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しっかり付いて来いよ!

2014/10/07

そんなこんなで、皆が体験した事がない様な平和と言う名の温い毎日が始まった。

私は生前と同じ様に暇さえ有れば四六時中ミロに張り付いていた。それが私には当たり前の事だったからだ。
流石にトイレや風呂に付いて入ろうとしたらミロに遮られたが…。否、生前の私は…流石にこのミロ専用SE/COMな水瓶座のカミュとて、そんな最もプライベートな一時には同行しなかったとも。私は構わなかったのだがな…。
仕方がないであろう!私とミロの最大の壁、親友と言う名のイチャコラしちゃ駄目よな、私にとっての手枷足枷を引きちぎり、今度は親友を越えたイチャコラしてもOKよな、恋人と言う名の関係になろうと意気込んで黄泉返りしたと言うのに!ミロの養父よろしくの双子の一人が、私やミロが幼かった頃の様に近付いて来るのだから…。善人の様な笑顔を顔に張り付けてだ!悪の人格が消えたと聞いたが私は騙されんぞ!貴様はあの時、事もあろうに私のミロに必殺技をくらわせただろうが!絶対に許さん!聴覚しか残っておらずに視覚はなくともミロだけは、意地でもミロだけは見てやる!と言う私の執念でミロだけは見えていた私が、その必殺技でミロのアンダーの内腿が破れて何と官能的!サガGJ!!!とか思った事は銀河の遥か彼方に999に乗せて旅立たせて、許さんぞ!!!
女性聖闘士じゃあるまいし、そんな仮面剥いでしまえ!と、思うが、口には出せん…。奴の事だ、剥げとか言われた日には態と、絶対に態と聞き間違えて自分の衣服を嬉々として剥ぎ取るに決まっている。
それよりもだ!双子の一人よりも、片割れの方だ!あの男の発する小宇宙は危険だ!狼さんが赤ずきんちゃんをお花畑に誘った様に、お花畑の様なネオンが輝いてそうな部屋の中身のメインはベッドですな建物に誘おうとしている様な小宇宙だ。むぅ!奴が狼さんなら、私は猟師さんだ!必ずやミロを狼さんから守り抜いてみせる!!!
………、猟師さんが活躍するのは赤ずきんちゃんが喰われた後ではないか!それでは遅過ぎる!むぅ!使えぬ男よ!あの猟師さんは!

「………カ、カミュ……?執務中に机を、ダンダン両拳で殴るのは…止めてくれない、か?つ、机が揺れて仕事しにくいのだが…。」

「むぅ。すまない、シュラ…。少し考え事をしていて気が付かなかった。」

「い、いや…。止めてくれれば良い…。」
(どうせ、ミロの事とか、ミロに近付く奴等の事でも考えてたんだろう…。)

教皇の間に居た執務に勤しむ他の者達は、お互いに机を叩き始めた時に止めれば良いのに、と、触らぬカミュに祟りなしとお互いに責任の押し付け合いを心の中でやりながらいそいそと手を動かし続けていた。それを離れた位置から見ていたカノンはフッと鼻で笑い、黙って書類に向かい黙々と仕事を続ける。
そして、カミュ絡みで何時も貧乏クジを引かされるのはシュラの役目だ。宮が隣の時点で引っ越す事が出来ない迷惑な隣人問題を抱えて住み続ける家人の宿命だ。

「皆、疲れただろう。お三時にでもしないか?」

そこに、檸檬の入った籠を抱えたサガとグラスと蜂蜜の瓶を乗せた盆を持つアルデバランが姿を見せた。

「アフロディーテとデッちゃんが焼いたクッキー♪美味しいぞ~♪」

それが入っているのであろうバスケットを携え、嬉しそうにミロが入って来た。

「おい、ミロ。あんまり振り回すなよ。割れちまうだろう。」

その後を少し遅れてアフロディーテとデスマスクが姿を見せた。
デスマスクの言葉に、「ごめ~ん。」と言いながら振り返り、前を向いたミロは盆を持ったアルデバランの肘にぶつかった。

「あっ…。」

誰もがそう発した時に、既に籠を机に置いていたサガが盆の上のグラスを押さえ、盆の上から揺らめいて落ちた水差しをアイオロスが素早く移動し空中でキャッチした。
が、ミロの頭上直ぐ上で傾いた盆の上の蜂蜜の瓶は運悪く蓋が緩かったらしく、ミロの前頭からドロ~リと垂れる。

「………。」

皆が沈黙し、静かになった室内。

「だ、大丈夫か?蓋がきちんと閉まっているか確認しなかったせいだな、すまんかったな、ミロ…。」

「大丈夫だ。アルデバランは悪くない。気にするな。まだ、蜂蜜残ってる?」

「あ、あぁ。それは大丈夫だ。」

「俺の不注意で、皆に迷惑かけたな。悪かった。すまない。」

ミロは皆に謝罪の言葉を向けると、前髪からベットリドロ~っと顔に垂れる蜂蜜を手の甲で拭う。
拭った手の甲を手首辺りから舌で舐め上げ、舌で押し上げられ溜まった蜂蜜を指先辺りで指先を口に食み、チュパッ…と音を立てて軽く吸い上げ蜂蜜を舐めとった。

「ん♪甘くて美味い♪」

ミロはニパッと満面の笑みを見せる。

「どれ…?」

そう言って、アフロディーテは、ミロの顎から滴り落ちそうな蜂蜜を人指し指先で頬の辺りまで掬い取ると、その指を口にする。

「ん…。甘い。今の君は甘~い蜂蜜林檎ちゃんだ。」

「林檎ちゃんって言うな。このっ。」

ミロは蜂蜜でベタついた辺りをアフロディーテに抱き付いて擦り付けた。

「うわっ!や、止めなかいか!ミロッ…!」

「や~、もう!ベタベタ!」

キャーキャー言いながらヌルヌルになって楽しそうにはしゃぐ二人。
何、これ?蜂蜜まみれのキャットファイト?みたいな会場の様になっていた、ザ・ワールド!時よ止まれ!みたいな面々のその場を

「お二人共、自宮に戻って綺麗にしてきたらどうですか?」

ムウの一言が時を進めた。

「あ、あぁ…、悪い…。」

「すまないね。そうさせてもらうよ。」

二人はその場を後にし、それでも、「おりゃっ」とか「とりゃっ」とか発しながらヌルヌルベタベタを擦り付け合いながら自宮に下って行った。

その二人を見送るシーンとなった室内で

「お前等、おかずに困らねぇな。」

と、誰に向けて言ったのか、デスマスクが机に両足を乗せて、椅子に腰掛けながら煙草にシュッと火を着けた。

続くぞ。







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おうよっ!

どこまでもついていきますぜ、アニキ!!(;゚∀゚)=3ハァハァ
ミロりとディーテたまは兄弟みたいにラブくてカワイイのですvV
そんなほのぼのした二人を汚れた目で見ている人々が……!!(爆)
アルデバランたんが登場してて何気に嬉しい♪
カミュよ、頑張って親友から一歩先へ進むんだぞー!(笑)
でも双子にも頑張って欲しい我輩なのでした☆(`ω´)グフフ
プロフィール

尾羽っSUN

Author:尾羽っSUN
オバハンが言いたいけど他で言えないって事をほざいてます。
主に腐話。主に聖闘士星矢。主に脳内妄想。
カミュミロが主のミロ受けがメインです。
他にはぶちまけたい愚痴とか、大好きなゲームの話題とかetc.

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