分成長してしまいましたが、氷河です。
第一声が俺の名前だなんて、俺、感激ですよ!
………。
さっきの「いってぇ~!」はノーカンにしときますね…。

「随分と、逞しくなったな…。」

「そりゃそうですよ。あの時から、あの嘆きの壁の前から…7年も経ちましたからね。」

「7年…。そうか…。そんなに経ってるのか…。お前も成長する訳だな…。」

「おかえりなさい、ミロ。」

「あ…、あぁ…、ただいま…。」

「おかえり」と言われ、頭が付いて来ない様で、戸惑っていたみたいだけど、少しはにかんだ様な表情を浮かべると、「ただいま」と、返してくれた。
その一言で、俺の心の中が温かくなっていくのが分かる。

「立てますか?」

と、手を差し出せば、案外あっさりと、すんなりその手を取って俺に引っ張り上げられた。

反発されるんじゃないかと少し杞憂していたが、自然に手を取ってくれたな。
俺が成長したから?
いや…、仲間だからだろうな。もう7年も前の事だが、一つの事に向かって闘った、一つになって闘った仲間だからだろうな。
きっと、アイオリア達に手を差し出されれば、すんなり当たり前にその手を取っただろうからな…。

立ち上がったミロは、軽く腕を伸ばすストレッチをすると、割りと本格的にストレッチを始める。

相変わらず、体が柔らかいなぁ…。
上体反らしで頭が床に向く人なんて初めて見ましたよ…。

ストレッチを終えたミロと一緒に、沙織さんが…アテナが待っているで在ろう下を目指し、並んで階段を下る。
並ぶと、身長は同じ位か…。俺も成長したなぁ…。
1㎝位かな?まだミロの方が高いか…。でも、1㎝なんて誤差の範囲だよね。一緒だよ、一緒。

階段を下りながら、嘆きの壁の後に起こった話をした。それから、ハーデスを撃破してから、何故ミロ達が甦ったか、ミロ達だけが甦る事が出来たか。何故こんなに時間がかかったのかを。
そして、俺達が地上に戻ってからの7年間、俺がどうしていたかを。

宮が8つも有ると、ゆっくり話が出来ると思っていた。
ミロ達が不在だった時の話以外に、俺が伝えたかった事、知りたかった事、…覚えていないかも知れないけど…、話が出来る余裕が有ると思っていた。

アテナが居る、話の終わりの地は、ミロにとってはゴール地点は案外近かった。
渋る一輝を瞬達が無理矢理引っ張って来たんだろうな。
シャカが不在の間に修復された処女宮にアテナは居た。
下から準に、アテナが戻って来た黄金聖闘士達に声をかけながら、一人、また一人と増えながら登って来たんだろう。
老師と紫龍も先に下っていた様だ。全員、俺達以外の全員が其処で集まって居た。

続く。



捲土重来4

2015/07/21

クリスマスの朝に起きたら枕元にプレゼントが…
なんて事は無い。
勿論、俺が貰いたい物は物じゃないけど。何度目だろうな、サプライズプレゼントを期待してしまうのは…。

う~ん…怠惰的なパーティーだ…。
仲間が揃ったら揃ったで楽しいし嬉しいけど、でもな…、今、浮かれても、それは空元気だよ…。
流石に、もう聖衣着たまんまオレンジジュース飲んだりなんかしないか…って、オレンジジュースかよ!?聖衣は着てないけどさ。

「俺は酒は呑めん。悪いか?」

いえ、悪く無いです。兄さん。
本当見た目ギャップな人だよな、あんたは。
笊に見えて全く呑めない。ブラックで珈琲飲む様に見えて実は甘党。漢の中の漢!なのにシャカに可愛がられる系…。
一輝もシャカの事を待ってたり…しないな!寧ろ、いなくてホッとしてるだろうな。
大体、あのシャカだから出来る事なんだよ。一輝を可愛がるなんて…。普通は無理だろ…。そんな奴は巨神兵みたいに焼き払いにかかるだろ…。
見た目ギャップな人って言うと、瞬もだよな…。一輝と全く正反対。全く男らしいよ、お前は。流石乙女座だな…。

はぁ~…。楽しめって言われても心から楽しめる訳無いだろ?
え?何?会場チェンジ?
また、急にこのお嬢さんは…。いくら自家用だからって夜の空は飛んじゃ駄目でしょ?時間的に。
あ、明日?じゃあ、一足先に休ませてもらいますね…。
って、明日じゃクリスマス終わってるよ。何個分イベント詰め込んだんだ…。

沙織さんに即されて、皆で城戸家の自家用ジェットに乗り込んで、着いた先は、
聖域!?
何で此処なんだよ?

