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カミュミロが降臨りて来たので行く。

2015/06/22

抜ける様な蒼に消える様な薄雲では無く真っ白な、子供ならばワタアメやソフトクリーム等と楽しげな歓声を上げる様な厚い真っ白な雲。そんな蒼天に煌めく太陽の輝き。絵に描いた様な晴天が頭上に広がる爽やかな日中。
誰もが気分爽快になる様な快晴の下、木陰の下、樹の幹に凭れ座り込みうつらうつら船を漕ぐ男が一人。

「こんな天気の良い日に居眠りとはね…。君には呆れるよ。」

その声にハッとして声の主の顔を見上げる。

「随分と寝起きは良い方の様だね。昨夜は夜更かしでもしたのかい?」

「否。夜更かしをしたつもりは無いのだが…。ここ最近夢見が悪くてな…。眠りが浅いんだ。きちんと寝た気がせん。」

「昨夜だけでは無いのか?それは…、こんな天気の良い日中に居眠りもしてしまうだろうな。」

「肯定してくれてるのか、嫌味が言いたいのかどちらなんだ?」

「半々だね。木陰で居眠りなら良いが、教皇やサガの前で執務中に船を漕ぐ様な事になったらどうなる事か…。」

「………だよなぁ。のんびり出来る時なら問題無いが、居眠りなんてもっての他って時だとなぁ…。
今夜は熟睡出来れば良いのだが…。」

「只の呑気な話かと思いきや、結構深刻な問題の様だね。
荒療治だが、君に安眠をプレゼントしてあげようではないか。」

「荒療治?嫌な予感しかしないなのだが…。」

「んっふ。案ずる事は無い。魔宮薔薇に埋もれて眠れば他愛も無い問題さ。」

「否々。他愛も有る有る。安眠出来ても翌朝迎えられ無いのは困るから。」

「ふぅ~…。君は何時も何かがおつむから一つか二つ抜け落ちている様だねぇ。
君には毒の耐性が有るだろう?毒に蝕まれ無い者にとっては魔宮薔薇の香気は究極の安らぎの香りだよ。
ジャスミンもカモミールもラベンダーも目じゃないね。」

「そうなのか?」

「勿論だよ。お陰で私は毎晩安眠快眠。一度眠りに就くと翌朝迄ぐっすりだよ。」

「なるほどなぁ…。だから、アフロディーテは割りと大きいのに夜尿症が治らなかったんだな。」

「ぐっ…。そんな大昔の話は今はどうだって良いんだよ…!
まぁ、良い…。今夜、君の寝室を魔宮薔薇で埋め尽くしてあげよう。寝入る迄私が寝物語でも語ってあげようでは無いか。」

この顔に靡かぬ者などいない。と、言う様な表情で言葉を紡ぐアフロディーテ。

「………。随分と色気の有る寝物語になりそうだな…。ま、安眠出来る事を期待してるよ。」

「んっふ。」

色香の漂う笑みを浮かべアフロディーテは髪を翻し颯爽とその場を去って行った。

そんな日中から時も過ぎ日が暮れた頃、昼間居眠りをしていたミロは自宮に戻っていた。

続くのさぁ。








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プロフィール

尾羽っSUN

Author:尾羽っSUN
オバハンが言いたいけど他で言えないって事をほざいてます。
主に腐話。主に聖闘士星矢。主に脳内妄想。
カミュミロが主のミロ受けがメインです。
他にはぶちまけたい愚痴とか、大好きなゲームの話題とかetc.

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