FC2ブログ

今日も飛ばすぜぇ。

2014/10/08

誰に向けて言ったか分からないが、自分に向けて言われたと自覚のある者達が数名居たが、その内の一人、妙に海が似合う男がデスマスクに振り向き親指をグッ!と立てた。

自宮に向かい階段を下っていた二人だったが、

「自宮迄そのベタベタのままじゃ気持ち悪いだろ?私の所で風呂に入っていけば良い。」

「良いのか?サンキュー!一刻も早くさっぱりしたかったんだ。」

「だろうね。」

アフロディーテの自室にお邪魔し、脱衣場で蜂蜜でベタベタになった衣服を脱いでいた時、二人はこんな時、瞬時に脱衣出来るサガを少し羨ましく思った…りはせずに、 上衣を脱いだ。

「汚れ物は私が洗っといてあげるよ。着替えも貸してあげよう。少々きついかも知れないけど、自宮に戻る迄位なら良いだろう。」

「ん。色々ありがとな。」

「気にするな。
………、それにしても、君も苦労するな…。」

「ん?何が?」

「私は、君や皆と同じ様にあの子も幼い頃から可愛い弟だと今でも思っている。だから、あの子の想いを成就させてやりたいとは思う。
だが、あの人も苦悩した分今度こそ平坦に満ち足りた毎日を過ごさせてやりたいとも思う。」

「アフロディーテ、何の事言ってんの?」

「けどね、私の美しい薔薇に害虫が浸くのを我慢ならないのと同じ様に、私の愛でたい美しさを持つものに虫が浸くのも我慢ならないんだよ。分かるかい?」

「ん~?んん~?」

何を言ってるか分からないと言う様な返事をしたが、ミロはイタズラっぽい目をする。

アフロディーテはミロに近付き、顎から滴り落ちそうな蜂蜜を舐め上げ、ミロの下唇の寸の所で舌を止めると

「フフ…。悪い子だ…。」

そう言い、ニヤリとした笑いを浮かべた。

場面はそれから数日後

「ミロ、何をしている?」

「ん~?膝枕?」

「何故、その男がミロの膝枕で寝ている?」

「ん?俺の所に遊びに来たから?」

「それでは答になっていない!」

「ああ、経緯?
えとな…。カノンが俺の所に遊びに来て、並んで座って話してたら眠くなったってそのままゴロンと。」

「そんなかいつまんだ経緯が有るか!」

「そのままを話したのに…。ってか、カミュ、声がデカイ。カノンが起きるじゃん。」

「起きる!?お前はこの男が自主的に起きる迄ジッと膝枕しているつもりだったのか!?何が起きるだ。そんなものとっとと叩き起こして放り出してしまえ!と言うよりも、眠くなったと言った時点で追い返せ!訪ねて来た時点で追い返せ!部屋に上げるな!扉を上げるな!」

「煩いですよ?冷静沈着な氷の聖闘士様?」

何時から起きていたのか、それとも、最初から寝てなどいなかったのか、カノンがニヤニヤした笑みを口元に浮かべ、ミロの膝の上に頭を乗せたままカミュを見上げる。

「なっ…、貴様っ…。」

「あ、カノン、起きた?カミュが煩かった?」

「何だ、ミロ!?その幼子に語りかける様な感じは!?」

「ん~、煩かった…。」

カノンはゴロリと寝返りをうつ様にミロの膝の上でうつ伏せなる。両腕で腰を抱くのも忘れずに。

「貴様っっ…。」

しかし、スッと起き上がりミロの横に座ると、ニヤニヤした表情のままカミュを見上げ、

「しかし、普段あんなにクールな物言いをするカミュも、ミロの前ではえらく感情を出すんだな。」

スッと立ち上がり、カミュの横で

「随分と余裕がないんだな。」

ボソリと囁く。

「意外だろ~?熱いカミュなんて滅多に見れないぞ?カノン得したな?」

「ミロ…!」

カノンはククッと笑うと、

「ああ、得したよ。ミロ、邪魔したな。」

後ろ手で手をヒラヒラさせながら、そう言いながら部屋を後にした。

(ああ。面白い良い物見せてもらえたさ。)

後ろ向きでミロ達から表情は見えないが、嘲笑する様な笑いを口元に浮かべ、鼻で笑う。

「またな~。」

続くんですよ。






関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

尾羽っSUN

Author:尾羽っSUN
オバハンが言いたいけど他で言えないって事をほざいてます。
主に腐話。主に聖闘士星矢。主に脳内妄想。
カミュミロが主のミロ受けがメインです。
他にはぶちまけたい愚痴とか、大好きなゲームの話題とかetc.

最新トラックバック
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