白羊宮の前で出迎える貴鬼に優しく語りかける沙織さん。
アテナだ…。久しく見て居なかったアテナの気配だ…。慈愛に満ちた顔と声…。

「そろそろですね…。」

沙織さんがそう言うと。
昼間なのに六つの流星…。
当たりに立ち込める複数の小宇宙。
知ってる…。この小宇宙は…!!!

白羊宮の中に揺らめく黄金の輝き…。この小宇宙は…間違いなく、ムウ!

「出迎えてあげて下さい。」

沙織さん…否、アテナは俺達に慈愛に満ちた笑みを向ける。

「ムウ様ぁ~!」と、貴鬼の叫声が背中に木霊する。

世話になったムウも気にかかるし、戻った事は嬉しいし喜ばしい。
けど!俺には目指すべき宮が七つ先に在るんだ!

第七の宮を目指す紫龍と共に階段を駆け上がる。
今となっては懐かしいな。お前達と共にこの階段を駆け上がり、お前と並んで冥界を駆け抜けたな。

第七の宮で「老師!!」と、声を荒げる紫龍の歓喜の声を背に、俺はまだまだ上を目指す。
目指すは此処のもう一つ上の宮。
第八の宮。
あの人が守護する天蠍宮。

宮から感じる主の小宇宙!
何年ぶりだよ!
長かった…!
長かったけど、この先の宮に居るんだ!
本当の本当に…!

先に見えた宮に飛び込む。

「ミロッ!!!」

俺が飛び込んだ先に目に入ったのは、柱に背を預け床に腰を着けたミロの姿。

周りに揺らめく黄金の小宇宙を纏ってピクリとも動かない…。
纏うべき人が纏う黄金の聖衣は、オブジェの時とは段違いに輝きを増す様な気がする。
やはり、貴方はその姿が似合います。

ミロの前に膝を着き、本人を見る。
俺に、宮の侵入者にも気付かない…が、肩が僅かに同じリズムで揺れている。
呼吸をしている…。間違いなく、生きてる…。

躊躇いがちに手を伸ばし、肩を揺さぶる。

「ミロ…。
ミロ…。
目を覚まして下さい…。
戻って来たんですよ。貴方が居るべき場所に…。」

金の巻き髪に隠された隙間から、僅かに眉間に皺が二三度入り、顔をしかめ、小さく呻く様な声がする。
只、それだけの事なのに、どうしてこの人の仕草はこんなに色気が有るんだろう…。

「ぅうぁっ…!」と、声を上げ、弾かれた様に顎を上げる。その拍子に顔にかかる金の髪が流動し顔が顕になる。
拗らせた俺には、情欲が沸き上がる様な光景だが…。

顎を上げた勢いで仰け反った頭を、凭れる柱でしこたま後頭部をぶつけた様で…、「いってぇ~っ!!」と言う絶叫と共に目を覚ました。

…………。
興醒めだよ…。
さっきのは何だったんだよ…。
でも…
良いもの見られた!!!
俺は心の中で拳をグッ!!!っと握り締めた。

続く。

捲土重来3

2015/07/21

そろそろ最後の直線に差し掛からしましょうか、鞭を入れて最後の直線で一気に後方から追い込み牛蒡抜き、その脚で先頭馬を差しきり1着でゴールイン。
氷ミロの氷河は追い込み作戦です(笑)って、お話は全部追い込みですね(^^;
先行や逃げで逃げ切ったのは氷の王だけです(笑)
↑何で、競馬で説明する(-_-;)

