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憑り10

2016/10/07

翌朝、目を覚ましたミロは、目覚めた姿勢のまま寝乱れた衣服も乱れきった髪も気にも留めず、時折瞬きをするも虚空を見つめる様な虚ろな目で、ピクリとも動かず横たわっていた。

その姿勢のままどれ位の時間が経ったのか…
時折シーツが擦れる音が鳴り、動く気配を見せる。
動く気配を見せるが、横たわる姿勢のまま非常に怠慢な動きでズルズルとベッドの端に移動する程度であった。

長い時間かけて移動したミロは、ゆっくりゆっくり足をずらしてベッドの下、床に爪先を着ける。
床に着いた爪先を非常にゆっくりとした動きで滑らし、次に膝を床に下ろす。

起きなければ…
動かなくては…
昨日迄と何も変わる事の無い平凡な日常を過ごさなくては…

そう思い、体を動かそうとするが、体が重い…
今迄経験した事も無い様な倦怠感が全身を襲う。
だが、その倦怠感は本当に体が怠いからか?内なる物の方の怠さなのか…?

一晩で酷く窶れた様な気持ちになる…。

重い体と心を引き摺って、熱いシャワーを浴びに行く。

鏡に写る自分の姿は…
代わり映えは無い。
周りの者も「少し疲れが出たか?」と、口にする者がいるかも知れない程だろう。
だが、それでも酷く窶れた様に見えるのは、己の内なる物のせいか…?
自分は虚空を通して見ているせいか…?

(大丈夫…。何も変わらない…。)

自分を鼓舞するも、所詮は偽りの鼓舞…。
指先が僅かに震える…。
震える指先を無理矢理抑え込む様に力を込めて拳を握る…。

こんな状態で…
もし、顔を会わせば…

力を込めて拳を握った腕を逆の手で力を込めて掴む。

(カノンと顔を会わすのが…、………恐ろしい………。)





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非公開コメント

No title

気になる気になる気になる!!!!!
傍目にはG行為しているだけなのだけど、実は強制的っていうのがエロティック!!
(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \
カミュの幽霊にヤラレちゃって、告白してきたカノンと対面とかすごい展開になってきました!
どうしよう、続き早く読みたい(/ω\)イヤン  
プロフィール

尾羽っSUN

Author:尾羽っSUN
オバハンが言いたいけど他で言えないって事をほざいてます。
主に腐話。主に聖闘士星矢。主に脳内妄想。
カミュミロが主のミロ受けがメインです。
他にはぶちまけたい愚痴とか、大好きなゲームの話題とかetc.

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