「もう帰るの?」

そうシベリアに戻ろうとした俺に声をかけて来たのは、
ムウの弟子の貴鬼。

コイツもおっきくなったなぁ…。
そりゃ俺も大人になる訳だ。
ムウの髪型リスペクトですか。師を尊敬する気持ちはよく分かるぞ、うん。
ってか…。
お前、もっと成長したら凄いイケメンになるな。今でもかなりの美男子だ。
お前も待ち人来ず、だな…。
貴鬼は星矢達に稽古を付けてもらっているから、随分強くなったと思うよ。

そうそう、ヤコフもでかくなってるよ。
俺と違って、生粋のロシア人だからな。アイツ、かなりデカイよ。もっと成長したら、俺、身長抜かれるだろうな。

俺も…大分身長伸びたんだけどな…。マーマの血筋のおかげで、生粋の日本人の中では大きい方なんだけどな…。あの人より大きくなりたかったんだけどな…。やっぱり、半分日本人だからな…。少し足りないかもな…。
目標は阿部氏だったんだけど…。
え?何で阿部氏かって?テルマエ視たからだよ。悪い?

俺と同じく待ち人を待つ貴鬼と二三言会話を交わして別れを告げた。

今年も…戻らなかったな…。

それから、当たり前に月日は流れ…。
日本じゃ紅葉が美しい季節だろうな…。最も、星矢達が言うには地球温暖化のせいか、紅葉の季節でも暑い位だと言っていたけど。
地球温暖化か…。白熊さん達の住みかが失われつつ在る…。由々しき問題だ。俺、ちょっと本気出しちゃおうかな…。
雪…。
俺じゃないからね!自然の雪ですからね!
今年の初雪か…。今年は早いな…。

チラチラ舞う初雪の舞う空を見上げる。
流れ星…。
不吉な予感…?
いや、全く感じない。
吉兆…の様な気がする。

あの人の誕生日…。生きていれば、…いや、戻って来ていたら、あの人は、27歳か…。
27歳…。駄目だ。全然ピンと来ない…。
実年齢より既に大人の雰囲気だったあの人が、更に落ち着いた感じで…。
駄目だ。違う。これは双子座の人の感じだ。あの人はこんな感じじゃない。
…あの人、冥界に居た時、強かったな…。俺も、あんな感じになりたい。そうすれば、貴方を…。貴方を護れる、のに…。

沙織さんから久しぶりに連絡が入る。
はぁ?星矢の誕生日に戻らなかった分クリスマスは日本に来い?しかも、クリスマスより早目に来い?
何言ってんの?この人は?
全く、何人だよ?あんた…。ああ、国籍は日本か。なら、日本人だ。うん。イベント大好き日本人だ。
煩いなぁ…。貴女だって、もう大人に…、はいはい。そうですね。成人式ですね。
って、成人式は来月でしょ?どんなけ纏めて盛大にやりたいんだよ…。
あ~、それ言う?その切り札使っちゃうの?今?分かりましたよ。
アテナのご命と有らば参上つかまつりますよ。
…狡いよ…沙織さん…。

久しぶりに城戸屋敷に戻って来た。
…客人のつもりなのに、『戻る』って言っちゃうなんて…。
クリスマスより早目に来たけど、城戸邸内は使用人の方達が飾り付けしてるし、俺達の出番無いし。
肝心の沙織さんは国外に出てるって言うし…。何なんだよ?全く…。
あ~…、あの人、久しぶりに見かけたけど、相変わらず先輩にどやされてるなぁ…。
あの人、入社何年目になるんだよ?万年新人みたいだな…。よし、密かに貴方の事は『万年フレッシュさん』と、呼ばせてもらいますよ。悪意は無いですよ?可愛いから見守る的な意味ですからね?
あ~あ、こっぴどく叱責されてぇ…。あはは。あの人、昔から先輩に叱られた後に、「エリートの私が…」って、ブツブツ悔し紛れに言うんだよな。今でも言ってるんだ。本当愉快だよね、あの自称エリートの万年フレッシュさん。
使えないのに沙織さんがクビにしないのも分かる気がする。面白いもんね、あの人。

続く。

電気代払って来ます(・ω・)ノ



捲土重来2

2015/07/20

年に一度、おそらく沙織さんの気遣いなんだろうな。嫌でも此処に来さす為の。

そんな事しなくても我が師の墓参りは怠ったりしませんよ。

1/23…。俺の誕生日。沙織さんは聖域で俺の誕生日を祝ってくれる。
それでもね、誕生日だからこそ期待しちゃうんだよね。
サプライズプレゼントが無いかなぁ?って…。
俺がシベリアに居住地を移して何回目の誕生日だろうか…。
シベリアに籠っていたら自分の歳だって忘れちゃうよ。何?俺、仙人?老師じゃ在るまいし…、自分の歳忘れる程歳取って無いよ。
…。老師もシオンも自分の歳数え間違えたりしなかったんだよな…。やっぱり、前…否、前々聖戦の生き残りは凄いな…。
大丈夫。俺、まだまだ若いから。そんな朦朧してないって。
俺は…、今年で二十歳になります。あれから、六回目の誕生日を迎える。
二十歳かぁ…。
我が師の歳に追い付いちゃったなぁ。…あの人にも…。
今の俺は、あの時の我が師の様に誰にも追随を許さない様な聖闘士になれているのだろうか…?
この6年…、水瓶座や白鳥座の星に導かれた子が居たなんて聞いてない。
俺が纏っても良いのだろうか…。
でも、俺は、俺は決めているんだ。
水瓶座を受け継ぐのは、あの人が戻った時だと。
師では無い水瓶座カミュの顔を知っているあの人が、我が師以外の水瓶座を認めても良いと思える様な実力だと認めてもらうんだ。
早く…、早く戻って来て下さいよ…。俺、貴方と同じ歳になっちゃいましたよ。
来年以降は、俺の方が歳上になっちゃいますよ…。そしたら、俺、歳上風吹かしてやるんだから…。
最も、貴方が認めてくれて水瓶座になれても、俺は、歳上でも後輩なんだよな。我が師や貴方方の様な凛とした立ち姿の黄金聖闘士になれるのは先の話だろう。それでも、敬意を払うべき相手なのは変わらない。

6年…。長いなぁ…。俺、滅茶苦茶拗らせてますよ…。
貴方に会えた俺…、自制出来るかなぁ…。自信無いですよ…。もしもの時は覚悟して下さいね。
…なんて、なぁ…。
我が師は当たり前に6年過ごしたって言うのに…。
やはり、貴方は凄い人です。我が師。

………。
我が師の墓石に語りかける様な事じゃないな…。
でも、我が師…。
それとこれとは、別の話です…。貴方に宣戦布告します。貴方の想い人は俺が頂きますよ。
聖闘士としてではなく、男としての闘いです。

勿論、忘れた事は無い。我が師の事、兄弟子の事…。
それに比べたら、高々6年位…。

俺は、待ち人を想う事で頭がいっぱいだったんだ…。
待ち人が拒否しないとも限らないと言う、当たり前の前提が抜け落ちている事も…。
待ち人と共に戻る人達の中に、ややこしくなる様な関係の人が混じっている事も知らなかったんだ…。

続く。


捲土重来1

2015/07/20

沙織さんは異国の俗世育ちだから、聖域に新風を吹き込むnewタイプなアテナだ。

「白い方が勝つわ。」と、星矢の勝利を確信しているぶれない頼もしい戦女神でもあるが。

乗馬が趣味なアテナは聖域を愛馬エルメスで闊歩する。長年、『お嬢さん』として接してきた俺達でも惚れ惚れする様な勇ましさだ。まるで、黒王に跨がる誰かみたいに…。でも、ヒルダだってスレイプニルに跨がってたんだから、アテナが愛馬で闊歩してても別に問題無いと思うんだ。
でもさ、別にアイツが愛馬になっても良いんじゃないか?とも思う。
アイツだって音速で動けるし、馬より桁違いに速く走れるんだし。それに、聖衣着てたら膝を怪我したりもしないだろ?

古くから聖域に居る人達は新しいタイプのアテナだと口にするけど、俺は常々疑問なんだよね…。
いくら古くから聖域に居るって言っても、皆、見た事無いよね?沙織さん以外のアテナの姿を…。
シオンと老師位しか知らないだろう?沙織さん以外のアテナの姿。それでも、せいぜい一世代前のアテナだけで。
その時代その時代の最先端レディ、モガだったかも知れないじゃないか…。
だって、アテナ自身、美しさを競って黄金の林檎を奪い合う様な神様だったんだし…。

黄金の林檎かぁ…。
あの人が戻るのは何時になる事だろうなぁ…。

沙織さんは俺に水瓶座の聖衣を授けるって言ってくれたけど、俺自身がまだまだ我が師に遠く及ばないと思っているから、ありがたいけれど、辞退した。
俺、聖域を離れてシベリアの大地で見も心も鍛え直して来ます。
暫く、この地を訪れないですが、たまには顔を出しますから、その都度、より強くなった俺を見てください。

我が師の墓石に挨拶をして、旅路に付いた。

続く。


そんな俺の二人対する気持ちも、ゆっくり追悼させてもらえないのも、俺に対する背負う物の重さのせいなのかも知れない…。

あの時、我が師が俺を見守ってくれているのだと確信出来たけど、我が師が、最後に見せてくれた笑み…。
我が師は、俺が苛まれる様な感情は微塵にも無いんだと、改めて、俺に分からせてくれた…。
我が師…。ありがとうございます。本当にありがとうございました。

この人の声、何か聞き覚えが有るな…等と違う事もチラリと頭を過ったけど、気を引き締め直す。
お前に名乗る暇すら与えないぜ。

嘆きの壁の前、黄金聖闘士が12人揃う…。
勿論、我が師も、あの人も…。
あの人は、そんな私情に振り回されたりする様な人じゃないけど、やっぱり、再度伝えなくて良かったのかも知れない…。
全身全霊散る覚悟の人に、本当にちっぽけな取るに足らない様な事でも、あの人の中に、そんな事を残させたくない…もんな…。
感情に任せ、勢いに任せ、だったけど…、一度は伝えたけど…、伝えなくて良かった…と、思いたい…。
最後迄、言えず終いだったけど…、一度は言えたんだ。張るべき男らしさを一度は見せれた…。それだけでも、俺は…。
こんな、お別れ…。
本心は泣いて、泣きわめいてでも…。でも、それは許されない…。
貴方は最後迄誇り高き黄金聖闘士でした。今から散り行くのに凛とした姿で、最後迄…。
最後は…、我が師と一緒、なのか…。
我が師…、せめて、最後は貴方自身の言葉で、伝えて下さい…。
貴方方は皆…、お二人共、俺の目指すべき姿でした…。
これも、俺が背負う物の重み…なのかも、知れない…。
貴方方に代わって、必ず、アテナを…。

ハーデスを撃ち破った俺達は地上に戻った。
何て、静かな聖域なんだろう…。
十二宮に向かっても、第一の宮で、出迎えてくれる。優しい微笑みも無い…。

でも、俺は、信じてるんだ。沙織さんの…、アテナの言葉を。
アテナは地上に戻る時、言ったんだ。
嘆きの壁の前、皆実体は在れど、真に肉体を持つ者とは違うって。一度は浄化された魂と違い、あの時点で肉体を持っていた者の魂は、不安定になっていた冥界で即座に眠りに就いていないって。
聖戦より前に命を落とした者の魂は眠っていた元の場所に戻ったけど、あの時、肉体を持っていた人の魂は、
分かりやすく言えば、閻魔様の役割してた人が居たよね?あの人既に居なかったよね?
だから、閻魔様が居ないから、魂がどうすれば良いのか右往左往してた訳。
だから、沙織さんが言うには、小さな、目には見えない位小さな細胞が一つ。それが、肉体を形成する位迄細胞分裂を繰り返して、何度も何度も繰り返して肉体を形成する様に、その魂が元の肉体に戻れるんだって。
勿論、それは、沙織さんの…アテナの力が有ったからこそ、なんだけど。
だから、俺は、信じて、待ってるんだ。
あの時、肉体を持っていた五人が…、六人か。六人が戻る事を、あの人が戻る事を。
何年先になるか分からないけど…、俺は、貴方が戻る事を信じて待ってます。

平和になった今ならば、貴方も、もっと普通の青年で居られる筈だ…。
だから、今度こそ、勢い任せなんかじゃなくて、ちゃんと伝えるんだ。
それ迄に、俺、貴方と肩を並べれる様な男になれる様に…。
ずっと、待ってます。

続く。


…………。
一頻り泣いた後は空っぽだ…。
ずっと今後も落ち着いたままとは行かないだろう…。感情の起伏に自暴自棄になる事も有るだろう…。
でも、それと付き合って行く事が、俺の背負う物なんだ。
全て投げ出したり、償いに毎日を費やすと言う選択肢も有るけど…、それは許されない。
だって、俺は、アテナの聖闘士。
何の為に我が師と…、何の為に兄弟子が俺を助けてくれた…、何の為に兄弟子と…。
だからこそ、全て投げ出す事は許されない。

………。
落ち着く…。凄く、落ち着く…。
まだまだ、俺は包み込まれる立場なんだな…。護られてばかりだ…。
本当は、俺には許されないんだろうけど…、自分も何かを失うべきなんだろうけど…。
今は、こうさせていて下さい。
ごめんなさい…。我が師…。アイザック…。
せめて、今だけは…。

しがみつかれた腕の力が弱まり、スルリと体が離れる。

「落ち着いたか?」

前のめりになり地に両手を着き俯く少年に声をかける。

「はい…。」

「気休め…かも知れんがな。全ての地上の人の事をアテナと共に背負う事の重みと、全てを乗り越えて成長する事が、二人に対する恩返しと、きっと、二人はお前を責める様な事はしていないだろうが、お前自身が罪だと思うならば、それが、贖罪の意になるのではないか?」

「はい…。」

皆さんごめんなさい。こんな重みが有る話をしながらも、人体の生理現象には勝てませんでした…。
自分の好きな人の足の間で張り付いてたんだから、巡った血流のせいでね…。
バレてない…かな?バレない内に慌てて離れたんだけどさ…。
前のめりなのは、勿論、姿勢を正せる気持ちじゃないのもだけど、バレない様になんだよ…。
こんな時でも、段平の声援無しでも矢吹ジョーは勃ち上がれるんです。

続く。


ターミネータージェネシス観たい(・ω・)
イヂリ過ぎて無駄に長くなっちゃったなぁ(-""-;)しかも、入れたかったシーン入れ忘れたし(>_<)


「生きてるか~?」

「生きてますよ…。」

シャカが立ち去った後も、その場で倒れて…と、言うか、寝っ転がったまんまの俺に声が降ってきた。
目を開ければ、声の主は俺の顔を覗き込んでいる。

返事を返せば、俺を起こしてくれるのか手を差し出して来る。
その手を取れば、軽々と引っ張り起こされた。

尻を地に着け座り込む俺の横に中腰で腰を下ろす。

「正しいやり方って言うのは分からんがな…。少しは気が紛れたか?」

「そりゃ…。違う事を考えて、あのシャカの相手なんて…。命が幾つ有っても足りませんよ。」

「それでも…。」

「ん?」

「星矢達だけじゃなく、俺の周りには俺を気遣ってくれる人達が沢山居るのは、ありがたいと思いますね…。」

ありがたい分奪った物の重みが余計に身に沁みる…。余計に申し訳なさでいっぱいになる…。

「沈んだ時はどうするんだったか…。
シャカの所に行くのが面倒ならば、今、此処で俺が…。」

「分かってます。分かってますってば。」

「酷な事を強いているのは分かっている…。だがな…。」

「それも、分かってます…。」

分かっているけど…。

「一人にさせる方が良いんだろうけどな…。お前が…、カミュの墓石にしがみつく姿を見ているとな…。お前も…、な…。」

確かに…。そうなる方が…、せめてもの償いになるんじゃないかと、思ってしまう事も有ります…。

「だから…な。要らん世話かも知れんが…、………。」

「分かってます…。分かってます…。」

分かっている。分かっているけど、割り切れない…。割り切れないけど、分かっている…。
そんな、悲痛な目をしないで下さい。
貴方迄、そんな…。俺のせいで、そんな…。また、俺のせいで…。貴方迄…。
行き場の無い、決着の付けようの無い、割り切れない感情が溢れる。
気が付けば、俺は、目前で屈んでいるこの人の首に両腕でしがみつき、顔を埋めて止まる事の無い涙を流していた。

中腰で居たミロは、不意に加えられた力で尻餅を着く。
自分にしがみつき泣く少年を引き剥がすでも無く、相手の好きにさせる。
立てた両膝の間で泣きじゃくる少年の背に腕を回し、優しく背中を叩きながら頭を撫でてやる。

今は自分の感情をさらけ出せば良いと思いながら、何時か、昔に、似たような経験をした様な記憶が有るな、と、ぼんやり思う。

続く。


海から戻った俺は…脱け殻の様な毎日を送っている…。
何故か?と、問われても答えを口に出すのも嫌だ。

毎日の様に我が師の墓石にしがみつく俺を無理矢理立ち上がらせ引き摺る人物は…
シャカ。
慈悲の心など持ち合わせていないと自負するだけ在って、遠慮も容赦も全く無い。
よく、瞬は毎日こんな人を相手に訓練していたな、と、改めて敬意の意を込めて思ってしまう。
四肢を投げ出し仰向けにバッタリと大の字に倒れた。その体制のまま顎を上げると、目に入ったのは、天地が逆さになった腕を組んで内面を悟れない様な表情で真っ直ぐに俺を見詰めるミロの姿。

ミロの横に立つアイオリアが、ミロの肩を軽く叩くと姿を消した。

何だろう…?

アイオリアが去ってから暫くすると、ミロもシャカに視線を移すとその場を去って行った。

一体、何なんだろう…?

「私の声が聴こえるかね?」

シャカに話しかけられて、掠れたやっとの声で返事を返す。

「皆、君の事を心配している。だが、下手な慰めは君の耳にも心にも届かぬであろう。こう言う時は拳で語るのが一番であろう。
何故私が抜擢されたかは、自分で考えるのだな。
沈みこみ余計な事を考えてしまう時は私を尋ねて来たまえ。このシャカが相手をしてやろう。」

何?その死刑宣告…。
落ち込んだら〆られる。落ち込むなって事かよ…。
無茶苦茶だよ…。でも、それも、皆に気遣われてるからなんだろうな…。
アイオリアの動きから察すると、発案者は…あの人か…。

自分ならば反発するだろう…。
アイオリアなら…、あの人も辛い生い立ちだったろうからな…、敢えて辛い記憶の有る者を宛がうと、逆に分かる様で分からないって反発するだろうな…。
アルデバランは俺を気遣ってしまうだろうし…。
後はムウかシャカ…。適任だよな、こう言う場合。自分で言うのも何だけどな…。
ムウは、色々有るだろうからな。現実的な色々と、師を亡くした過去と…。
やっぱり、シャカが一番適任か…。
落ち込んでる暇は無いから元気出せってか…。
無茶苦茶だよ…。
無茶苦茶だけど…、想われているって言うのは、ありがたいな…。

続く。

炊事しないと(-.-)半端な所ですいませんm(__)m




プリンセスプリキュアに新しいプリキュアさん増えてる。

キュアスカーレット?
良いお名前ですね!!!

敵から味方になったパターンか。
これ系は他のプリキュアより頭一つ以上強いパターンだよね。
衣装も他のプリキュアより、より一層ドレスアップ。
うん。今迄の後から仲間になるパターンに当てはまってますね。

で、だ。
そのスカーレットさん。スカーレットだけあって炎の技使うんですね。
技使った時に、スカーレットさんの後ろに炎の不死鳥が!
技名もなんちゃらフェニックスとか言ってますわ。
でね、
その炎の不死鳥が浮かんだら、蠍座長女が「暑苦しい(-_-)」って。
炎の不死鳥が暑苦しいって、一輝兄さんの事ですかぁ!?(笑)
思わず、「『暑苦しい(-_-)』って…」って、やや笑いながら言っちゃいましたよ。
いやいや、蠍座長女よ。あんたも結構暑苦し…何でも無いです…(゜m゜;)
水瓶座次女が間髪入れずに「冬ならフェニックスもなんたらかんたらでぇ………。」って言ってましたが、
うむ。咄嗟に『冬』が出てくるあんたは流石水瓶座だ(笑)
プリキュア終わって直ぐに起きた獅子座三女は「プリキュアは?」と、
今終った所ですよ(´-ω-`)
朝寝坊な獅子ですねぇ(´-ω-`)
で、ムウ様みたいな事を言った所で、ムウ様と同じ誕生日の旦那さん帰宅。
さらばです(・ω・)ノ




「君との会話が噛み合わない…。おそらく…何か忘れた事が有るのだろう…。
大事な事だったなら…本当にすまないと思う…。」

自分が忘れた事が分かるなんて…。過去にも度々有ったのだろう、か…。
一体、何故…。
多分、聞いても、教えてくれないんだろうな…。

また、一からやり直し…。
でも、歯切れ悪く渋っていたが、我が師の想いを知った理由…。
あれも、一時忘れていたっぽい…。でも、それも、思い出してたんだ…。何時か、俺の伝えた事も…。きっと…。

一からやり直しだったけど、今回は以前の様に俺の心が荒れ狂う事は然程無かった…。
即答で答えは無くとも、即答で拒否される事は無かった。希望も有る。そんな希薄な望みでも、僅かな功績ってか、実績ってか…。それは間違い無く、俺とミロの間に有った事実。
それも有るけど、有事にそんな事言っていられ無くなったんだ…。
何度か想いを再び伝えようと思ったんだ。でも、沙織さんが海皇の所に乗り込んでしまったから、俺はアテナの聖闘士。アテナを護る為に、地上の人々の為に闘います。
貴方は俺が護るなんて言える様な人じゃないけど…。海皇の元に乗り込めない貴方に代わって、…あの時、俺の盾になってくれた様に、俺が貴方を…。貴方だって、地上に居る人だ。俺が貴方を護ります。
必ず、アテナと共に生きて帰ります。
貴方がくれた貴方の血。俺、まだまだ貴方に護られているけれど、俺に力を貸して下さい。
貴方も俺と一緒に闘って下さい。

俺、伝えようと思ったけど、伝えなくて良かったの、かもな…。
気持ちを伝えられたミロが、聖域で残って居る時、何を思うか…。
貴方はアテナの聖闘士。そんな私情を持ち込む様な事はしないだろうけど…。それでも、自分が残って俺が、俺達が乗り込む事で、少しでも辛い想いになるのならば、伝えなくて良かったのかも…。
我が師も、きっと、こんな気持ちだったのだろう…。

海皇の元で、俺が絶望を味わう事になるとは露にも思わず、ミロの血と共に、それを糧に、勇んで乗り込む。

続く。


虚脱感2

2015/07/18

何で、急に、君って…。

「どうした?」

「『どうした?』って…、この惨劇の跡が目に入らないんですか…?」

「ああ…。おそらく、アイツだろうな…。まさか、生きて目の前に現れるとはな…。
あの男と向き合って、良く俺も、君も、無事で済んで何よりだ…。」

「分かるんですよね!?」

「?。ああ、今、目の前で起きた事じゃないか。何を言っているんだ?」

「じゃあ…、じゃあ、どうして俺の事を君って呼ぶんですか!?」

「?。おかしな事を…。君は君だろう?」

「………。」

「どうした?」

「では…、教えて下さい…。貴方はどうやって…我が師の想いに気付いたんですか…?」

「?。カミュ…?
さて…?おそらく、俺がそれ相応の年齢に成長したからではないか?…と、思うがな…。
もっと早くに気付いてやる事が出来たならな…。悪い事をした…。」

違う…。違う。貴方はそんな感じの事を言って無かった…。何故、急に…。

「?。氷河?」

不思議そうに俺の顔を見詰めるミロは、思い立った様に周りを見回し、舌打ちをした。

「またか…。まさか、アイツが…。ニオイスミレも跡形も無く消し飛ばされたか…。サガに対する…か…?どうして、アイツが…。」

ミロはボソリと呟く。

「何の事、ですか…?さっきの奴は誰なんですか!?」

「すまないな。詳しくは言えんが…、君にも酷い事をしているのかも知れないな…。申し訳ないのだが…。覚えてないんだ…。」

続く。



プロフィール

尾羽っSUN

Author:尾羽っSUN
オバハンが言いたいけど他で言えないって事をほざいてます。
主に腐話。主に聖闘士星矢。主に脳内妄想。
カミュミロが主のミロ受けがメインです。
他にはぶちまけたい愚痴とか、大好きなゲームの話題とかetc.

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